「アメリカ大好きおじさん」と自称し、米国株の魅力を発信し続ける投資家のロジャーパパさん。ナスダック企業で20年間働いた知見を生かした米国株投資でFIREを達成。現在はYouTubeチャンネル「ロジャーパパ米国株投資」を通じ、リアルな投資戦略を指南。なぜ米国株への投資が「揺るぎない正解」と考えるのか。その投資哲学と人生観に迫ります。
ロジャーパパさんプロフィール
YouTube:ロジャーパパ米国株投資(登録者数約15万人:2025年10月現在)
X:ロジャーパパ・米国株投資YouTuber(フォロワー約1.4万人:2025年10月現在)
トウシル:本日はよろしくお願いいたします! 昨今の世界情勢を見ると、米国以外の国や地域にも投資のチャンスがあるように感じます。その中でもロジャーパパさんが一貫して「米国株」を強く推し続けているのはなぜなんでしょうか?
ロジャーパパさん:僕は「アメリカ大好きおじさん」なので、かなり偏っている前提で聞いてください(笑)。一言で言うと、米国が「世界最大の経済大国だから」という客観的な事実に尽きます。
地球全体の株式時価総額である約145兆ドルのうち、半分は米国の企業が占めています。いたる所で「割高だ」「バブルだ」といろいろ言われますが、世界中の投資銀行や年金基金、個人投資家のお金がどこに向かっているかといえば、半分は米国。国債の市場を見ても、145兆ドルのうち4割が米国。これがうそ偽りのない現実なんですよ。
トウシル:世界の半分を占めているのは圧倒的ですね。伸び盛りのグローバル企業も多いですし。
ロジャーパパさん:そうなんですよ。企業単体で見てみても、世界の時価総額トップ20社のうち、17社は米国企業です。「インドがいい」「日本がいい」という話も聞きますが、世界の株式市場における両国のシェアはそれぞれ3~4%に過ぎません。
大事な資産形成をどこでやるのか?と問われれば、圧倒的な世界一という実態があるのだから、その流れに素直に乗るのが僕の中では揺るぎない正解なんです。
トウシル:確かに、規模感で言えば圧倒的ですね。ただ、短期的に見ると、今年であればドイツやベトナム、中国の市場も非常に好調です。そういった勢いのある国に投資した方がリターンが高いのでは?という考え方もあるかと思いますが…。
ロジャーパパさん:おっしゃる通りです。例えばコロナショックがあった2020年に最も株価が上昇したのは、実はモンゴルです。そして米国株が大幅に暴落した2022年の逆金融相場では、トルコの伸び率がトップでした。その年によって、伸び率がいい国が変わっているのは間違いないと思います。
一方で、ちょっと考えてみてほしいんです。毎年そのトップの国を追いかけ続けますか? 画面に張り付いてトレードするデイトレーダーならいざ知らず、一般の投資家がそこまでできますか?という話なんです。
僕はあくまで時間対効果、いわゆる「タイパ」を重視した長期の資産形成を前提としているので、なんだかんだ言って米国が一番リスクに対して適切なリターンがあり、世界の投資マネーが向かっている場所に乗るのが合理的だと思っているんです。
さらば日本株!全ての始まりは「1,500万円の損失」から
トウシル:ロジャーパパさんは、YouTubeやXなどで、「世界の投資マネーの半分は米国に向かっている。米国株投資が現在の自分にとっての最適解」と常々、おっしゃっています。この揺るぎない確信は、いつごろからお持ちになったのでしょうか?
ロジャーパパさん:投資を始めた最初からです!…と言いたいところですが、実はその前の、大きな失敗がきっかけになっています。投資を始めたのは2008年のリーマンショックの底値の時期。最初は何も分からず、日本株を買いました。伊藤忠商事(8001)、JAL(日本航空:9201)、トヨタ自動車(7203)などの、自分が知っている有名銘柄をとにかく買ったんです。
トウシル:リーマンショック直後なら、比較的早く景気は回復しましたし、何を買っても株価が上昇するような相場でしたね。ロジャーパパさんもその波に乗っていたと。
ロジャーパパさん:そうなんです。それで1,500万円ぐらい利益が出ました。最初は「すごいなあ」とひとごとのような気持ちだったんですが、そこで調子に乗ってしまいました。
少しだけ勉強して、株価収益率(PER)や株価純資産倍率(PBR)だけを見て、キャピタルゲインを目的に割安株を選んで買い続けた結果、2011年の東日本大震災、2012年にかけての円高局面などで、稼いだ1,500万円を全て失ってしまったんです。
トウシル:ええっ、全てですか!?
