先週の振り返り:IT系ソフトウエア企業の株価上昇が際立つ!商社、資源株は続落!

 先週の日本株は週間の業種別上昇率1位が情報・通信業、2位が半導体製造装置株の属する電気機器、3位がIT関連企業も多いサービス業と、AI半導体株とソフトウエア株の一極集中相場が鮮明でした。

 日経平均が6万円の大台目前まで上昇したにもかかわらず、33業種中、上昇したのは11業種のみ。

 原油価格急落の影響を受けて主力の三菱商事(8058)が6.7%安となった卸売業が下落率ワースト1位。

 資材価格高騰が今後の業績に響く建設セクターがワースト2位。

 原油価格の下落で主力のINPEX(1605)が4月に入って前月末比17.9%下落している鉱業セクターがワースト3位でした。

 個別銘柄ではAI脅威論で売られていたクラウド会計ソフトのマネーフォワード(3994)が、14日(火)に2026年1-3月期の黒字転換や株主優待制度の新設を発表したことで38.6%も反転急騰しました。

 生成AI向け大口案件受注などの好材料があったAIデータセンター運営のさくらインターネット(3778)も23.0%高。

 子会社の英国半導体設計企業アーム・ホールディングス(ARM)の株価続伸を好感して親会社のソフトバンクグループ(9984)が19.8%高となるなど、情報・通信業セクターの株価上昇が目立ちました。

 また10日(金)に今期2027年2月期の大幅増益と増配、自社株買い計画を発表したアパレル企業のTSIホールディングス(3608)が27.4%高。

 今週以降の決算発表においても、原油高による業績の多少の悪化にかかわらず、手厚い株主還元策を発表した企業の株は素直に上昇する展開が見込めるかもしれません。

 さしたる材料はないものの、繊維事業を売却して経営再建中のユニチカ(3103)が1週間で2倍以上の110.9%も値上がりするなど、相場好調時にありがちな思惑株の上昇も目を引きました。

セクター・業種別騰落率(4月17日)

銘柄 騰落率 備考・要因
情報・通信業 +7.77% ソフトウエア関連株の見直し買いで大幅に反発
電気機器 +4.06% 半導体製造装置株が上昇
サービス業 +3.37% IT系サービス企業が反発
建設業 ▲3.43% 資材費高騰への悲観論台頭
卸売業 ▲4.30% 原油価格下落が影響