今日のクイズ
以下は、日本製鉄(5401)・JR東海(東海旅客鉄道:9022)・KDDI(9433)・東京電力ホールディングス(9501)いずれかの業績、株価指標です。
A社・B社・C社・D社はそれぞれ、日本製鉄・JR東海・KDDI・東京電力HDのどれでしょうか?
6月9日時点での私の投資判断は、日本製鉄はHOLD(保有継続)、JR東海とKDDIはBUY(買い)、東京電力HDはAVOID(投資せず)です。
日経平均は急騰したが、割安な高配当利回り株はまだ多い
日経平均は6万円台に入り、一時7万円に迫る場面もありました。ただし、それは東京エレクトロン(8035)やソフトバンクグループ(9984)など一部のAI・半導体関連株にけん引されたものです。
東証上場株の全体を見渡すと、まだ「解散価値といわれるPBR1倍を割れた」銘柄もたくさんあります。今回のクイズに出したB社・C社・D社は、PBR1倍を大きく割れており、PERで見ても割安な銘柄です。
ただし、配当利回りの観点では、A社とC社は高水準なものの、B社は低く、D社は無配です。営業利益率を見ると、A社・B社は高くて安定感があるものの、C社・D社は4%と低く、利益は不安定である可能性があります。
PBR1倍割れとは
「PBR1倍割れ」について、図解して説明します。
PBRとは、純資産(資本)の金額と比べて、株式時価総額が何倍になっているかを、示す値です。以下、イメージ図をご参照ください。
<株式会社のバランスシート(資産・負債・資本の残高シート)イメージ図>
<PBR1倍イメージ図>
株式時価総額と資本の額が一致するのが、PBR1倍です。
<PBR2倍・PBR0.5倍イメージ図>
株式会社は利益を生みだし成長していくものです。利益を生みだす力への期待が高ければ、PBRは2倍や3倍に高まります。一方、損失を出し続ける懸念がある企業や不良資産を抱えている企業は、解散価値といわれるPBR1倍を大きく割り込むこともあります。
日本には財務内容が良好で、利益も出しているのにもかかわらず、PBR1倍を割っている株が多く、割安株として投資していく価値が高いと考えています。