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2026年、中国の見どころは?習近平氏の肉声から読み解く

2026/1/15 7:30

2026年、中国はどこに向かうのでしょうか。習近平国家主席が行った、毎年恒例の大みそかのあいさつにおける「肉声」から、見どころを探っていきます。

目次
  1. 習近平国家主席が大みそかに新年のあいさつ
  2. 経済、科学技術、軍事、台湾…自信を強める中国?
  3. 2026年の中国見どころ

※このレポートは、YouTube動画で視聴いただくこともできます。
著者の加藤 嘉一が解説しています。以下のリンクよりご視聴ください。
2026年、中国の見どころは?習近平氏の肉声から読み解く

習近平国家主席が大みそかに新年のあいさつ

 昨年末のレポート「【展望】対米関係・台湾問題の行方は?2026年中国の8テーマ」では、経済、米中、台湾、政治、日中といった視点から新しい1年を展望してみました。

 今回は、2026年の中国情勢の見どころを、最高指導者である習近平国家主席の「肉声」から読み解いていきます。そのベースとなる素材は、習近平氏が毎年大みそかに自らの執務室から発表する「新年のあいさつ」です。

 中国語で1,500字程度(日本語で2,000字未満のイメージ)と短いテキストながら、過去の1年を振り返り、新しい1年に向けた言葉が込められています。

 深入りはしないものの、中国共産党指導部がどのような現状認識を持ち、どういった分野の政策を重視しているかといった、国家としてのカタチや方向性の一端を把握できる、非常に重要な機会であると私は考えており、毎年注目しています。

 習近平氏の肉声を聞く機会は限られていますし、何より、中国の最高指導者自らが語る言葉です。裏を返せば、「言った以上は後に引けない」という重みのある内容、政策、方針、立場を明らかにするわけです。

 私たちは往々にして、中国という国は、政治を中心にあらゆる事象がブラックボックスの中に包まれていて、中で何が起こっているのか外からは見えないと考えがちです。そのため、中国を理解するのは骨が折れるプロセスです。私も20年以上中国と付き合ってきて、そう思いますし、そういう思いは年を重ねるごとに強くなっています。

 だからこそ、限られた機会を見過ごすことなく、その中から中国の真実に迫れるよう力を尽くすことが大切です。

経済、科学技術、軍事、台湾…自信を強める中国?

 ここからは、あいさつの中で私が「中国の今とこれから」を理解する上で重要だと判断したものを邦訳した上で、解説していきます。

「中国の国内総生産(GDP)は次々と新たな節目を突破し、今年は140兆元(1元=約22円)を超える見通しだ。経済力、科学技術力、国防力、総合的な国力はいずれも新たな段階へと進んだ」

*この主張は、中国が国を発展、繁栄させる上で、どのような「力」を育成しようとしているのかという思惑を赤裸々に示していると言えます。それは、経済力→科学技術力→国防力(軍事力)という三つの要素であり、その順序も重要です。

 経済力を科学技術力につなげ、それを軍事力に昇華させる。その過程で、国民生活を豊かにするだけでなく、ライバルである米国の背中に追いつき、追い越し、「台湾統一」という悲願を達成すべくまい進する、その先も見据えるという野心を感じさせます。

「過去の1年を振り返り、とりわけ忘れられないのは、中国人民抗日戦争と世界反ファシズム戦争の勝利80周年を盛大に記念し、台湾光復記念日を新たに設けたことである」

*2025年は戦後80年という節目の年でしたが、中国にとって最も重要な政治イベントの一つが北京で9月3日に開催された抗日式典および軍事パレードでした。

 そして、この年に、「台湾光復記念日」を公式に設けたという事実も重い意味を持つと言えます。歴史問題と台湾問題を戦略的に結び付け、歴史の屈辱→祖国の完全統一というロジックで共産党の正統性を保証・強化しようという政治的意思が如実に見て取れます。

「私たちは、イノベーションによって質の高い発展に力を与えている。科学技術と産業が深く融合し、イノベーションの成果が相次いで生まれている。人工知能(AI)の大規模モデル開発では激しい競争が展開されている。半導体の自主開発にも新たな突破が見られた。中国は、イノベーションの伸びが世界で最も速い国の一つとなっている」

*上記の「経済力→科学技術力→国防力」の話とも関係しますが、中国は共産党が強い戦略策定の権限と指導力を行使する現体制下で、イノベーションの力で「強国化」を図ろうとしています。

 そして、その源泉として、党指導部として最も重視する二つの分野が「人工知能(AI)の大規模モデル開発」と「半導体の自主開発」であるという記述は、今後の中国の技術革新や企業成長を見ていく上で極めて重要な示唆であると理解できます。

「私は西蔵、新疆両自治区を訪れ、記念行事に出席した」

*近年、露出と遠出を控え、権力基盤の維持に対して慎重に向き合っているように見える習近平氏が、1年の間に、首都北京から遠く離れたチベット自治区と新疆ウイグル自治区の両方に赴いたという事実は重いと私は見ています。

 ここでは深入りしませんが、中国共産党が広大な国土と複雑な国情を統治していく上で、「チベット問題」と「ウイグル問題」は政治的に極めてセンシティブであり、極めて慎重なマネジメントが求められる現実を物語っていると言えるでしょう。

「世界は今、変化と混乱が交錯し、一部の地域は今なお戦火に包まれている。中国は常に歴史の正しい側に立ち、各国と手を携え、世界の平和と発展を促進し、人類運命共同体の構築を推進していく所存だ」

*新年早々、米国がベネズエラに軍事作戦を行った例にも表れていますが、昨今の世界を俯瞰(ふかん)すると、欧州、中東、中南米で混乱が生じています。

 そんな中、中国は自らが位置するアジア、あるいはアジア太平洋地域において、「安定」の維持に外交的に関与することで、自らの「勢力圏」の拡大と深化をもくろんでいるように見受けられます。「歴史の正しい側」という主張は、米国へのライバル心、および米国へのけん制を示唆していると見るべきです。

「両岸の同胞の血は水よりも濃く、祖国統一という歴史の大勢を阻むことはできない」

*中国共産党指導部として、「台湾統一」という悲願を達成するために、引き続きまい進する、誰にも邪魔はさせない、そこに干渉する国家、勢力、人物に対しては、断固として容赦はしない、という政治的立場を前面に打ち出している内容だと解釈すべきです。

2026年の中国見どころ

 以上、習近平氏の肉声を拾いながら、中国の今とこれからを私たちが理解する上での示唆を私なりに解説しました。2026年の中国の見どころについて、「習近平国家主席の新年のあいさつ」の文脈から見て、私が考えるところを端的に五つ示して、今後に向けた問題提起と致します。

  1. 経済成長:昨年は5.0%前後だった、実質GDP成長率の目標がどの程度に設定されるか
  2. 企業と技術:特にAIと半導体の分野でどんな技術革新や成長企業が生まれるか
  3. 米中関係:習近平、トランプ両首脳がどこで何回会い、何を話すか
  4. 台湾問題:「統一」に向けて、従来以上の動き、すなわちアクセルが踏まれるのか
  5. 日中対立:国力を段階的、総合的に向上させ「強国化」する中国が日本とどう向き合うか
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