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アシックス vs ミズノ スポーツのビッグイベントが続く2026年 国内2強スポーツメーカーなら どっち?

2026/7/14 17:25

 2026年はスポーツイベントが続き、アシックスとミズノが注目されています。アシックスは「オニツカタイガー」の成功やグローバル展開で高成長を遂げPER31倍と評価は高く、期待値も大。対するミズノはPER14倍と割安で競技用具の強固な収益基盤を持ちますが、需給面や海外売上比率で課題があります。成長性か割安感か、選択が分かれる局面です。

目次
  1. 今回のお題 2強国内スポーツメーカー
  2. 銘柄A:アシックス(7936)
  3. 銘柄B:ミズノ(8022)
  4. あなたなら、どっちを買う?
  5. 銘柄投票にぜひ参加してみてください

今回のお題 2強国内スポーツメーカー

 2026年は2月にミラノ・コルティナ冬季五輪、3月にワールドベースボールクラシック(WBC)、そして目下で佳境を迎えているFIFAワールドカップ。スポーツ界のビッグイベントが重なった1年になっていますが、9月には愛知・名古屋でアジア競技大会の開催も予定されています。日本でのアジア競技大会開催は実に32年ぶり! 2026年は、ほぼ通年で関連するスポーツ用品やグッズの販売好調が続くことから、スポーツメーカーには追い風です。国内のスポーツメーカー2強として、今回はランニングシューズに強いアシックス(7936)と、野球用品やゴルフ用品に強いミズノ(美津濃:8022)の2社で比べてみます。

アシックス(7936) ミズノ(8022)
アシックス ロゴ
ミズノ ロゴ

 両社の株価のポイントや株価データを見ながら、双方を比較し、皆さんの相場観で購入検討するならどちらにしますか?

銘柄A:アシックス(7936)

銘柄A:アシックス(7936)
出所:筆者作成 日足チャート 年初来 ※2026年7月13日時点

ここがGOOD

世界的に高まるブランド力

 アシックスといえば、スポーツメーカーの株らしからぬ(?)すごい人気ぶりで、ここ数年で株価を大きく切り上げました。年間騰落率は、2023年+52%、2024年+182%、2025年+21%、2026年+30%…4年間で株価が10倍以上になったテンバガーです。なぜここまで株式市場で評価を高めたのか? それは、アシックスのブランドイメージが革新的に変化したためです。

 それは、アシックスという日本に昔からあったスポーツメーカーが、その評価を「高収益を稼ぐグローバルブランド」に衣替えした成功事例になったから。自社のECサイトや直営店での販売を強化し、値下げしなくても売れるブランドを確立。粗利益率を高めるビジネスモデルの変革に成功し、米ナイキに対する優位性になりました。そして、昔はガチのスポーツシューズのイメージがありましたが…今のアシックスシューズは、ファッションブランドのイメージが強まっています。実際、欧米では2000年代のレトロなランニングシューズをベースにした「GEL-KAYANO 14(ゲルカヤノ14)」などがファッションアイコンとして流行、日本では1足2万2,000円で売られている高単価モデルです。

稼ぎ頭「オニツカタイガー」を分社化

 アシックス株の評価を高める原動力とも呼べるのがブランド「オニツカタイガー」です。こちらも大衆向けスニーカーというより、高級ブランドに近い価格帯ですが、売れに売れています。世界最大級の旗艦店である「Onitsuka Tiger 表参道」はいつ行っても大混雑。今年7月には東京・新宿に世界最大規模のグローバルフラッグシップストアとして「Onitsuka Tiger 新宿」もオープンしました。

「オニツカタイガー」は日本人にも人気がありますが、インバウンド勢にも熱狂的人気を誇ります。アシックスでは、勢いがある「オニツカタイガー」を2027年1月付で100%子会社化して分社化する方針を決定。スポーツブランド「アシックス」と、「オニツカタイガー」を明確に区別し、経営スピードの加速を画策しているようです。「オニツカタイガー」に限ればカテゴリー利益率30%超と驚異的で、中長期で目標とする売上高2,000億円に近づくならアシックス全体の利益も押し上げること確実。グローバルで成長するブランドとして、高いバリュエーション(株価収益率:PER)が許されているというのは納得感があります。

ここが心配

バリュエーション水準が高い

 グローバルでの成長性の高さから、高いPER評価がなされているアシックス。スポーツメーカー株では、ミズノ14倍、ヨネックス(7906)16倍、ゴールドウイン(8111)12倍に対し、アシックスは31倍というダブルスコア以上の高評価。それだけ、業績成長に対するハードルも高い株とも見なされます。好業績は当然織り込まれていて、逆に人気に陰りが見られるような材料には弱い株かもしれません。

 決算発表では、第1四半期(1-3月)がすこぶる好調だったことから上方修正の有無が判断の分かれ目になりそう。第1四半期の営業利益は608億円で前年同期比37%増と4年連続で過去最高を更新。全カテゴリーでの増収増益を記録しました。この時点の営業利益の通期計画に対する進捗(しんちょく)率は35.5%と高く、ペース的には上方修正がほぼ確実です。通期の営業利益予想は1,710億円ですが、アナリスト予想の平均(コンセンサス)は1,825億円と高いため、「据え置き」は売り材料になる可能性が高そうです。

 第2四半期の決算発表は8月14日を予定。この決算発表の後でアナリストや機関投資家が注目するのが、「秋ごろ」発表されるとみられる次期中計(2027年12月期~2029年12月期)です。同社では売上高1兆円を次期中計期間内で達成すると発言してきましたが、勢い的には来期にも届いてしまいそう。売上目標の目線切り上げのほか、「オニツカタイガー」の分社化後の成長戦略、さらには株主還元の強化策など採点項目(乗り越えるべき壁)は多そうです。

アシックス レーダーチャート ※各指標の数値に基づき独自基準でスコア化

アシックス レーダーチャート ※各指標の数値に基づき独自基準でスコア化
出所:筆者作成

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アシックス vs ミズノ スポーツのビッグイベントが続く2026年 国内2強スポーツメーカーなら どっち?

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