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逆張りのバフェット投資:皆が恐れているときに欲張りなさい

2025/8/21 15:30

 投資において「損切り」は重要ではあるものの、多くの投資家が後回しにしがちな判断の一つである。いつか株価が戻るのではないかという期待は、時に資産を大きく減らす原因となる。「損切り」は失敗の証明ではなく、資金を守り、より良い機会に資本を振り向けることである。

目次
  1. 「損切り」は資金を守り、より良い機会に資本を振り向ける前向きな投資行動
  2. 現金は困難な時期を乗り切るための戦略的な資産
  3. 8月20日のラジオNIKKEI「楽天証券PRESENTS 先取りマーケットレビュー」

「損切り」は資金を守り、より良い機会に資本を振り向ける前向きな投資行動

 著名投資家ウォーレン・バフェット率いる投資会社バークシャー・ハサウェイ(BRK.B)が15日、米証券取引委員会(SEC)に2025年6月末時点の上場株ポートフォリを報告するフォーム13Fを開示した。

 保有していたT-モバイル・US(TMUS)の株式を全て手放す一方、米住宅建設のDRホートン(DHI)、米鉄鋼最大手ニューコア(NUE)ユナイテッドヘルス・グループ(UNH)を含む5銘柄を新たに取得した。保有する上場銘柄数は37と3カ月前から4銘柄増加した。

 5月にバークシャーが提出したフォーム13F(2025年3月末時点のポジション)には特記事項として、「機密扱いとしている一つまたは複数の保有銘柄をこの公開フォーム13Fから除外している」ことが記されていた。

 6月末時点でバークシャーが保有しているユナイテッドヘルス株は約15億ドル相当(約504万株)、ニューコア株は約8億ドル相当(約661万株)、DRホートン株は約2億ドル(約149万株)だった。

DRホートン(週足)

DRホートン(週足)
(赤:買いトレンド・黄:売りトレンド)出所:トレーディングビュー・石原順インディケーター

 ユナイテッドヘルスは米国の主要指数であるダウ工業株30種平均を構成する1社である。公的医療保険の不正疑惑や業績悪化などにより、株価は年初から4割ほど下落している。昨年12月には保険部門の最高経営責任者(CEO)がニューヨーク市内で射殺されたほか、今年5月には司法省の調査を受けているなどの悪材料が続いた。

 バークシャーによる株式取得は短期的に株価が反転する材料となっている。直近の株価収益率(PER)は13倍程度、配当利回りは約3%だ。

ユナイテッドヘルス(週足)

ユナイテッドヘルス(週足)
(赤:買いトレンド・黄:売りトレンド)出所:トレーディングビュー・石原順インディケーター

 ニューコアは「配当貴族銘柄」の一つで、1973年以降、50年余りにわたり連続増配を行っている。今回、新たに取得された5銘柄を見ると、保険や鉄鋼、住宅関連といった従来型の安定した事業を営む企業への投資が中心で、長期的な価値上昇を見込んだ、いわゆる「バフェットらしい逆張り」投資だとの指摘もある。

ニューコア(週足)

ニューコア(週足)
(赤:買いトレンド・黄:売りトレンド)出所:トレーディングビュー・石原順インディケーター

バークシャー・ハサウェイの2025年6月末時点の保有銘柄と3月末時点の保有銘柄

バークシャー・ハザウェイの2025年6月末時点の保有銘柄と3月末時点の保有銘柄
出所:フォーム13Fより石原順作成

 一方、保有上場株としてバークシャーの最大投資先であるアップル(AAPL)株については、保有株式数を3月末比で7%減らした。株数にして2,000万株を削減、6月末時点の保有高は2億8,000万株だった。アップル株の売却は3四半期ぶりとなる。

アップル(週足)

アップル(週足)
(赤:買いトレンド・黄:売りトレンド)出所:トレーディングビュー・石原順インディケーター

バークシャー・ハサウェイの2025年6月末時点(上)と3月末時点(下)の保有銘柄上位10社

バークシャー・ハザウェイの2025年6月末時点の保有銘柄上位10社
バークシャー・ハザウェイの2025年3月末時点の保有銘柄上位10社
出所:フォーム13Fより石原順作成

 バークシャーは今月2日に2025年第2四半期決算を発表した。「キャッシュフロー計算書」によると、株式の取得額が39億900万ドルだったのに対し、売却額は69億1,500万ドルと、30億600万ドルの売り越しだった。保有株数を増やす一方で、残高全体については11四半期連続の売り越しとなった。

バークシャーの株式売買動向:11四半期連続の売り越し

バークシャーの株式売買動向:11四半期連続の売越し
出所:フォーム13Fより石原順作成

 また、この四半期に保有するクラフト・ハインツ(KHC)株の減損処理を行った。バークシャーは2013年にブラジル系のファンド、3Gキャピタルと組み、旧ハインツを買収し、非公開化した。

 その後、ハインツが2015年に旧クラフト・フーズと合併する際にも主導的な役割を担った。ハインツは主力商品のケチャップで高いブランド力を持っており、当時、コカ・コーラ(KO)と同様に、景気変動の影響を受けにくい消費財ブランドでバフェット好みだといわれていた。

 日本経済新聞の8月5日の記事「バフェット氏『損切り』のなぜ 継承準備か大勝負へ布石か」は、バフェットが2019年に米メディアに対し、合併の相乗効果を見誤り「ハインツにカネを払いすぎた」と吐露したことを取り上げた。

 一方で、今回の大型減損を経て保有株を全て手放すとの観測が上がっていると報じた。年末のCEO退任が近づく中、失敗事例を損切りし、懸案事項に片を付けているという。

 バフェットは、一般的なバリュー投資家としてのイメージとは異なり、実際には買った銘柄の3分の2を5年以内に売却するなど、「短期(短気)」投資家としての側面もある。

 投資において「損切り」は重要ではあるものの、多くの投資家が後回しにしがちな判断の一つである。いつか株価が戻るのではないかという期待は、時に資産を大きく減らす原因となる。「損切り」は失敗の証明ではなく、資金を守り、より良い機会に資本を振り向けることである。バフェットはこれまで航空会社の株式やIBM(IBM)を大幅な損失で手放したことがある。

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