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投資のヒントがいっぱい!個人投資家インタビュー

商船三井 vs 川崎汽船 アクティビストがロックオン! 中東情勢リスクに強くて人気が再燃中の海運株

2026/3/26 18:00

 中東情勢リスクで人気再燃中の海運株から、商船三井と川崎汽船を比較してみます。両社とも高配当で有力アクティビストの存在が株価を左右しています。あなたならどちらを買いたい?

目次
  1. 今回のお題 アクティビストがロックオンの海運2社
  2. A:商船三井(9104)
  3. B:川崎汽船(9107)
  4. あなたなら、どっちを買う?
  5. 銘柄投票にぜひ参加してみてください

今回のお題 アクティビストがロックオンの海運2社

 中東情勢リスクに強く、ここにきて人気が再燃している海運株から2銘柄ピックアップしました。そのパフォーマンスは圧巻で、3月に入りTOPIX(東証株価指数)は月間騰落率▲7%(3月25日終値時点)と大苦戦するなか、海運業種の株価指数は+9%と大幅アウトパフォームしています。

 ホルムズ海峡の封鎖を受け、船舶運賃の上昇期待が背景ですが、それ以外にも高配当業種のため、3月配当取りも重なった可能性はありそう。さらに、とりわけ上昇している商船三井に関しては、アクティビストの米エリオットの株式取得も買い材料になりました。アクティビストがロックオンしている海運株で、商船三井(9104)川崎汽船(9107)、ここから買うならどっち?この2社で比べてみます。

商船三井(9104)  川崎汽船(9107)
商船三井 ロゴ
川崎汽船 ロゴ

 上記両社の株価のポイントや株価データを見ながら、双方を比較し、皆さんの相場観で購入検討するならどちらにしますか?

A:商船三井(9104)

商船三井 週足チャート
出所:筆者作成 週足チャート過去1年

ここがGOOD👍

エリオット登場で還元強化策に期待大!

 株価がついに7,000円を付けた3月18日、アクティビスト(物言う株主)として知られる米エリオット・インベストメント・マネジメントが同社株を保有しているとの声明を公開しました。翌19日には、エリオットが今後3年で3,000億円程度の自社株買いの実施などを求めていること、資本効率の向上のため完全子会社のダイビルの再上場などを議論していることなども報じられています(ダイビルの前期末の賃貸用不動産の含み益は2,600億円強!)。
 
 今の商船三井の還元策は、「連結配当性向30%」としていて、業績に連動した配当としています。下限配当を設けて、海運市況サイクルの低い時期に配当額が極端に落ちることは防いでいます。ただ、これでは減配のリスクはありますし、還元総額を金額で示し、自社株買いも高水準の川崎汽船に比べて見劣りする点は否めませんでした(配当利回りは商船三井が約3%、川崎汽船が約4.5%)。

 大物アクティビストの登場で、株主還元強化への期待が大きく高まったといえます。27年3月期を初年度とする次期中計(会社側では、グループ経営計画BLUE ACTION2035のPhase2と表現)で、高水準の1株配当(200円程度?)を安定配当とし、利益上振れ時には上乗せするような仕組みを提示すると予想しています。また、自社株買いについても意欲を明示するはず!大注目のPhase2発表は3月31日の予定です。

最高値更新!パフォーマンスUPで分割期待も

 コロナ禍でのコンテナ船運賃の急騰を背景にした2021年の海運株の大相場。その後は精彩を欠きつつも着実に上値を切り上げていましたが、コンテナ船事業の大幅な経常減益により、昨年(TOPIXが+22%)海運3社は揃って年間マイナスパフォーマンスでした。その中でも、パフォーマンスが飛び抜けて悪かったのが商船三井。川崎汽船、最大手の郵船とも25年の年間パフォーマンスが▲3%なのに対し、商船三井は▲15%でした。これは、商船三井の配当妙味の低さ、自社株買い期待の低さなど還元面に要因があったと言えます。

 その商船三井が、還元強化期待の高まりで株価急上昇。史上最高値を更新し、6,000円台を付けたと思いきや、3月18日には7,000円台にも到達しました。株価が上がったことで、2年前に3分割した川崎汽船(3月25日時点で2,633円)に対して値がさ株となりました。一部経済紙の取材に対し、同社の浜崎CFOが「株価が6,000円超で定着した場合に株式分割を検討する」との方針を伝えていました。高配当株として海運株は支持されていますが、分割して買いやすくなることは投資家層を広げる意味でポジティブといえそうです。

ここが心配😢

来期も経常減益なら上値の重荷か

 海運大手3社の経常利益は、共同出資しているコンテナ船事業会社ONEからの分配金が大半という構図(ONEの配当の分配比率は、出資比率に応じた郵船38%、商船三井31%、川崎汽船31%)です。そのため、ONEの業績次第で3社揃って業績予想を上方修正したり下方修正したりします。どこか1社だけ優位性が出にくい珍しい業種です。コロナ禍の22年3月期に3社への分配金が約9,600億円という超絶規模になりましたが、その後は減少。例えば、商船三井でいえば、前25年3月期のコンテナ船事業の経常利益は2,176億円でしたが、これが今26年3月期予想は250億円の大幅減益要因です。

 今期商船三井は他社よりドライバルク事業(鉄鉱石や石炭などの資源を直接積み込む、いわゆる“ばら積み船)の落ち込みも大きい予想です。それでも、ドライバルク事業の経常利益は前期154億円が今期予想40億円なので、コンテナ船影響と比べれば大したことは無いわけです。それでいえば、来期もコンテナ船事業の市況が大きく回復する見込みは今のところ薄そうで…。来期のアナリスト予想(コンセンサス)も、経常利益は今期予想(1,800億円)比3%減の約1,760億円。EPS増大で配当が上積みされるシナリオはまだ描けず、株価が上がり過ぎるとブレーキを踏み展開が考えられます。

商船三井 レーダーチャート ※各指標の数値に基づき独自基準でスコア化

出所:筆者作成

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