金相場は反発。

結果的に1,245ドルにあるサポートを維持して反発し、上昇基調は維持されている。

米上院共和党が医療保険制度改革(オバマケア)代替法案の採決延期を決定したことを受けてドルが急落したことが、金の安値拾いの買いにつながったといえる。前日は6週間ぶりの安値を付けていたが、いまだに金相場の下値はしっかりしている。

イエレンFRB議長は、金利を徐々に引き上げる方針を改めて示し、インフレが引き続きFRBの目標を下回って推移していると指摘した。しかし、FRB関係者の今の発言は、9月利上げを市場に織り込ませるためのテストであり、実際にはインフレが上がらない中での利上げは理由がない。結果的にドルの上値は重くならざるを得ず、これが金相場の下値をしっかりと支える構図は変わらないだろう。また、株価がやや不安定になっていることも、安全資産としての金買いを促す可能性がある。また、ユーロ高も金相場の支援材料である。

ドラギECB総裁が、量的緩和策の縮小を開始する可能性を示唆したことを受けて、ユーロが対ドルで上昇しており、ドル建て金相場の割安感につながっている。結局、金は下がらないということになる。

非鉄相場はおおむね堅調。

ユーロ高・ドル安の進行や中国の需要回復期待を背景に上昇している。アルミは1,870ドルの重要なサポートを維持して1,880ドル台に戻したことは大きい。銅も5,800ドルを明確に超えており、基調は上向きに転じている。ニッケルも9,230ドルまで上昇。9,280ドルを超えると中期的な下落トレンドから脱することができる。そうなると、9,800ドルを目指すことになろう。亜鉛も2,750ドルまで上昇して高値を更新。明らかに基調は上向い意に転じている。鉛も大幅高で、2,285ドルを超えた。明確に強基調に入っており、非鉄相場の地合いはかなり好転している。

中国の製造業の収益性が改善し、非鉄金属の需要回復への期待感が広がっているようである。

原油は4日続伸。

ドル安を背景に買い戻しが入っている。一方、引け後に米石油協会(API)が公表した23日までの週の米国内の原油在庫は前週比85万1,000バレル増だった。市場予想は260万バレル減だった。ガソリン在庫は同140万バレル増で、市場予想は58万3,000バレル減だった。ディスティレート在庫は同67万8,000バレル増で、市場予想は45万3,000バレル増だった。

オクラホマ州クッシング原油在庫は67万8,000バレル減、原油輸入量は日量38万8,000バレル増の800万バレルだった。最近の下げがいかにやりすぎであるかが徐々に明確に明らかになってきそうだが、依然として水準は低いままである。

OPECは追加減産の決定を急いでいないことがOPEC代表者の話で明らかになったが、一部加盟国の減産合意からの除外適用の終了も急いでいないとしているもよう。OPEC代表者は一段の減産について「近い将来に検討される公算は小さい」と指摘したが、ロシアで7月に開催される会合で討議される可能性はあるとしている。

市場では、現在の原油安の背景には、減産合意の適用を除外されているナイジェリアとリビアの産油量の増加があるとみている。

減産合意の進捗状況を監視する5カ国およびサウジアラビアの石油相は、7月24日にロシアで会合を開く予定。11月の会合に向けて、減産合意の調整を助言する可能性があるとの見方が出ている。一方、ロシアのモロゾフ・エネルギー次官は、同国の6月の平均産油量は、昨年10月の水準から日量30万バレル超減少したとしている。