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米政府向け防衛ITコンサル大手、SAICに割安感(西 勇太郎)

2026/1/29 8:00

 米サイエンス・アプリケーションズ・インターナショナル(SAIC)は、国防総省、NASA、国土安全保障省などの米政府機関が主要顧客の防衛ITコンサル大手です。ITインフラ刷新、サイバーセキュリティ案件の受注拡大やM&Aにより10年間で株主資本は4.6倍となりました。他方、株価は2.1倍の上昇にとどまっており、同業他社比でも割安な水準です。

目次
  1. プロローグ
  2. 陸軍、海軍、NASAを半世紀にわたってシステム面で支え続けてきた
  3. 10年間で利益2.6倍となり株価も上昇トレンド継続
  4. PBRが過去平均水準に回復すれば株価は170ドル
  5. 経営・財務・政府コンサルティング同業他社比でPBRに割安感があり、解消されれば株価は144ドル

※このレポートは、YouTube動画で視聴いただくこともできます。
著者の西 勇太郎が解説しています。以下のリンクよりご視聴ください。
米政府向け防衛ITコンサル大手、SAICに割安感

プロローグ

タローくん「最近、『SAIC』って会社の株が割安だって聞いたんだけど、どんな会社か知ってる?」

ユーちゃん「陸軍、海軍、NASAを半世紀支えてきた『政府向けITの職人集団』だよ。買収で高付加価値化が進んで、利益は10年で2.6倍」

タローくん「そんなに伸びてるのに株価は?」

ユーちゃん「株価純資産倍率(PBR)は過去より低くて割安。平均に戻れば170ドル、同業並みに戻っても144ドルくらい」

タローくん「なんでこんなに割安なの?」

ユーちゃん「政府案件って他の業界に比べたら地味だからなあ」

タローくん「SAICって『地味だけど超優秀で、しかもまだ評価されてない』ってことか」

ユーちゃん「そう、『クラスで目立たないのにテストは毎回90点取る生徒』みたいな会社」

タローくん「そういう子、だいたい卒業後にめちゃくちゃモテるんだよな」

陸軍、海軍、NASAを半世紀にわたってシステム面で支え続けてきた

 サイエンス・アプリケーションズ・インターナショナル(SAIC NASDAQ)(株価104.38ドル、時価総額47億1,000万ドル:1月26日終値)は米政府向け防衛ITコンサル大手です。国防総省(特に陸軍、海軍)、NASA、国土安全保障省などを主要顧客とし、ITインフラ刷新、サイバーセキュリティ案件などに携わっています。

 1969年に核物理学者のJ. Robert Beyster氏がカリフォルニア州サンディエゴで設立し、当初は科学研究・エンジニアリングの受託開発企業として事業を始めました。1970~1990年代には国防総省、情報機関、NASAなどの政府機関を顧客として軍事システム、宇宙技術、ITサービスなどの研究開発・システム統合で事業を拡大。

 2000年代には国防、情報、宇宙分野の大規模プロジェクトを多数継続受注できる体制を確立するとともに、サイバーセキュリティ、物流支援、システム統合などの領域にさらに事業を拡大しました。

 この事業拡大の結果、「システムを設計・開発する企業」と「そのシステムを運用・評価する企業」としての両方の役割を担えるようになってしまい、社内での利益相反の問題が表面化。

 この問題解決のため、2013年に会社分割を行い、「システムを設計・開発する企業」がレイドス・ホールディングス(LDOS NYSE)、「システムを運用・分析評価する企業」がサイエンス・アプリケーションズ・インターナショナル(SAIC NASDAQ)となりました。

 2018年には宇宙関連や情報機関向けのシステム開発・分析評価に強みを有するEngilityを約25億ドルで買収して事業規模を拡大。

 2020年にはクラウド移行に強みを持つユニシス(UIS NYSE)の米国連邦政府向け事業部門を約12億ドルで買収し、連邦政府のクラウド移行需要を一気に取り込みに行きました。いずれの買収も高付加価値事業の獲得をもたらし、利益率の上昇につながりました。

10年間で利益2.6倍となり株価も上昇トレンド継続

 サイエンス・アプリケーションズ・インターナショナルの2015年1月期の売上高は38億8,500万ドルでしたが2025年1月期には74億7,900万ドルと1.9倍に増加しました。他方、当期純利益については売上高の増加率を上回る増加を示しており、2015年1月期の1億4,100万ドルから2025年1月期には3億6,200万ドルへと2.6倍になりました。

<サイエンス・アプリケーションズ・インターナショナルの当期純利益推移(2015年1月期以降)>

サイエンス・アプリケーションズ・インターナショナルの当期純利益推移(2015年1月期以降)
※2026年1月期は予想値
出所:サイエンス・アプリケーションズ・インターナショナル資料などより楽天証券経済研究所が作成

 他方、株価も利益拡大に伴って上昇トレンドが継続しています。なお、イーロン・マスクが主導した政府効率化省(Department of Government Efficiency)という連邦政府の効率化・スリム化を進めるための新組織は、現時点では構想レベルで止まっている状況で、株価に大きな影響はありませんでした。

 ただ、行政を効率化していくという政策方針は生きており、古くからあるシステム運用系のビジネスには逆風となる一方で、データ統合、AI、クラウド案件には追い風となる可能性があります。

<サイエンス・アプリケーションズ・インターナショナルの株価推移(2015年1月期以降)>

サイエンス・アプリケーションズ・インターナショナルの株価推移(2015年1月期以降)
※2026年1月期は直近値
出所:サイエンス・アプリケーションズ・インターナショナル資料などより楽天証券経済研究所が作成

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