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「お金に困らない子」を育てるには?大家族FPも実践、考え方と六つの習慣

2026/4/10 16:00

 子どもに将来、お金で苦労してほしくない親は多いでしょう。しかし、何をどう教えるべきか悩むものです。変化の激しい時代、親世代の常識は通用しません。必要なのは知識より判断力です。その力を養うため、親ができるのはお金との付き合い方の「習慣」をつけること。今回は、橋本家で実践している六つの習慣を紹介します。

目次
  1. 欲しいものと必要なものを見分ける習慣を持たせよう
  2. お金は他の人の役に立つことで得られるもの
  3. 「ためてから使う」を当たり前にする
  4. パーキンソンの法則を知る
  5. 四分の一天引き法で貯蓄する
  6. 努力もお金も「複利」で増える
  7. まとめ

欲しいものと必要なものを見分ける習慣を持たせよう

 ぜひ身につけてほしいのは「欲しいもの」と「必要なもの」を見分ける力です。わが家では、「必要なものは親が買う、欲しいものは自分で買う」というルールにしています。例えば、学校で必要な文房具や日常的なおやつは親が用意しますが、はやりのアイテムやジュースなど欲しいものはお小遣いの範囲で本人が判断します。

 実は大人も同じルールにしています。必要なものは家計から出しますが、欲しいものは各自のお小遣いから出しています。

 このルールの目的は、「これは本当に必要なのか?」と考える習慣を持たせることです。親が全て決めてしまうと、子どもは判断する機会を失います。やはり自分の財布から出すことで真剣に考えるものです。ただし、判断力が未熟なうちは全て自己責任にするのではなく線引きを親が示しつつ、子どもに判断させるといいでしょう。

お金は他の人の役に立つことで得られるもの

 どんなに古い考えと言われても、個人的にはやはり「お金は他の人の役に立つことで得られるものだ」と思っています。投資や運用知識を教える前に、この考え方を身に付けてほしいと思います。

 お金は感謝の表れであり、お金をもらうこと、ためることは目的ではなく手段の一つにすぎません。

 わが家ではお手伝いバイトを導入していますが、基本の仕事に加えて、プラスアルファのお手伝いに対してバイト代をあげています。こうすることで、「全てお金に換えるべきではない」ということと、「役に立つことでお金をもらう」という一見矛盾するような大切な二つの考え方を教えることができます。

「ためてから使う」を当たり前にする

 わが家では、「欲しいものがあったらお小遣いをためて買いなさい」と言い聞かせています。ものによってはクリスマスプレゼントとしてお願いするようにしています。いずれにしても、欲しいものをすぐ手に入れようとするのではなく、ためてから買う、我慢して時期を待つようにしています。

 大人でも欲しいものがあると我慢できず、手持ちがなければカードで買うという人も少なくありません。なんでも反射的に買うのではなく、吟味して買うことでより良いものを買うことができたり、お得に買うことができたりします。

「ためてから買う」という、計画的にお金をためて計画的に使う訓練を子どものころからしておくことはとても大切なことなのではないでしょうか。

パーキンソンの法則を知る

 人はお金も時間もあるだけ使ってしまう生き物です。これはパーキンソンの法則として知られています。例えば、夏休みの宿題は最終日まで延ばしがちですし、お金は余ったらためようと思っていても余るものではありません。

 この法則を理解していれば、時間もお金も浪費しないためには、最初からなかったことにしてしまうのが一番だと分かるでしょう。

 宿題の期日は前倒しで設定する、お金は先取り貯蓄でなかったことにしてしまう。子どものころからこの習慣を身に付けておけば、社会人になっても仕事やお金で困ることはなくなるのではないでしょうか。

四分の一天引き法で貯蓄する

 パーキンソンの法則を攻略するために重要なのが先取り貯蓄です。具体的な方法として「四分の一天引き法」を子どもにも教えています。

 これは、本多静六博士が提唱している方法で、入ってきたお金の四分の一を先に取って貯蓄するというものです。あるだけ使ってしまうのが人間の性分ですが、それを攻略する方法として余ったらためるのではなく、最初に取り分けてためる仕組みの重要性を教えています。

 橋本家では、お小遣いを渡す時に貯蓄分は貯蓄用封筒に入れて別で管理し、使っていいお金は財布に入れるという方法をとっています。私自身も学生時代は、お小遣いの四分の一を貯蓄用口座にため続けていました。利回りが低かったとしても継続していけばしっかり貯蓄ができる、誰でも再現可能な貯蓄術です。

努力もお金も「複利」で増える

 お金の世界では「複利」が重要だといわれますが、これは努力にも当てはまります。毎日少しずつためる、コツコツ勉強する、小さな工夫を積み重ねる。最初は意味があるのか分からないかもしれませんが、時間がたつにつれて大きな効果を発揮します。

 私の大好きな言葉に「積小為大(小さなことを積み重ねて大を為す)」という言葉があります。資産形成も勉強もこつこつ続けることの大切さを子どもには教えたいと思っています。

まとめ

 子どもたちが大人になるころには、社会は大きく変化しているでしょう。子どもにお金の知識を全て教えることはできませんし、その必要もありません。大切なのは、判断するための考え方と習慣を身につけることです。

 わたしたちが子どもにしてあげられることは、少ないものです。お金に困らない人生は、特別な才能や知識ではなく、小さな習慣の積み重ねでつくられるということを周りの子どもたちに教えてあげてください。

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