先週までの振り返り:AI株では半導体設備投資関連が強い!ITサービス、保険、銀行株を先導役に全面高!

 先週はAI株急落で日経平均が下落しているのに、非AI株がほぼ全面高という底上げ相場でした。

 特に7月2日(木)は日経平均が1,741円(2.47%)急落したにもかかわらず東証プライム市場の値上がり銘柄数が1,215、値下がり銘柄数が314と全体の8割近くが値上がり。

 日経平均が前週末比0.55%と辛うじてプラスだった中、より全体相場の動向を反映した東証株価指数(TOPIX)が2.55%高と、5営業日連続で上昇したのが象徴的でした。

 週間の業種別上昇率では、前週末比11.3%高した半導体ウエハ装置のSUMCO、中東情勢緩和によるナフサ下落などを好感して5.3%高した建材メーカーのLIXIL(5938)が属する金属製品セクターが1位。

 日銀の利上げ継続観測や10年国債の金利が一時29年ぶりに2.81%まで上昇したことを好感して保険業、銀行業などが上位に。

 AI脅威論にさらされて株価の下落が続いていたソフトウエア株、ITコンサルティング株が見直し買いされたことで、サービス業も堅調でした。

 具体的には、ITコンサルティングのベイカレント(6532)がAI導入支援事業の成長を期待されて20.6%高、弁護士の営業支援サイト運営の弁護士ドットコム(6027)が16.6%高と反転上昇しました。

 個別株では、半導体のウエハ洗浄装置で世界トップの芝浦メカトロニクス(6590)が37.0%高と急騰。

 半導体メモリで世界的なシェアを誇る韓国のサムスン電子、SKハイニックスの2社が今後、約83兆円をかけて半導体工場を新設するニュースが流れたことで、半導体関連の出遅れ株として物色されました。

 今後はAIデータセンターよりも、実際に価格高騰が進む半導体の新工場建設で潤う半導体製造装置、部材、素材メーカーが何かと物色される流れになるかもしれません。

セクター・業種(上昇・下落)

銘柄 騰落率 備考・要因
金属製品 +10.56% 半導体ウエハメーカーSUMCO(3436)が急騰
保険業 +7.99% 国内長期金利の上昇を好感
サービス業 +6.49% IT関連サービスを手掛ける銘柄に見直し買い
鉱業 ▲2.60% 原油価格続落で下げ
非鉄金属 ▲9.30% 光ファイバー株総崩れで独歩安