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【投資クイズ】ローソク足で市場心理を読み解くには?

2026/2/8 8:00

 株式投資において、企業分析と並び重要なのがチャート分析です。江戸時代に日本で生まれた「ローソク足」は、市場参加者の心理や需給バランスを視覚的に捉える強力なツールです。今日は、その極意をクイズ形式で分かりやすく解説します。

目次
  1. 今日のクイズ
  2. ローソク足の起源
  3. 正解
  4. 2000億円超を運用した伝説のファンドマネジャーの株トレ

※このレポートは、YouTube動画で視聴いただくこともできます。
著者の窪田 真之が解説しています。以下のリンクよりご視聴ください。
ローソク足で読み解く​、市場心理と投資戦略​【クイズでわかる!資産形成】

今日のクイズ

 まずは、ローソク足の描き方を説明します。一日の株価の値動きから、始値(はじめね)、終値(おわりね)、高値(たかね)、安値(やすね)の四つの値を以下の図のように表現します。

<ローソク足の描き方>

ローソク足の描き方の説明図
出所:筆者作成

 それでは、以下のクイズを解いてください。

【クイズ】

 以下のローソク足(日足)1~5は、全て1日のうちに株価が5%以上、乱高下した日のものです。

ローソク足(1~5)

ローソク足(1~5)
出所:筆者作成

 これら五つのローソク足は、以下の株価の値動き(A~E)のうちどれを表しているでしょうか?

 さらに1~5の五つのローソク足のうち、買いシグナルと見なされるものを二つ、売りシグナルと見なされるものを二つ選んでください。

株価の値動き(A~E)

株価の値動き(A~E)図
出所:筆者作成

  チャート分析における「買いシグナル」「売りシグナル」について説明します。

 チャートのシグナルは、その時点の売り買いの強さを示していますが、確実にその後の展開を予測できるものではありません。「買いシグナル」は、買いの勢いが強い状態を示します。

 新しい材料が何も出なければ、上昇していく可能性が高いですが、新しい売り材料が出れば、売りが盛り返すと考えられます。チャートのシグナルとは逆に株価が下がっていくこともあり得ます。

 チャートの売りシグナルも同様に、売りの勢いが強いことを示していますが、新しい強材料が出れば、需給が変わり、シグナルとは異なる動きになることもあります。

 過信は禁物ですが、チャートのシグナルは、投資判断に大いに役立ちます。ファンダメンタルズ分析(企業業績・財務内容などの分析)とチャート分析を合わせて判断することで、投資精度を高めることが可能です。

ローソク足の起源

 ローソク足は江戸時代の日本で米商人の本間宗久(1724~1803年)が考案したと言われています。宗久は、大坂(現・大阪)の「堂島米会所」で米相場を張り、巨万の富を築きました。彼は、米の価格が単なる需給バランス(米の豊作・不作)だけでなく、商人の「心理」や「欲望・恐怖」によって動くことを見抜きました。

 宗久は、1日の相場の動き(始値、高値、安値、終値)を視覚的に記録し、市場の勢いや転換点を分析する手法を編み出しました。これがローソク足の原型であり、彼の理論は後に「酒田五法」として体系化され、日本の相場師たちの間で長きにわたり秘伝として受け継がれていきました。

 ローソク足は米相場から株式相場まで日本では古くからチャート分析の標準ツールでしたが、世界に広まったのは1980年代以降です。

 欧米ではそれまでシンプルなバーチャートを使うのが主流でしたが、日本からローソク足が伝わると、「視覚的に強弱が一目で分かる」ことが評価されて瞬く間に世界中に広まりました。現在、ローソク足は世界のチャート分析の標準として使われるようになりました。

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