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投資のヒントがいっぱい!個人投資家インタビュー

元ゴールドマン・河村真木子氏が教える、金融知識が身に付くニュースの読み解き方

2026/1/23 8:05

 金融ニュースを読んでも、「結局お金のことがよく分からない」と感じるのはなぜか。働く世代に必要な金融知識とは? ゴールドマン・サックス出身で金融経済のオンラインサロンを運営する河村真木子氏に、日本の金融リテラシーの課題と、知識を身に付けるために実践してきたニュースの読み解き方を聞いた。

目次
  1. プロフィール
  2. 日本の金融リテラシーはなぜ低い?
  3. インフレ時代、現預金だけでは資産が目減りする
  4. 投資を始めるベストタイミングは
  5. 真木子さん直伝!金融ニュースの読み方「日経新聞だけでは足りない」
  6. YouTubeやSNSでの情報収集、気を付けるポイントは

プロフィール

実業家 河村真木子(かわむら・まきこ)さん

1976年奈良県生まれ。10~15歳をシンガポールで過ごす。大阪府の公立高校からロサンゼルスの高校に編入。卒業後、関西学院大学に入学するも退学し、再び渡米。コミュニティカレッジを経て1997年UCバークレー編入、2000年卒業。 2001年リーマン・ブラザーズ、2008年ゴールドマン・サックス入社。同社最高役職であるマネージングディレクターとして活躍後、2019年退社。2021年オンライン事業「Holland Village Private Community(現Holland Village Members’ Club)」設立。金融経済の情報発信やカフェ運営、美容関連の事業を手掛ける。

日本の金融リテラシーはなぜ低い?

__日本人の金融リテラシーの現状について、どのような課題感がありますか。

 諸外国と比べて、日本は特に金融リテラシーが低いと感じています。その理由の一つに、家庭内で金融や投資の話をしないことがあると思います。働く上でもやりがいのような価値観が優先されてきました。「お金を稼ぐ」とか「投資でもうける」ことは良くないこと、という美学のようなものが社会的にまん延していたように思います。

 話さないでいると、いつまでたってもその分野の知識は身に付きません。話題にすることで、知識は蓄積されていきますから。家庭でも学校でもお金の話を避けてきたことが、金融リテラシーの低さにつながっているのではないでしょうか。

__海外ではどのようなお金の話がされているのでしょうか。

 私がシンガポールに住んでいた小学生時代、現地で出会った中国人やアメリカ人の家庭では、親戚同士の集まりで、株でもうけた話や、持っている不動産価格が何倍になった、といった話をしていました。あなたの家の家賃いくら? お給料はいくら?といった、日本ではなかなか聞きにくい話題も自然としていたのが印象的です。

インフレ時代、現預金だけでは資産が目減りする

__働く世代に必要な金融リテラシーとは、どのような知識や能力のことを言いますか。

  働く世代の方々の中には、毎月入る賃金をそのまま貯金する、という状態の人が多いように思いますが、それは危険です。

 コロナ以降、日本も海外もインフレが続いているので、貯金(現預金)だけでは自分の資産は明らかに目減りしていきます。特に、最近は為替の円安が進行していて、ドルもユーロも高いですよね。海外旅行も高いし、子供を留学させたいと思っても費用が高く感じると思います。貯金だけをしていても、同じ額で買えるものは以前より少なくなっていきます。

 そこに早く気付いて、賃金をもらったら株に投資する、もしくは不動産を買ってみる、ゴールドを持ってみるなど、自分の資産を何らかの形で資本市場に絡めていくことがとても大切だと思います。

投資を始めるベストタイミングは

__買うなら安い時に買いたい、と投資の始め時をためらう人もいます。

 いつ安くなっているかを見極めることは、すごく難しいものです。例えば、日経平均株価やS&P500種指数の過去50年間の推移は右肩上がりなので、いつでも一番高く感じてしまいます。安いところで始めようとは考えない方がいいと思います。

 投資は時間が味方になってくれるので、若い時から始めることがとても大切です。でも、50代の方はもう遅いということではなく、基本的には気付いた時が始め時です。誰にとっても、今日が一番若いのです。

「投資は時間が味方になってくれる。気付いた時が始め時」と話す河村さん

__知識面で、投資を始める前に知っておいた方がいいことはありますか。

 闇雲に始めず、ある程度の知識は絶対あった方がいいと思います。ただ、よく聞かれますが、この本を一冊読めば必要な金融知識が身に付くみたいな魔法はありません。コツコツ勉強することです。

 私がお薦めするのは、時事問題を使った勉強です。主要なメディアの記事を読んで分かるようになること。時間はかかりますが、継続すれば2~3年でそれなりに知識が身に付き、経済に明るくなったと思えるはずです。

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