「日本株は100株単位で売買」という古い思い込み、捨てよう

 日本株は、長い間、100株単位でしか売買できませんでした。東京証券取引所の売買が100株単位となっているからです。でも、今は違います。1株から購入できるサービスがあります。

 楽天証券の「かぶミニ」を使えば、一部の銘柄を除き、日本株を1株単位で売買できます。

 ところが、いまだに日本株売買は100株単位と思い込んでいる方もいます。100株買おうと思うと、株価2,000円の銘柄ならば、20万円必要です。そんなに大きな金額をいきなりドカンと買うのはリスキーです。

 売る時も同じです。100株持っているとして、株価が上昇してきたところで1回で100株全部売ってしまうのは、ちょっと雑な売り方です。10株や20株など、こまめにチョコチョコ売った方が、後から振り返って良い売り方だったと思えることが多いと思います。

 ただし、悪材料が出た時に急いで売るのは話が別です。そういう時は、保有株全部、成行でさっさと売ってしまった方がよいといえます。

5回に分けて買い、5回に分けて売る習慣をつけよう

 これからは、日本株は1株単位で売買する習慣をつけましょう。買う時は5回に分けて買い、売る時も5回に分けて売る習慣を身につけましょう。それだけで、売買タイミングはかなり改善するはずです。

 100株買いたいならば、まず20株買えばよいわけです。20株ずつ5回買えば、100株になります。100株売りたいならば、20株ずつ5回に分けて売ればよいわけです。

 なお、「5回」はあくまでも目安です。相場環境によっては、2回でも3回でも4回でも構いません。1回でドカンとやらないで、何回かに分けてチョコチョコやるということが大切で、何回に分けるかは臨機応変に決めてください。

個人投資家は逆バリが多い

 なぜ5回に分けて買い、5回に分けて売るとよいのでしょう? 個人投資家は「逆バリ」売買が多いからです。下がってきた銘柄を買い、上がってきた銘柄を売るのが、逆バリです。

 みなさまは、「下がってきた銘柄を買ったら、さらに下がってしまって辛い思いをした」、あるいは「上がってきた銘柄を売ったら、さらに急騰して残念な思いをした」ことがありませんか? 逆バリ売買が染み付いているならば、そういう経験をたくさんしているはずです。

「下がった銘柄を買う、上がった銘柄を売る」のは基本的に悪くないことです。安くなった時に買い、高くなった時に売るのは、健全な投資感覚ですから、その感覚は大切にしましょう。

 ただし、そうした逆バリ売買を、いきなり100株単位でドカンドカンとやるのは、やめた方がいいということです。1株単位でチョコチョコ、にしましょう。