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米日株:滑落・崩落・大暴落に備える「サバイバル思考」

2025/11/7 7:30

 11月4日、米AIテック株、ゴールド、ビットコインがそろって急落しました。5日には、日経平均もひどく売られました。肝を冷やした読者も少なくないでしょう。しかし、相場の下落には相場の上昇を健全に持続させる役割もあります。相場の下落の正体を知り、ピンチをチャンスに変える心構えを紹介します。

目次
  1. 相場下落をポジティブに捉える
  2. 滑落・崩落・大暴落
  3. 米国株の事例
  4. 日本株の事例
  5. 歴史の教訓

※このレポートは、YouTube動画で視聴いただくこともできます。
著者の田中 泰輔が解説しています。以下のリンクよりご視聴ください。
【金・ビットコイン・米日株】滑落・崩落・大暴落 サバイバル

サマリー

●米日株とも、バブルと言わないまでも、11月4~5日にはフロス破裂の急落に見舞われた
●バブルかもしれない相場に備えて、滑落、崩落、大暴落に大別して正体を明らかにし、対応を整理する

相場下落をポジティブに捉える

 ここ数カ月、米人工知能(AI)相場が上げ足を速め、日本株も連れ高以上に上昇を加速しました。相場の基調はファンダメンタルズ(経済成長、業績などの基礎的諸条件)に沿うものです。それを大きく超える相場の急伸には、多かれ少なかれ、バブル(大きな泡)やフロス(小さな泡)が含まれます。

 筆者は8月、9月、10月にその怪しい兆しを指摘してきました。相場が大崩落するほどのバブルとは考えないものの、各市場、各業種・銘柄にフロスが頻発していると判断したからです。

 そんな中、11月4日には、米AIテック株、ゴールド、ビットコインがそろって急落しました。翌日には、日経平均株価もひどく売られました。相場の急落でダメージを被るのはつらいものです。肝を冷やした読者も少なくないでしょう。

 しかし、相場の下落には相場の上昇を健全に持続させる役割もあるのです。相場の下落をポジティブに捉え、ピンチをチャンスに変える構えをとれるようになれば、しめたものです。

 そのためにも、相場下落の正体を正しく知る必要があります。このレポートでは、主に相場の値動きと移動平均だけでこの問題を解いていきます。

滑落・崩落・大暴落

 ここでは、相場の上昇トレンド上でのテクニカルな下落を「滑落」、テクニカルでも主要な移動平均を割り込むほどの下落を「崩落」、マクロ経済に深刻な打撃を与えるほどの相場下落を「大暴落」と大別します。

 図1は相場波動の基本パターンです。相場に上昇トレンド(赤点線)が認識されるほど、実際の相場はトレンド線より速く上がる性向があります。

<図1>相場波動の基本パターン

<図1>相場波動の基本パターン
出所:田中泰輔リサーチ

 相場が上がると、それを追認して相場上昇の材料感が強化されます。含み益が増えるほど、気持ちが大きくなった投資家のリスク判断が甘くなり、買い姿勢を強めます。彼らの強気見通し、相場の上昇は新たな投資資金の流入も促します。

 一方で、含み益ポジションの増加は、潜在的な売り圧力の増大を意味します。また、トレンドから乖離(かいり)するほどの相場上昇は、新規の投資家の参入意欲を損ないます。それによって、相場の勢いが鈍るなどして、売り逃げ圧力が顕在化すると、買い手の少なさが災いして、相場は急落しがちです。

 トレンド線を移動平均として考えてみましょう。移動平均はその期間の相場の平均価格であり、丸めて見れば、その期間に新たにつくられたポジションの平均コストと見なせます。

 移動平均から上方に乖離していた相場が移動平均付近まで下落すると、売り逃げはいったんちゅうちょが出ます。一方、未参入投資家には既参入者と同列でポジションを仕込める値ごろ感が出てきます。こうして相場がトレンド線付近でサポートされると、次の新たな波動の形成に向かいます。

 相場が移動平均を割り込んで下落すると、平均的な既参入者は含み損を抱えた状態に転じます。心理的に圧迫される彼らは、相場の戻りに対して売り逃げに出て、上昇トレンド回帰への抵抗になりがちです。トレンドは上方向のはずなのにと認識しつつ、相場がなかなか戻れない、もどかしい展開です。

 こうした波動は、短期になるほどテクニカル(行動学的)なものから、長期で評価されるファンダメンタルズに基づくものまで、階層構造になっています(図2)。テクニカルに速く高く上伸した相場の下落は、既存ポジションの売り圧力をガス抜きさせるものです。つまりポジション調整の範囲の展開で、このレポートでは「滑落」とします。

<図2>相場波動の階層構造

<図2>相場波動の階層構造
出所:田中泰輔リサーチ

 移動平均を割り込む大幅下落を、既存ポジションの崩れと見なして「崩落」と呼ぶことにします。景気・金利など経済の諸条件の変化がもたらす相場下落のうち、バブルのような上昇から、大急落する展開を「(大)暴落」とします。

米国株の事例

 米AI相場をけん引してきたエヌビディア(以下、NVDA)とパランティア(同PLTR)について、シンプルに50日、100日、200日移動平均線との対比で、評価してみましょう。

 NVDA(図3)は、2025年初から堅調だった相場が、2月下旬の決算以降に自律調整の滑落となり、4月のトランプ関税ショックで崩落しました。5月以降の挽回過程では、50日移動平均から乖離して上昇する期間が長くなっています。

 これは、崩落までに売って過小保有になった投資家が多く、彼らの買い戻しが続いた上に、好ニュースが相次いでなかなか売らない展開だったと観察されます。

<図3>NVDAと50・100・200日移動平均

<図3>NVDAと50・100・200日移動平均
出所:Bloomberg

 8月から9月にかけて、買い手が鈍りましたが、売り逃げは限定、押し目買いはそこそこで、50日移動平均線に沿う小さな滑落までの時間調整にとどまっています。10月下旬に急伸したことで、滑落、崩落の余地がつくられましたが、11月4日の下落は、移動平均から上方に離れたままのミニ滑落です。

 月末と月初にありがちなリバランス売りの範囲にとどまります。まだ滑落の余地があるとも言えますが、11月後半の決算で業績などに問題が生じなければ、時間調整にとどまる可能性が高いと見ています。

 PLTR(図4)は、2月決算で急伸した後、50日移動平均を割り込む滑落となりました。しかし、4月のトランプ関税ショック時も100日移動平均を一時的に割り込むにとどまり、崩落も軽微でした。その後の上昇は、NVDA同様にしっかりですが、6月末のリバランス時に滑落、8月、11月の決算後の急伸で滑落というパターンを繰り返しています。

 50日移動平均線に絡む上昇基調が保たれており、行動学的には押し目買い動向を観察することで、上昇トレンドの継続が確認されると診断していますが、どうでしょう。

<図4>PLTRと50・100・200日移動平均

<図4>PLTRと50・100・200日移動平均
出所:Bloomberg

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