ロジャーパパさん:はい…。短期でもうかったことで「自分は相場が分かっている」と勘違いし、間違った成功体験をしてしまったんですね。「勉強すればもっともうかるだろう」と自信満々でしたが、実際には相場のサイクルも、マクロ環境も理解していませんでした。この手痛い失敗があったからこそ、本当に投資に必要な知識を本気で学ぶことにつながりました。
トウシル:日本株での失敗から、なぜ米国株へとかじを切られたのでしょうか。
ロジャーパパさん:それは、私自身が米国留学し、ナスダック上場企業3社に転職して20年間働いてきた経験が大きいですね。米国企業の現場にいて、その強さの源泉を肌で感じてきました。
米国企業は本当に厳しいですが、できる人の給料は2倍、3倍、5倍になるのが当たり前。私自身の年収も、20年間で400万円から最終的には3,000万円まで上がりました。逆に、できない人はすぐに解雇されます。日本のように「働かないおじさん」と呼ばれる存在なんて一人もいません。この徹底した効率性を見れば、世界中の投資マネーが集まるのは当然だと感じます。
外資企業勤務20年の結論!「日本企業が勝てない」シンプルな理由
トウシル:日本株と米国株の差がついた理由はなぜだと思われますか?
ロジャーパパさん:正直に言うと、日本の終身雇用制が全ての元凶だと思っています。日本企業はサラリーマンの生え抜きの人が取締役になるじゃないですか。これって世界的に見てもすごく珍しいんです。
トウシル:日本では、新卒入社で出世街道を上り詰める「生え抜き」が王道として扱われがちですが、ここが悪いんですか?
ロジャーパパさん:本来、経営のかじ取りをする取締役と、会社を回すサラリーマンは別組織として考えるべきなんです。会社の言うことを聞き続けてきた人が、いきなり経営判断や投資家と対峙(たいじ)する役割を担えるわけないじゃないですか。
だって経営したことがない人が経営陣になるんですよ? そういう取締役は投資効率に対する意識も低いし、経営判断も甘いんです。だから自己資本利益率(ROE)が低いままなんですよ。
トウシル:おお、厳しいご意見ですね…。
ロジャーパパさん:S&P500種指数(S&P500)の平均ROEが18%なのに対し、日本企業は平均8%。これでは株主の資本を使って効率的に利益を生み出せているとはいえません。この根本的な構造が変わらない限り、長期的な資産形成の主戦場にはなり得ないと、私は考えています。
日本株で1,500万円を失った投資家は、なぜ米国株に全てを賭けたのか?ロジャーパパさんインタビュー(前編)
- 今回のレポートはいかがでしたか?
- コメント
本コンテンツは情報の提供を目的としており、投資その他の行動を勧誘する目的で、作成したものではありません。 詳細こちら >>






















































![[動画で解説]【必見】2026年のコモディティ相場を見通すための大前提](https://m-rakuten.ismcdn.jp/mwimgs/8/9/498m/img_899171cb58a4daecc2c5e0f132ff25d568649.jpg)
![[動画で解説]2026年の日経平均、年末5万5000円と予想する理由](https://m-rakuten.ismcdn.jp/mwimgs/e/c/498m/img_ec17bebd18a29caa37bad4253699879853885.jpg)
![[動画で解説]決算レポート:パランティア・テクノロジーズ(大幅増収増益続く)](https://m-rakuten.ismcdn.jp/mwimgs/f/2/498m/img_f20cce86f72569e1dd2ab6ccfe59abc163041.jpg)
![[動画で解説]決算レポート:アリババ・グループ・ホールディング(クイックコマースが大幅増収、クラウドサービスが好調)](https://m-rakuten.ismcdn.jp/mwimgs/7/d/498m/img_7d3999f006b1a973fd0a693c4bf564c574547.jpg)









































![[ふるさと納税]ホタテ、いくら、カニなど冬の味覚がランクイン!2025年12月の人気返礼品トップ10-12/10時点](https://m-rakuten.ismcdn.jp/mwimgs/9/1/160m/img_91b3272312db3a3b1753ed50745d8519129238.png)
