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「株価が高すぎて手が届かない!」そんな人でもトレンドに乗れる投資戦略

2026/7/16 11:00

 日経平均株価が7万円を超える原動力となった半導体関連銘柄。しかしその多くは株価が高く、売買単価が数百万円に達するものも少なくありません。こうした銘柄へ投資する際の注意点や対処法をしっかり押さえておきましょう。

目次
  1. 日経平均株価7万円突破の原動力となった銘柄は?
  2. 投資可能資金の多くを一つの銘柄に費やすと…
  3. 信用取引を使えば買うことはできるかもしれないが…
  4. 売買単価が高い銘柄を買いたい場合はどうすればよいか?

日経平均株価7万円突破の原動力となった銘柄は?

 日経平均株価が7万円を突破した一方で、多くの個人投資家が実感したこと。それは「自分の持ち株はあまり上がらないなあ」ということではないでしょうか。

 実際、日経平均株価上昇の原動力となった銘柄は、「日経平均株価採用銘柄」かつ「株価が高い銘柄」です。

 7月10日現在の日経平均株価への寄与度ランキング上位5銘柄は以下の通りです。

ランキング 銘柄名 株価
1位 東京エレクトロン(8035) 7万2,940円
2位 アドバンテスト(6857) 2万9,830円
3位 ファーストリテイリング(9983) 8万2,110円
4位 ソフトバンクグループ(9984) 6,370円
5位 キオクシアホールディングス(285A) 7万7,000円
出典:著者作成

 日本株の個別銘柄の売買単位は100株ですから、100万円以下で買えるのはソフトバンクグループ(9984)だけで、東京エレクトロン(8035)ファーストリテイリング(9983)キオクシアホールディングス(285A)は700万~800万円以上の資金がないと買うことができません。

 このような、個人投資家が手を出せない銘柄の上昇により日経平均株価が大きく上がったため、個人投資家の実感が湧かないというのが実態です。

投資可能資金の多くを一つの銘柄に費やすと…

 例えば投資可能資金が1,000万円の個人投資家が、キオクシアHDを7月10日の株価で買うと、投資可能資金のおよそ8割を一つの銘柄に費やすことになります。

 一つの銘柄に投資資金が集中すると、おのずとハイリスクハイリターンとなります。もし投資した銘柄の株価が順調に伸びれば大きな利益が期待できる一方で、株価が急落した場合のダメージも甚大となります。

 また、株価が大きく高騰している銘柄の場合、「高値波乱」といわれる乱高下が生じやすく、10~20%程度の変動は頻繁に生じます。そのため、仮に損切り価格を設定していても、すぐに損切り水準に達してしまいます。

 それどころか、その後も株価が再び急上昇→急落を繰り返すため、売買をすればするほど損失が拡大していきやすくなります。

 ですから投資可能資金の多くを一つの銘柄に費やすことはかなりのリスクにつながることを理解しておいてください。

信用取引を使えば買うことはできるかもしれないが…

 これよりもさらにリスクが高いのが、信用取引を用いて無理に株価が高い銘柄へ投資する方法です。

 例えば投資可能資金が300万円しかなければ、キオクシアHDの株は買えませんが、信用取引を用いればおよそ1,000万円まで投資可能となりますので、キオクシアHDの株を買うことができます。

 しかしこの場合も、上述したようなリスクがありますし、もし適切な損切りを怠り、株価が大きく下落してしまった場合は投資資金の大部分を失うことにもなりかねません。

 仮にキオクシアHDの株価が40%下落した場合、含み損は投資可能資金と同額まで到達してしまいますので、証券会社による強制決済により投資資金のほとんどが損失として実現してしまいます。

 証拠金維持率が規定を下回った場合、含み損がそこまで拡大する前に、証券会社により強制決済されることが多いですが、いずれにせよ信用取引を使わなければ投資できないほど株価が高い銘柄への投資は極めてリスクが高いと言わざるを得ません。

売買単価が高い銘柄を買いたい場合はどうすればよいか?

 このように、投資可能資金の大部分が必要となるような売買単価が高い銘柄を買うことは、リスク管理の観点からは見送った方が無難です。

 でも、どうしても買いたい銘柄、というのもあるでしょう。そんなときは「単元未満株」への投資が一つの方法です。

 例えば楽天証券の「かぶミニ®」は、1株単位で売買ができますので、キオクシアHDであれば10万円以内で投資できます。こういったものを活用するのもよいでしょう。

 また、売買単価が高い銘柄の多くは半導体株ですが、今は半導体関連株を投資対象とした上場投資信託(ETF)もいくつかあります。

 ETFであれば1単位数千~数万円程度で売買できますし、過去の値動きを見ても多くの半導体関連銘柄とおおむね同じ動きですから、こちらを活用してみてはいかがでしょうか。

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