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やってはいけない資産形成
NISAで海外株式を保有する40歳会社員、円高による評価額の目減りで不安の日々…。「円高」を「好機」に変える三つのアプローチ
西崎努
株式会社OAGウェルスマネジメント
2026年8月に28年ぶりとなる日米の為替への協調介入が実施されました。それに加えて日米の金利差縮小見通しや日銀の利上げ観測などをきっかけに、一時、米ドルは160円台から150円台へと急速な円高が進みました。新NISAなどで外国株・外貨資産を保有する個人投資家の間では評価額の目減りに対する不安が高まっているようです。
お悩み
冨永祐二さん(仮名)・会社員・40歳男性(共働き、子どもは3人)
最近、米ドルに対して円高が進んでいるニュースをよく目にします。
冨永さんはこれまでNISA(ニーサ:少額投資非課税制度)を利用した積立投資で米国や全世界などの海外株式に投資をしてきたのですが、急激な円高に動いた為替の影響で資産の評価額が下がって不安になってきました。
円高の時期は、投資を一度ストップした方がいいのか? それとも、何か別の投資先に変えるべきなのか? これからどう対応していけばいいのかに悩んでいます。
投資を始めた当初はまだ投資額も少なかったので、積立投資はほっとけばいいと割り切ることができましたが、年数が経ち、投資額もある程度増えてきたことで、投資信託の価格変動が気になってきました。
これまでは株価の値動きばかり気にしていましたが、為替の影響も考えなければいけないとこれからの対応に悩んでいます。
冨永さんのように海外資産へ投資をしている人が、為替変動が気になってきた時にはどんな対応が考えられるでしょうか?
為替変動に対するアプローチを知っておくことが大切
このように、急な為替の変動があると「このまま投資を続けていて大丈夫だろうか」と心配になりますよね。為替相場が円高傾向に振れると、「保有している外国株や外貨建て資産の評価額が下がってしまう…」と不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
特に、円安局面から投資を始めた方の中には、初めて経験する「円高による資産減少」かもしれません。しかし、焦って投資資産を売却してしまう前に、円高局面だからこそ取れる選択肢と正しい考え方を知っておくことが大切です。
確かに、円高局面では為替差損が重荷となりますが、適切な対策や考え方を持っておけば、「資産を整える好機」に変えることができます。
そこで今回は、円高に負けないための実践的な「三つのアプローチ」について分かりやすく解説します。
西崎努
株式会社OAGウェルスマネジメント
2007年にSMBC日興証券に入社、CFP資格も保有する全国トップセールスとして活躍し、
シンガポール・ロンドンでの海外研修も経験。帰国後はIPOや公募増資等の引受業務に従事する。2017年に独立し、リーファス株式会社を設立。資産形成層から富裕層まで幅広い相談者へ証券・保険・不動産などのアドバイスを提供している。
2026年より税理士法人を中核としたOAGコンサルティンググループに参画し、現社名に変更。現在は資産運用・管理だけでなく相続や事業承継、ライフデザインを意識したウェルビーイングなどお客様の「生涯の資産パートナー」となるべく活動している。
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