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低所得層ほど攻めの投資をしよう!インデックスで満足するな!IPOセカンダリー投資家・テンバガー投資家Xさんインタビュー[後編]

2026/1/10 11:00

 成長する割安株を長期保有するIPOセカンダリー投資で億り人となったテンバガー投資家Xさん。さらに資産を倍増させた「無限10倍株」、少額投資家に伝えたい新NISA活用術、そしてPER人間論。人生を豊かにするテンバガー投資家X流投資の真髄について伺った。

目次
  1. 「長期保有×短期売買」うまみをしゃぶり尽くす無限10倍株
  2. 資産形成の初期段階こそ中小型株へ集中投資すべき!
  3. 仕事は辞めるな。お金を生み出し続けるPER人間になれ!

「長期保有×短期売買」うまみをしゃぶり尽くす無限10倍株

トウシル:書籍のタイトルにもなっている「無限10倍株」とは、具体的にどのようなものなのでしょうか。

テンバガーX:私の手法の核心は「同じ銘柄で長期保有の現物株と短期売買の信用取引を同時に行う」というハイブリッド投資にあります。

 まず、前編でお話した基準でビジネスモデルを精査して「これは数倍になる」と確信した銘柄を現物株で購入します。長期保有する間に株価チャートが右肩上がりになる可能性が高い銘柄を購入していますが、何かの拍子に売られて下がるタイミングがありますよね。その時に信用取引で購入し、短期で売り抜く短期売買で利益を上げています。

 この短期売買の対象は、保有銘柄のうちほんの数銘柄だけです。特にまだまだ割安で、値上がりの可能性が高い銘柄に絞って取引しています。株価収益率(PER)が40倍を超えたような銘柄は、割安ではなくなっている場合が多いので、短期売買には向いていません。

トウシル:なるほど。将来的に株価が上昇するのが分かっているからこそ、長期保有銘柄の上下そのものを収益源にして、細かく利益を稼げるんですね。

テンバガーX:その通りです。現物株を利益が出るたびに売ってしまうと、その都度約20%の税金が発生し、複利の効果を弱めてしまいます。しかし、信用取引で短期の回転売買を行えば、現物の含み益は温存したまま、効率よく現金を増やすことができるんです。

 実は、主力銘柄の一つであるアズーム(3496)は、現時点で含み益が2,000万円ほどありますが、短期の回転売買で得た確定利益はそれ以上です。一つの銘柄を長期・短期の両面から徹底的に使い倒すことが、個人投資家が資金を加速度的に増やすための合理的な戦略だと考えています。

トウシル:理屈は理解できるのですが、一方で非常に高度な技術のように思えます。特に信用取引のリスクが無視できないように思えますが…。

テンバガーX:もちろん、初心者の方にむやみに勧めるわけではありません。無限10倍株において大切なのは、リスクのコントロールです。私は「現物株+現金」の合計額を信用のポジションが大きく超えないようにしています。いわゆる「レバレッジ2倍程度」に抑えることが、致命傷を避けるコツです。

 信用取引を「ギャンブル」と捉えている方も多いと思いますが、私にとっては「税金の支払いを先延ばしにし、資金効率を最大化するためのツール」です。この発想の転換ができるかどうかが、億の壁を越えられるかどうかのラインになると考えています。

トウシル:発想の転換、重要ですね! 無限10倍株で稼いだ2025年のおすすめ銘柄があれば教えてください!

テンバガーX:今年は6銘柄購入したんですが、その中ではデジタルグリッド(350A)がよかったですね。発電家と需要家をAIとブロックチェーンで自動マッチングする技術を持っている会社で、今後期待できるかなと。実はもう4,000万円くらい利確しているんですよ。

資産形成の初期段階こそ中小型株へ集中投資すべき!

トウシル:とてもユニークかつ攻めの投資手法だと感じます。ただ、初心者にはハードルが高いことも確かですよね。テンバガーXさんが投資初心者に「これだけはやめておけ!」と伝えるとしたら、何とアドバイスしますか?

テンバガーX:正直に言いますと、本気で億り人になりたいなら「全世界株式インデックス投資(通称:オルカン)の積み立てなんて今すぐやめなさい」とお伝えしたいんです。

トウシル:えっ! リスクも少なく、初心者向きの投資手法だと思うのですが、なぜですか?

テンバガーX:「老後に2,000万円あればいい」という平均的な生活を守りたいなら、インデックス投資は素晴らしい選択肢です。しかし、もしあなたが人生を変えたい、数億という資産を築きたいと願うなら、年利5%程度の運用ではあまりに時間がかかりすぎます。

 100万円を5%で回しても、来年105万円になるだけです。これで満足してしまうのはちょっともったいない。「せっかく投資の世界に足を踏み入れたのに、貯金の延長みたいな金額で本当にいいんですか?」と、私は問いたいんです。

トウシル:貯金の延長…。確かにテンバガーXさんの手法から比べると、ダイナミックさには欠けてしまいます。とはいえ、元手が少なかったり、経験が浅かったりした場合、思い切った勝負をしきれない人も多いと思います。少額スタートの個人投資家はどう考えればいいのでしょうか?

テンバガーX:資産形成の初期段階こそ、リスクを取って「中小型株への集中投資」をすべきだと私は考えます。私はかつて日興証券(現:SMBC日興証券)の口座で「100万円チャレンジ」という自主企画に挑戦しました。新規公開株(IPO)セカンダリー手法を使って100万円をどこまで増やせるか試したところ、2年半で500万円を超える利益を上げることができました。

 まず100万円を5倍にし、次にその500万円を2倍、3倍に。そうやって資産の桁を変えていく経験こそが、本当の投資の醍醐味(だいごみ)です。100万円なら、最悪ゼロになってもまた働いて稼げばいいじゃないですか。若いうちの少額での失敗なんて、大したリスクではありませんよ。

トウシル:元手が少ない人ほど攻めるべき、というお考えですね。そのお話を聞くと、新NISA(ニーサ:少額投資非課税制度)の枠の考え方も変わりそうです。

テンバガーX:まさに新NISAなんて大チャンスですよね。NISAの本当のメリットは、数倍、数十倍に化けた「売却益(キャピタルゲイン)」が非課税になることにあります。

 私はNISA枠でも、自分が最も自信のある中小型株に「一点買い」です。当たれば数百万、数千万単位の税金が浮くんですよ。この非課税の最強武器を、数千円数万円の配当のために埋めてしまうのはもったいないと思います。

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低所得層ほど攻めの投資をしよう!インデックスで満足するな!IPOセカンダリー投資家・テンバガー投資家Xさんインタビュー[後編]

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