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それでも米国株市場は好調?相場環境の微妙な変化に注意(土信田雅之)

2026/1/30 8:00

 米国株は好調を維持している印象ですが、静かに「変化」が生じている可能性があります。AI相場の選別フェーズへの移行、トランプ大統領の不確実な言動、財政不安などを背景に投資資金が米国から分散する兆候も見え始め、ドル安の進行や円キャリートレードの巻き戻しを警戒する声も。それでも米国株市場は好調なのか? ポイントを整理します。

目次
  1. 最高値圏だが、微妙な立ち位置の米国株市場
  2. 最高値更新のウラで進む「AI相場の選別」
  3. 予測不能なトランプ氏と「米国離れ」の兆候
  4. 無難に通過したFOMCと財政リスク
  5. 米ドル安と円キャリートレードの行方

※このレポートは、YouTube動画で視聴いただくこともできます。
著者の土信田 雅之が解説しています。以下のリンクよりご視聴ください。
それでも米国株市場は好調?相場環境の微妙な変化に注意

最高値圏だが、微妙な立ち位置の米国株市場

 2026年相場が幕を開けてから間もなく1カ月がたとうとしています。

 1月最終週となる今週の米国株市場の動きをチェックすると、28日(水)の取引では、取引開始直後にS&P500種指数が最高値を更新する場面を見せるなど、単純な株価水準で捉えれば、これまでのところ好調さを維持しています。

<図1>国内外主要株価指数のパフォーマンス比較(2025年末を100)(2026年1月28日時点)

<図1>国内外主要株価指数のパフォーマンス比較(2025年末を100)(2026年1月28日時点)
出所:MARKETSPEEDIIおよびBloombergデータを基に作成

 ただし、図1で、昨年末からの国内外主要株価指数のパフォーマンスを比較したグラフを見ると、足元の米国株指数(ダウ工業株30種平均、S&P500、ナスダック総合)の相対的な立ち位置は、他の株価指数と比べてそこまで強くないことが確認できます。

 さらに、米国株市場を取り巻く環境についても、「微妙な変化」を見せ始め、注意したいシグナルが出現しており、これまでとは少し異なる視点で相場に向き合う必要が出てきているかもしれません。

最高値更新のウラで進む「AI相場の選別」

 まず、最初に注目するシグナルは、AI・半導体相場の質的な変化です。

 以前のレポートでも紹介したように、昨年11月までのAI・半導体相場は、AIの将来性や期待感が先行し、好材料が出てくると、関連銘柄が全体的に上昇する展開が目立っていましたが、足元の相場では明確な「選別」が進んでいる様子がうかがえます。

 例えば、オランダの半導体製造装置大手のASMLホールディングス(ASML)や、日本のアドバンテスト(6857)などが今週に決算を発表しましたが、いずれも市場予想を上回る良好な内容となり、株価も上昇で反応しました。

 メモリーやHDD(ハードディスク駆動装置)といった、AIデータセンターの稼働に不可欠なハードウエアおよび部品分野での実需の強さが確認されたことを好感したわけですが、直近で決算を発表した日本のディスコ(6146)や米サンディスク(SNDK)の株価も同様の反応を見せています。

 その一方で、28日(水)の取引終了後に決算を発表したマイクロソフト(MSFT)メタ・プラットフォームズ(META)については、売上高や1株当たり利益(EPS)が市場予想を上回り、両社ともに好決算といえる内容だったにもかかわらず、時間外取引(アフターマーケット)では、株価が下落する場面がありました(メタ・プラットフォームズはその後プラスに転じています)。

 マイクロソフトとメタ・プラットフォームズは、昨年のAI・半導体相場をけん引してきた、巨大IT(ハイパースケーラー)の中心企業ですが、昨年の11月あたりから、巨額のAI投資に対する財務リスクやリターン(収益性)、競争優位性などの視点が加わったことで、以前のように株価が素直に上がりにくくなっている様子がうかがえます。

 期待先行から具体的な実利やリスクを選別する状況になったことや、物色される銘柄も移っていることなど、同じAI・半導体相場でも、これまでとはその中身が変化している点には注意が必要となるほか、相場が継続していくには、物色の広がりが出てくることや、新たな銘柄の台頭がカギになってきます。

予測不能なトランプ氏と「米国離れ」の兆候

 続いてのシグナルは、政治リスクの高まりと、それに伴う資金の流れの変化です。

 11月の中間選挙を控え、2026年に入ってからのトランプ米大統領の動きが活発化しています。

 対外的にはベネズエラへの軍事作戦やグリーンランド領有を巡る動き、イラン近海への艦隊派遣、さらには韓国やカナダへの関税引き上げ発言などの強硬姿勢が見られるほか、国内向けについても、クレジットカード金利の上限設定や不動産担保債権の買い取りを金融機関に要求するなど、国民へのアピールをかなり意識していると思われます。

 こうしたトランプ米大統領の「いつ、何をしでかすか分からない」不確実性と、米国に対する信頼感・安心感の低下は、相場に以下の影響を与えています。

【相場の時間軸の短期化】

 いつ「トランプ砲」が飛び出すか分からないため、中長期でポジションを保有しづらく、短期売買で利益を確定しようとする動きが強まっています。

【「米国離れ」の進行】

 米国に対する信頼感・安心感の低下によって、投資資金の一部を米国株以外の資産、例えば新興国株やコモディティ(商品)へ分散させる動きが出ています。

 とりわけ足元で金(ゴールド)価格が上昇傾向にあります。こうした先行きの不透明感や、世界的なインフレ傾向を受けた通貨価値の低下(特に米ドルの信認低下)に対するリスクヘッジの表れと捉えることができます。

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