今後、急成長が見込まれる「フィジカルAI」は株式投資にとって重要なテーマになるでしょう。今回は、フィジカルAIについて学べるクイズを出題します。難問も含まれていますが、ぜひトライしてください。
※このレポートは、YouTube動画で視聴いただくこともできます。
著者の窪田 真之が解説しています。以下のリンクよりご視聴ください。
「フィジカルAIで活躍する日本企業はどこ?【クイズでわかる!資産形成】
クイズ
今回のクイズの設問は、クイズを解くための基礎知識の説明も含まれるためやや長文になります。
【第1問】
フィジカルAIとは、「AIエージェント(自律的に人間の作業をサポートするAI)」が導き出すソリューションを物理的な行動によって実現する主体です。
さて、この中から、フィジカルAIの実用化が進む分野として適切ではないものを一つ選んでください。
【A】自動車工場での溶接・塗装・部品組み付け
【B】外食業での調理・配膳・下膳
【C】物流センターでの自動搬送・ピッキング
【D】法律事務所での訴訟資料作成
【第2問】
AIには、「組み込みAI」と「クラウドAI」があります。
◆組み込みAI
ロボットや機器の中に直接搭載されるAIです。その機器内でAI処理を完結させるため、インターネット接続が不要で、低遅延での瞬時な判断・行動が可能です。
◆クラウドAI
インターネットを通じて、遠く離れた高性能なサーバー(クラウド)でAI処理を行います。大量のデータ処理や複雑な学習が可能です。ただし、インターネット接続が必要なため、リアルタイムの判断が難しく、通信環境によって遅延が発生することもある。
フィジカルAIでは、瞬時の判断が大切なため、組み込みAIが重要な働きをします。
以下の作業の中で、組み込みAIを使わずに、クラウドAIでも処理できる可能性が高い作業を一つ選んでください。
【A】人間と同じ空間で作業する協働ロボットによる、作業員の急な動きを検知し、衝突を回避するために瞬時に停止する判断
【B】自動運転車が、交差点で飛び出してきた歩行者を認識し、緊急ブレーキをかける判断
【C】農業用ドローンが広大な農地を巡回し、作物の生育状況を撮影した画像を送信。その画像をAIで解析して、施肥計画を立案、収穫量を予測する判断
【D】工場内の生産ラインで、流れてくる製品の微細な傷をAIカメラで検知し、不良品として自動で排除する判断
【第3問】
フィジカルAIを「ロボット」と呼ぶケースもあります。ただし、従来のロボットとは、AIを使って「人間的な判断」ができるようにしている点が大きく異なります。
近年、産業用ロボットにAIを導入して「フィジカルAI」として活用する動きが広がっています。従来の産業用ロボットにはできないが、フィジカルAIにはできることを一つ選んでください。
【A】事前にプログラムされた手順通りに高速で正確に部品を組み立てる作業
【B】箱の中に無造作に(雑然と)入っている部品をピッキングして組み付けする作業
【C】工場内で決められたルートを高速で移動し、荷物を運搬する作業
【D】一日中、休憩なしで作業を続けること
【第4問】
フィジカルAIの実用化がさまざまな産業で進んでいる中でも、自動運転は、フィジカルAI技術の結晶です。自動運転車は周囲の状況をセンサーで検知し、AIが判断して、ブレーキやアクセル、ハンドルを操作します。
自動運転には、レベル0~5まであります。日本ではレベル3まで実現しています(一部レベル4の実証実験は行われています)。米国や中国ではレベル4が実現していますが、レベル5の自動運転はまだ実現していません。
さて、以下に説明する自動運転のうち、レベル4はどれでしょう?
