パランティア・テクノロジーズの2026年12月期2Qは、92.7%増収、営業利益3.39倍。米軍向けの案件大型化と米国企業向けの顧客増加が寄与した。AIを組み込んだ情報システムの需要は米軍向け、米国企業向けともに多く、今期、来期とも大幅増収増益が続くと予想される。目標株価を240ドルとする。
毎週月曜日午後掲載
本レポートに掲載した銘柄:パランティア・テクノロジーズ(PLTR、NASDAQ)
1.パランティア・テクノロジーズの2026年12月期2Qは、92.7%増収、営業利益3.39倍。
パランティア・テクノロジーズ(以下パランティア)の2026年12月期2Q(2026年4-6月期、以下今2Q)は、売上高19.35億ドル(前年比92.7%増)、営業利益9.12億ドル(同3.39倍)となりました。前四半期比で増収増益が続いています。
売上高内訳を見ると、政府向けは9.90億ドル(同79.0%増)となりました。このうち米国政府向けは8.09億ドル(同89.9%増)と好調で、四半期ベースでの伸びが続いています。米国政府向けは国防総省、米軍等が顧客になっています。新規顧客の伸びは緩やかですが、リピート、新規とも発注が増加していると思われ、顧客当たり売上高も増加しています。
また、コマーシャル向け(一般企業向け)は9.45億ドル(同2.1倍)となりました。このうち米国向けは7.64億ドル(同2.50倍)と好調な伸びが続いています。AIエージェントに対する一般企業の関心が大きくなっていることを背景に、一般企業の顧客が急増しています。また、1顧客当たり売上高が緩やかですが増加しています。この結果、米国の一般企業向け売上高は大きな伸びが続いています。
大幅増収によって営業利益率は前4Q40.9%、今1Q46.2%、今2Q47.1%へ上昇しました。なお、今2Q当期純利益にはスペースX株の評価益が含まれています。
表1 パランティア・テクノロジーズの業績
時価総額 411,769百万ドル(2026年8月7日)
発行済株数 2,570.924百万株(完全希薄化後、Diluted)
発行済株数 2,393.869百万株(完全希薄化前、Basic)
単位:百万ドル、%、倍
出所:会社資料より楽天証券作成。
注1:当期純利益は親会社株主に帰属する当期純利益。
注2:EPSは完全希薄化後(Diluted)発行済株数で計算。ただし、時価総額は完全希薄化前(Basic)で計算。
注3:会社予想は予想レンジの平均値。
表2 パランティア・テクノロジーズ売上高内訳:四半期ベース
出所:会社資料より楽天証券作成
注:端数処理のため合計が合わない場合がある。
グラフ1 パランティア・テクノロジーズの顧客属性別売上高
グラフ2 パランティア・テクノロジーズ:直近12カ月間の顧客数
グラフ3 パランティア・テクノロジーズ:顧客当たり売上高
表3 パランティア・テクノロジーズの大口取引売上高
2.会社側は2026年12月期通期でも大幅増収を予想。
会社側の今3Q業績予想は、売上高21.62億ドル(前年比83.1%増)、調整後営業利益(ストックオプション関連費用控除前の営業利益)12.94億ドル(同2.15倍)です。引き続き大幅増収増益が続く見通しです。
2026年12月期通期でも、会社側は売上高81.54億ドル(同82.2%増)、調整後営業利益48.93億ドル(同2.17倍)と予想しています。
政府向けの顧客当たり(契約当たり)売上高が増加していることから米軍向け案件の大型化が進んでいると思われます。また、コマーシャル向けでは、米国企業向けが顧客数が急増し、顧客当たり売上高が緩やかに増加しています。米軍向けは案件大型化によって、米国企業向けは顧客数の増加によって、パランティアの業績を牽引すると予想されます。
このような状況から楽天証券では、パランティアの業績を2026年12月期は売上高84億ドル(同87.7%増)、営業利益40億ドル(同2.83倍)、2027年12月期は売上高136億ドル(同61.9%増)、営業利益73億ドル(同82.5%増)と予想します。
引き続き大幅増収増益が続くと予想されます。
表4 パランティア・テクノロジーズ売上高内訳:通期ベース
出所:会社資料より楽天証券作成
注1:端数処理のため合計が合わない場合がある。
注2:会社予想合計はレンジ平均値。
表5 パランティア・テクノロジーズの調整後営業利益(四半期)
出所:会社資料より楽天証券作成。
注:会社予想はレンジ平均値。
表6 パランティア・テクノロジーズの調整後営業利益(通期)
出所:会社資料より楽天証券作成。
注:会社予想はレンジ平均値。
3.パランティア・テクノロジーズの今後6~12カ月間の目標株価を240ドルとする。
パランティア・テクノロジーズの今後6~12カ月間の目標株価を240ドルとします。
楽天証券の2027年12月期予想1株当たり利益(EPS)2.84ドルに、同じく楽天証券の予想営業増益率82.5%増、PEG=1.0倍前後として想定株価収益率(PER)85倍前後を当てはめました。
中長期で投資妙味を感じます。
本レポートに掲載した銘柄:パランティア・テクノロジーズ(PLTR、NASDAQ)
決算レポート:パランティア・テクノロジーズ(米軍向け、米国企業向けとも好調)
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