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「支配」ではなく「共存」。今、人間は、アンドロイドに試されているのかもしれない【大阪大学・石黒浩教授インタビュー】

2025/12/20 11:00

大盛況の元、終了した大阪・関西万博。異色のパビリオンとして注目を集めた「いのちの未来」をプロデュースした、大阪大学・石黒浩教授に「AI技術を使えば映画やアニメで描かれている世界はどこまで実現可能か?」という質問をぶつけてみた。「ほとんどは実現可能。ただし技術を使いこなすためには高い倫理観が必要」そう語る石黒教授の真意は?

目次
  1. 人間が人間であるために必要な条件は?
  2. 家事ロボット「アンドリュー」が個性を持ち始めた
  3. 『ブレードランナー』で学ぶ「人の下層としてアンドロイドを作ってはいけない」
  4. アンドロイドの技術をどう使うかで、人間の価値が問われる

大阪大学・石黒浩教授

大阪大学・石黒浩教授 プロフィール写真
1991年、大阪大学大学院基礎工学研究科博士課程修了。工学博士。2009年より大阪大学大学院基礎工学研究科システム創成専攻教授。ATR石黒浩特別研究所客員所長(ATRフェロー)。2017年から大阪大学栄誉教授。研究対象は、人と関わるロボットやアンドロイドサイエンス。多数の論文を主要な科学雑誌や国際会議で発表。また、ロボビー、リプリー、ジェミノイド、テレノイド、エルフォイドといった、人と関わるヒューマノイドやアンドロイドを開発。人間酷似型ロボット研究の第一人者。
2007年、英Synectics社の「世界の100人の生きている天才」で日本人最高位の26位に選ばれる。2011年、大阪文化賞受賞。2015年、文部科学大臣表彰科学技術賞受賞およびシェイク・ムハンマド・ビン・ラーシド・アール・マクトゥーム知識賞受賞。2020年、立石賞特別賞受賞。2024年、市村学術賞功績賞受賞。
2025年のEXPO 2025 大阪・関西万博にて、シグニチャーパビリオン「いのちの未来」をプロデュース。

人間が人間であるために必要な条件は?

 ゴールデンウイーク中、待ちに待った大阪・関西万博にワクワク来場した遠藤裕子さん(仮名)。第一希望はヨルダン館やフランス館などの華やかでエンタメ性の高いパビリオンだったが、当然のごとく激戦で予約は取れずじまい。予約が取れたのはシグニチャーパビリオン「いのちの未来」だった。

 人気パビリオンの一つで、「内容が素晴らしい」「他のパビリオンとは格が違う」などの前評判は聞いてはいたものの、「期待値はさほど大きくはありませんでした」と裕子さんは言う。

 黒い外壁を水が流れる美しい建物に入る時も、「お勉強系のパビリオンだろうな…。難しい技術の話についていけるかな…」という不安があった。しかし約1時間滞在し、パビリオンを出てきたとき、裕子さんはろくに口もきけないほど感動…いや、動揺していた、という。

 ロボットやアンドロイドの歴史から始まり、リアルなアンドロイドたちや最先端技術の展示が続く。導かれるままに奥へ進んだ裕子さんの足が止まったのは、50年後の世界を描いたストーリー映像の前だ。

 病気で長く生きられないかもしれない、という老婦人に、最愛の孫が語り掛ける。「あの人も、あの人も、アンドロイドなんだよ? アンドロイドになれば、もっと長生きできるよ?」

 そう説得する孫を前に、老婦人は自分に問いかける。「アンドロイドになった私…。でもそれは私なのかしら…」

 自分ならどうするだろうか。アンドロイドになって生き続けるという選択をするだろうか? 孫が成長して自分をそれほど必要としなくなった時、また、最悪、孫を見送る立場になった時、自分はその選択を後悔しないだろうか?

 パビリオンを出て初夏の日差しを浴び、2025年の世界に戻ってきたときも、裕子さんの疑問は頭を離れず、数日間はずっとそのことばかりを考えて過ごした、という。

「死生観…というか、人生観がひっくり返されました。お祭りイベントをめいっぱい楽しむつもりの万博で、こんなことが起こるとは思っていなかった…」

「いのちの未来」の展示風景
構想から製作まで3年以上かけたパビリオン「いのちの未来」。予約が取れない人気パビリオンとして話題を集めていた。「いのちの未来」の展示物の一部、レガシーは京都府とATRに引き継がれ、今後京都府をはじめさまざまな地域での公開を予定している。

 大阪・関西万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」。8人のテーマ事業プロデューサーがそれぞれの視点でそのテーマを探究・表現する「シグネチャーパビリオン」の一つが、アンドロイド研究の第一人者、大阪大学の石黒浩教授がプロデュースする「いのちの未来」だ。

 2025年、ビジネスもエンタテインメントも、話題は「人工知能(AI)」一択だった。簡単な質問は全てチャットボットが回答してくれる。日々の仕事でもOpenAI社の「ChatGPT」やマイクロソフトの「Copilot」など身近なAIツールが人間の仕事や生活をサポートし始めた。話題先行だった「AI」は、このように使うのだ、ということが腑に落ちた人も多いだろう。

 投資の世界でも注目はAI関連銘柄に集中し、AI用半導体を独占供給する米国企業「エヌビディア」の株価は、この2年で約7倍に値上がりした。同社に半導体製造装置を提供する「東京エレクトロン」など、AIセクターの銘柄が株価上昇をけん引し、日経平均株価は5万円を超えた。

 AIは世界を、未来を、経済をどう変えるのか。どの企業がリーディングカンパニーとしてトップに君臨するのか。皆が固唾(かたず)をのんでその行方を見守っている状況と言える。

 今回トウシルは、「今の技術を使えば、SF映画や近未来を描いたアニメーションは、どこまで再現可能なのか」、という問いを石黒教授にぶつけてみようと思った。

 自分そっくりのアンドロイドを開発し、学習させ、実現可能な未来を技術に疎い人々にも分かるように描いて見せている石黒教授なら、どうしても話題性が先行しがちなAI技術をどう使うのが正解なのか、を語ってくれるのではないかと考えたからだ。

自身そっくりの「ジェミノイド」の試作品と石黒教授
ご自身そっくりの「ジェミノイド」の試作品がある石黒教授の研究室。撮影中、石黒教授に話しかけると「彼」が反応して返事をしてしまうという現象が多発。人の代わりが十分にできるということをまざまざと理解できた撮影現場となった。

 取材依頼をした後、石黒教授が題材としてピックアップしてくれたのは、「ブレードランナー」「アンドリューNDR114」「攻殻機動隊」の三つの作品だ。3作品とも、アンドロイドやAIが人間の社会に存在する世界観を描いた作品である。

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「支配」ではなく「共存」。今、人間は、アンドロイドに試されているのかもしれない【大阪大学・石黒浩教授インタビュー】

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