2026年1月の米国株式市場の振り返り
2026年1月、米国株式市場は超大型株の圧倒的な影響力から抜け出しました。S&P500指数は1月にプラス1.5%とまずまずのトータルリターンを記録し、6,939で月を終えましたが、米国株式市場の内部動向からは、前年からの大きな変化が示されました。
超大型株の圧倒的な影響力に特徴付けられた2025年を経て、1月には市場参加者の裾野が大きく広がり、小型株や「オールドエコノミー」セクターが、過去数年間市場をけん引してきた巨大ハイテク企業を上回るパフォーマンスを上げました。
新年に入っても前年からの反転を示す最も顕著な動きとして、中型株、小型株に復活の動きが見られました。2025年は中型株、小型株ともに明確な出遅れ組で、S&P中型株400指数のトータルリターンはプラス7.5%、S&P小型株600指数はプラス6.0%にとどまり、S&P500指数のプラス17.9%を大きくアンダーパフォームしました。
1月には状況が一変しました。僅か1カ月でS&P小型株600指数はトータルリターンでプラス5.6%と急騰し、2025年通年にほぼ匹敵するリターンを上げました。S&P中型株400指数もプラス4.1%のリターンを記録した一方、超大型株の比重が高いS&P500トップ50指数のリターンは逆にマイナス0.5%となりました。
こうしたローテーションは、2025年にトップ50指数をプラス20%のリターンに押し上げた「AI関連の尽きない楽観論」が、時価総額の規模を問わずバリューを求める広範な動きにとって代わられつつあることを示唆しています。
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