先週までの振り返り:原油価格の上昇一服でゴム製品、空運業上昇。自動車、鉄鋼も強い!AI株の多い非鉄金属セクターが売られる!

 先週は31日(金)にAI株が激しくリバウンド上昇しましたが、週間で見ると光ファイバーや電子回路向け銅製品などAI関連株の多い非鉄金属セクターが業種別下落率ワーストでした。

 個別株では同セクターのけん引役だった古河電気工業が前週末比7.2%安、フジクラ(5803)9.2%安、三井金属(5706)3.0%安。

 先週7.3%安だった半導体ウエハのSUMCOが属する金属製品、12.4%安だった半導体ガラス基板の日東紡(日東紡績:3110)が属するガラス・土石製品も下落率下位に入りました。

 また日銀の利上げ見送りなどもあって銀行業が週間業種別下落率ワースト2位に。

 前年同期比43%の経常増益を発表した三井住友フィナンシャルグループ(8316)が4.9%安になるなど利益確定売りに押されました。

 一方、週間上昇率上位は原油価格の上昇が止まったことを好感して、ゴム製品や空運業がランクイン。

 今週7日(金)に決算発表予定のブリヂストン(5108)が6.7%高、減益決算を発表したもののANAホールディングス(9202)が5.6%高でした。

 自動車株や鉄鋼株など外需の割安株にも買いが集まり、サービス業、食料品、小売業など内需セクターも健闘しました。

 個別株では市場予想を大幅に上回る好決算を発表した「バイオハザード」のカプコン(9697)が17.8%高、同じく好決算のコナミグループ(9766)が12.7%高となるなど、AI株売りの局面でゲーム株の上昇が目立ちました。

 AI株の中では、通期の業績予想を大幅上方修正した半導体検査装置のアドバンテスト(6857)が12.3%高。

 他の半導体製造装置メーカーが軒並み2ケタの下落率となる中で独歩高しました。

 AI製品の需要拡大で通期業績予想を大幅上方修正し、年間配当を従来計画の600円から実に1,640円まで引き上げたトーメンデバイス(2737)が28.0%高するなど半導体商社株も値上がり。

 今週もサプライズな好決算を発表するAI株の登場が、AIバブル崩壊に対する過度な悲観論を和らげるかもしれません。

セクター・業種(上昇・下落)

銘柄 騰落率 備考・要因
ゴム製品 +6.08% 自動車関連株上昇の流れに乗る
空運業 +5.59% 原油価格の上昇一服を好感
その他製品 +4.88% 任天堂(7974)、バンダイナムコHD(7832)などゲーム株がけん引
銀行業 ▲5.16% 日銀利上げ見送りで利益確定売り
非鉄金属 ▲5.65% AIツルハシ株が続落
注:▲はマイナスを示す