連休明けの日本株は堅調な米株市場の流れを引き継ぐ

 国内大型連休(シルバーウィーク)明けで、わずか2営業日だった先週の国内株市場ですが、週末25日(金)の日経平均株価は6万6,364円で取引を終え、前週末18日(金)の終値(6万5,018円)からは1,346円の上昇となりました。

<図1>日経平均の5分足チャート(2026年9月16日~9月25日)

日経平均の5分足チャート(2026年9月16日~9月25日)
出所:MARKETSPEEDII

 あらためて、先週の日経平均の値動きを5分足チャート(図1)で振り返ると、一段高で取引が始まり、6万6,000円水準を意識する展開となりました。さらに、前週の値動きも含めてチャートを眺めてみると、時折売りに押されながらも、着実に株価の下値が切り上がっている様子もうかがえます。

 結果的に、連休明けの取引再開を波乱なく迎えた格好です。こうした先週の日経平均の値動きの背景には、9月25日配信「ナスダック最高値更新でも手放しで喜べない理由 市場のゆがみと金利リスクを点検(土信田雅之)」でも指摘したように、国内連休中の米国株市場が上昇していたことが影響しています。

 中東情勢への不安や金利上昇懸念の一服、米メタ・プラットフォームズ(META)が9月にリリースしたAIエージェント「Muse(ミューズ)」の滑り出しが好調だったことが報じられたことで、AI・半導体関連銘柄で買われるものが増え、米ナスダック総合指数が最高値を更新しました。

 実際に、先週の日経平均の上昇幅(1,346円)に対する寄与度のランキングを見ても、物色の矛先が、アドバンテスト(6857)や東京エレクトロン(8035)、イビデン(4062)など、AI・半導体関連銘柄が中心だったことが分かります(図2)。

<図2>日経平均寄与度ランキングの状況【週間】

■日経平均の週間上昇幅:1,346円(9月18日と9月25日の終値比較)

<図2>日経平均寄与度ランキングの状況【週間】
出所:MARKETSPEEDIIデータおよび日経平均プロフィル公表の係数・除数を基に作成

 また、他の国内主要株価指数とのパフォーマンスを比較しても、日経平均の前週末比の上昇率が2.07%となっており、他の株価指数よりも大きいことが読み取れます(図3)。

<図3>国内主要株価指数のパフォーマンス比較(2025年末を100)(2026年9月25日時点)

<図3>国内主要株価指数のパフォーマンス比較(2025年末を100)(2026年9月25日時点)
出所:MARKETSPEEDIIデータを基に作成

 このように、足元の相場環境はAI・半導体関連銘柄をはじめとするグロース株が優位の状況が読み取れるため、目先は「引き続きAI・半導体関連銘柄の買いが続くのか?」と、「相場の上値が重たくなった際に、再びバリュー株が買われて相場を下支えできるのか?」の2つが焦点になりそうです。