気になるあの本をチェック!
なぜ株の上手い人はIRセミナーに集まるのか
答えてくれた人
星海社 編集者 八木信彦さん
著者ってどんな人?
yamaさん(Kabu Berry 主宰)
上場企業と投資家、相互の理解を深めることを目指した「対話型」IRセミナーのパイオニア。2006年、名古屋で自ら立ち上げた個人投資家の交流会を原点に、登壇する企業への質疑応答の時間をたっぷりと取ったIRセミナーを手作りで育ててきた。現在では、名古屋、東京、大阪、そしてオンラインで年間150回以上のセミナーを開催している。これまでに登壇した企業は250に達している。
どんな人にオススメ?
・投資初心者または未経験者の人
・投資情報が多すぎて何を信じていいか分からない人
・投資をしているがイマイチ利益を上げられていない人
・納得して銘柄選びをしたい人
一言で言えば、「SNSの情報に振り回される投資から卒業したい人」です。
投資本を何冊読んでも「結局、自分で腹の底から[これだ!]と納得できる銘柄はどう探せばいいの?」と悩んでいる方に、ぜひ「一次情報」の重要性と接し方を知っていただきたいです。
特に初心者の方にとっては、「投資の解像度」が一気に上がるという効能があります。ただ指標や数値を追うのではなく、「企業が何を考えていて、株の上手い投資家がそこにどう切り込んでいくのか」という生のプロセスが分かる。これを知ることが、結果的に「自分の頭で考えて銘柄を選べる「上手い投資家」になるためのいちばんの近道になると思っています。
この本の、ここが読みどころ!
特に注目していただきたいのは第4章と第6章です。
第4章では、実際の「対話型IRセミナー」の紙上再現に挑戦しました。実際の質疑応答の臨場感と具体性を体感していただくため、たっぷりとページ数を割いています。
質疑応答の中身があまりに濃密だったため、結局「ごく一部」にとどまってしまうほど、熱量の高いやり取りをぜひお伝えしたかったのです。また、登壇企業のご担当者がセミナーにどんな狙いを持っていたのかを明かすインタビューも必読です。
そして第6章では、こうした手作りの対話型IRセミナーがどのように根を張り、育ってきたのかという、著者・yamaさんのリアルなストーリーが披露されています。
一人の投資家の情熱から始まった取り組みが広がっていくドラマとしても、ぜひお読みいただきたいポイントです。
編集者の制作秘話
実は企画がスタートした当初は、投資家のみなさんに向けて「IRセミナーでお宝銘柄を探そう!」というイメージで進めていました。
しかし、制作を進める中で、著者・yamaさんの「個人投資家と機関投資家の間にある情報格差をちょっとでも減らしたい」という強い思いに何度も触れました。その熱量を感じるうちに、「この対話型IRセミナーって、登壇する上場企業にとっても、極めて大きな可能性を秘めているんじゃないか…!」という気持ちがどんどん膨らんできました。
結果として、個人投資家さんだけでなく「IRに力を入れたい企業のみなさんにもぜひ読んでいただきたい!」と、欲張りな一冊となりました。
対話型IRセミナーを通じて、企業と投資家がお互いを深く理解し合えるきっかけになり、少しでもフラットで良い株式市場づくりのお役に立てたらうれしく思います。
「自分の頭で考えて銘柄を選べるようになりたい」という投資家のみなさんはもちろん、「そうした投資家と信頼関係をしっかりと築きたい」とお考えの企業IR担当者さんも、ぜひ気軽に手に取ってみてください。