【A】部分的な運転自動化
システムが「加速・減速」「操舵(そうだ)」を同時に行う。高速道路での車線維持と前車追従を同時に行う機能などがこれに当たる。ただし、運転の主体はあくまでドライバーにある。ドライバーは常に周囲の状況を監視し、システムからの介入要請があった場合や、システムが対応できない状況では速やかに運転操作を引き継ぐ必要がある。
【B】条件付きの運転自動化
特定の走行環境条件(例えば、高速道路の渋滞時や限定された区間など)下において、システムが全ての運転操作を自動で行う。この間、ドライバーは運転操作から解放されるものの、運転席にいる必要がある。システムが対応できない状況に陥った場合や、システムからの介入要請があった際には、速やかにドライバーが運転操作を引き継ぐことが求められる。
【C】特定条件下でドライバー不要の自動運転
特定の走行環境条件(特定の地域、特定の時間帯、特定の道路など)を満たす限り、システムが全ての運転操作を自動で行う。ドライバーが全く介在する必要がない自動運転。システムが対応できない状況に陥った場合には、自動的に安全な場所に停車して対処する。このレベルでは、運転席にドライバーが乗車している必要がなく、完全無人での運行も可能になるが、運行可能なエリアや条件は限定される。
【D】完全自動運転
システムがあらゆる状況下で、全ての運転操作を自動で行う。天候、道路状況、地域、時間帯といった条件に一切左右されず、人間による運転と全く同じか、それ以上の能力を発揮する。規制上の制約がない限り、全国の公道をどこでも自由に走行可能。このレベルでは、運転席やハンドル、ペダルといった運転装置そのものが不要となる。
【第5問】
フィジカルAIがさまざまな産業で使われるようになっていますが、以下に、その実例が示されています。以下のうち、まだ実現していないものはどれでしょう? 一つ選んでください。
【A】搾乳ロボット:個体ごとの搾乳履歴や健康状態を把握し、乳牛にとって快適で効率的な搾乳方法を選択する。
【B】清掃ロボット:オフィスや空港の床を自動で清掃。人の動きを検知して衝突を回避する。
【C】農業ロボット:トマトの成熟度をAIが識別し自動で収穫を行う。
【D】手術ロボット:熟練医師の動きを学習したロボットが自動で外科手術を行う。
【第6問】
以下【A】~【D】の企業群のうち、【1】、【2】に該当する企業群をそれぞれ一つずつ選んでください。
【A】ファナック(6954)と安川電機(6506)
【B】ハーモニック・ドライブ・システムズ(6324)とナブテスコ(6268)
【C】THK(6481)と日本精工(6471)
【D】キーエンス(6861)と村田製作所(6981)
【1】産業用ロボットの関節部に不可欠な「精密減速機」を供給。2社合わせて世界シェア推定約8割。ヒト型ロボットやフィジカルAIでも重要な役割を果たす関節部の製造に不可欠。
【2】産業用ロボットの世界大手。産業用ロボットへのAI導入を進めている。
クイズは以上です。続いて、正解をお伝えします。
【投資クイズ】フィジカルAI分野で活躍する日本企業はどこ?
- 今回のレポートはいかがでしたか?
- コメント
本コンテンツは情報の提供を目的としており、投資その他の行動を勧誘する目的で、作成したものではありません。 詳細こちら >>























































![[動画]決算レポート:東京エレクトロン(DRAM向け、AI向けの製造装置需要が強い)](https://m-rakuten.ismcdn.jp/mwimgs/2/f/498m/img_2fc18f0c42d330397ccfffa99b74433b67532.jpg)
![[動画]【テクニカル分析】今週の株式市場 どうなる?選挙後の日経平均。一段高への期待はどこまで続くか<チャートで振り返る先週の株式市場と今週の見通し>](https://m-rakuten.ismcdn.jp/mwimgs/2/e/498m/img_2ef2fec332288156a26fad198e49e70d79111.jpg)
![[動画]ローソク足で読み解く、市場心理と投資戦略【クイズでわかる!資産形成】](https://m-rakuten.ismcdn.jp/mwimgs/2/0/498m/img_20948aa5ad44cb945ad64b9fef9e8a6b80522.jpg)
![[動画]ビットコイン急落「冬の時代」入り、2月に反転上昇あるか](https://m-rakuten.ismcdn.jp/mwimgs/1/6/498m/img_16ea8f172105f9fe60b2bc9edf60e5a762716.jpg)


![[動画]印刷・コーティングの中本パックス:業績拡大も割安感](https://m-rakuten.ismcdn.jp/mwimgs/f/0/356m/img_f0581f6f44c5848ac99a3f625b5ed75957668.jpg)








































