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今週の日本株:高市トレードでどこまで上がる?組閣や国会運営に要注意

2025/10/6 13:06

 先週の日経平均は、6週連続の上昇を記録しました。しかし、その上昇はAI・半導体など一部のテック株が牽引したものであり、物色の広がりには課題も見られます。今後は、自民党の高市新総裁誕生による「ご祝儀相場」への期待がある一方、長期化が懸念される米政府機関閉鎖もリスク要因となる可能性があります。

目次
  1. 週末に息を吹き返した先週の日経平均
  2. 日本株の継続的な上昇には物色の広がりがカギ
  3. 「高市トレード」がどこまで盛り上がれるかは微妙
  4. 米国の「政府閉鎖(シャットダウン)」の動向には注意
  5. 年末までの基本的な見通しは維持

※このレポートは、YouTube動画で視聴いただくこともできます。
著者の土信田 雅之が解説しています。以下のリンクよりご視聴ください。
【テクニカル分析】今週の株式市場 「高市トレード」は株価をさらに押し上げるか?<チャートで振り返る先週の株式市場と今週の見通し>

週末に息を吹き返した先週の日経平均

 先週末3日(金)の日経平均株価は4万5,769円で取引を終えました。前週末終値(4万5,354円)からは415円高、週間ベースでも6週連続の上昇となっています。

<図1>日経平均(日足)の動きとMACD(2025年10月3日時点)

<図1>日経平均(日足)の動きとMACD(2025年10月3日時点)
出所:MARKETSPEEDII

 あらためて先週の値動きを振り返ると、日経平均の日足チャートを見ても分かるように、週の半ばまでは売りに押さる場面が目立ち、週末にかけて息を吹き返すという展開でした。上の図1のチャート上でも、週末3日(金)のローソク足の大きな陽線が目立っていることが確認できます。

 9月の配当落ちの影響をはじめ、9月から10月へと月を跨いだことに伴う期末や期初の売りや、米国の政府機関の閉鎖(シャットダウン)に対する警戒感など、先週の相場をとりまく環境は決して良好とは言えませんでした。しかし、週を終えてみれば、買いの強さを示した格好と言えます。

 また、4日(土)の朝に取引を終えた日経225先物取引のナイトセッションの終値(大阪取引所)が4万6,080円と、4万6,000円の大台に乗せてきました。同じく4日(土)に行われた自民党総裁選では、高市早苗候補が勝利したことで、ご祝儀相場的な「高市トレード」のような動きが出てくるようなことになれれば、日経平均がさらに上値を追っていく展開も考えられます。

 では、日経平均はこのまま順調に上値を追っていけるのか、そのポイントなどについて整理して行きたいと思います。

日本株の継続的な上昇には物色の広がりがカギ

 そんな中で迎える今週の国内株市場は、日経225先物取引のナイトセッションの終値にサヤ寄せし、上昇して取引をスタートできるかが最初の焦点となります。しかし、その前に先週の株価上昇を紐解く必要がありそうです。

 一つ目は、先週末3日(金)に前日比で830円を超える大幅上昇を見せ、終値ベースの最高値を更新したものの、取引時間中の高値(9月19日の4万5,852円)には届かなかった点が挙げられます。ただ、これについては差分が100円未満であり、突破するためのハードルは低そうです。

 二つ目に挙げられるのが、先週末3日(金)の株価上昇をもたらしたのが、AIや半導体を中心とするテック株系銘柄への物色だったという点です。

 とりわけ先週は、日立製作所が米オープンAI社にデータセンター向けの設備(送配電や空調)を提供する戦略的パートナーシップに関する基本合意書が締結されたほか、富士通とエヌビディアがAI向け半導体の共同開発で提携するなど、日米企業のコラボ案件が相次いだことが材料となりました。

 確かに、相場の牽引役が存在していること自体は喜ばしいことですが、一部の銘柄に集中しがちであることは意識しておいた方が良いかもしれません。

<図2>東証プライム市場の新高値銘柄と新安値銘柄の状況

<図2>東証プライム市場の新高値銘柄と新安値銘柄の状況
出所:取引所公表データ等を元に作成

 実際に、東証プライム市場の新高値銘柄と新安値銘柄の推移を確認すると、先週末3日(金)の新高値銘柄数は大幅上昇だった割に34銘柄と少なく、直近で高値をつけていた25日(122銘柄)や26日(220銘柄)と比べても、大分落ち着いていることが分かります。

 また、週間ベースの東証株価指数(TOPIX)が下落していたという点も押さえておきたい点です(下の図3)。

<図3>TOPIX(日足)の動き(2025年10月3日時点)

<図3>TOPIX(日足)の動き(2025年10月3日時点)
出所:MARKETSPEEDII

 TOPIXも3日(金)に株価が大きく上昇していますが、こちらは、25日移動平均線で上値が抑えられる格好となっています。そのため、25日移動平均線の役割が、株価を支える「サポート」から、株価の上値を抑える「抵抗」へと役割を変えてもおかしくない状況になっていることが気掛かりです。

 もっとも、先週末3日(金)の東証プライム市場の値上がり銘柄数(1,241銘柄)が、値下がり銘柄数(320銘柄)を大きく上回りました。全体的に見れば、「過熱感が抑制されながら株価が上昇している」という見方もできそうですが、日本株の継続的な株価上昇には、テック系銘柄が好調を維持できるかに加え、物色の対象が広がっていくこともカギになってきそうです。

 今週は、ファーストリテイリングやセブン&アイ・ホールディングス、良品計画など、消費関連を中心とした国内企業の決算が予定されていますので、個別物色の動向が相場のムードに影響を与えそうです。

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