食事券や日用品など生活に役立つ優待品がもらえる優待株への投資は「究極の物価高対策」といえます。そこで成長性も高く、節約と資産形成を両立できる物価高に負けない9月優待株を厳選しました。高額食事券のトリドール、癒やしの無料入浴券がうれしい極楽湯、王子のティッシュ優待など、もらってうれしい優待を集めました。
インフレ時代は優待株に投資すること自体が防衛策に!
年率3%以上の物価高が続く日本では、物価上昇率に比べて銀行預金などの金利水準が非常に低いこともあり、現預金の実質的価値(購買力)が毎年2~3%前後目減りしている計算になります。
そんなときはインフレ(物価上昇)に強い株式投資が有利になります。物価高に負けないような日用品、レジャー、食事券、食品優待のある優待株を購入すれば、優待品が物価高対策にもなるので一石二鳥です。
さらに、そうした優待株の多くは原材料費の高騰などを価格転嫁して業績が向上していることが多く、株価も軒並み上昇中。
優待目的で小売、流通、外食、アパレル、百貨店などの株を買って、魅力的な優待品をもらいながら長期保有していたら、インフレによる株価上昇で大きな値上がり益も得ることができた優待投資家が増えています。
つまり、優待株投資は物価高に対する防衛策として非常に有効なのです。
そこで、9月優待の中でも物価高に負けない優待株を厳選しました。
こうした株は、楽天証券が提供する「株主優待検索」を利用して、「検索条件を指定」の「優待内容」の欄で「飲食券・飲食割引券」「食品・飲料品」「買い物券」「日用品・電化製品・暮らし」などにチェックを入れると自分でも検索可能です。
自分自身の生活費節約に適した優待株はどれか、楽天証券の「株主優待検索」で探してみるのもいいでしょう。
No.1は成長性満点でランチ代節約に最適なトリドールHD(3397)
物価高に負けない食事券優待で人気も高く株価の調子もいいNo.1銘柄はうどんチェーン「丸亀製麺」などを運営するトリドールホールディングス(3397)です。
9月・3月末に100株保有で、同社の店舗で使える株主優待券(電子)3,000円分が贈呈されます。年間で6,000円分ですのでかなり使い応えがあり、食費節約の強い味方になるはずです。
さらに頑張って200株(投資金額90万7,000円※)保有すると、9月・3月末に4,000円分の優待券が贈られるほか、1年以上継続保有すると継続保有優遇制度でさらに3,000円分が贈られます。
年間では1万4,000円分の食事券となり、家計も大助かりでしょう。
※投資金額は2025年8月8日の株価を基に計算。以下、文章中の株価、投資金額、予想配当利回りは全て2025年8月8日終値を基に計算したものです。
同社の優待券はうどんの「丸亀製麺」以外にも、ラーメンチェーンの「ラー麺ずんどう屋」、ハワイアン風カフェ「コナズ珈琲」、居酒屋「晩杯屋」、切りたて牛肉炭火仕上げの焼肉店「肉のヤマ牛」、香港・中国など海外市場でも人気の米線(ミーシェン)を使ったスパイスヌードルレストラン「譚仔三哥(タムジャイサムゴー)」、立ち食いの讃岐うどん店「いぶきうどん」などなど、同社の成長に伴って、使える店舗がどんどん増えているのも大きな魅力です。
同社は収益の柱となる「丸亀製麺」が高単価の限定商品投入で既存店売上高が好調。ラーメンチェーンなど新業態店舗の客数も順調に増加中です。
海外市場も不採算店削減で採算が向上しており、今期2026年3月期は大幅な増収増益が見込まれています。
株価も2024年1月の上場来高値4,850円に迫る4,567円に達しており、今期の店舗純増数が150店以上という高い成長性を考えると今後も株価の順調な上昇に期待できそうです。
株価上昇に伴って予想配当利回りは0.24%と低いですが、物価高に負けない食事券優待で食費節約に励みながら株価のさらなる上昇をじっくり待てる優良成長株といえるでしょう。
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権利付き最終月:3月・9月 |
2.極楽湯HD(2340)
第2位に選んだのは、スーパー銭湯国内最大手の極楽湯ホールディングス(2340)。
9月末に100株を1年以上継続保有で、極楽湯グループ各店で利用できる無料入浴券4枚が贈呈されます。2年以上長期保有すると6枚に増えます。
無料入浴券は極楽湯の直営店全店などで使えるほか、同社の都市型新ブランド「RAKU(ラク)SPA」の店舗でも使えます(大半は無料券2枚が必要)。
物価高で生活はたいへんですが、時にはスーパー銭湯に行って癒やされることも必要です。そんなときに役立つのが極楽湯HDの優待といえるでしょう。
100株の投資金額が4万9,800円と少額で、地域によって異なるものの大人料金が1,000円以上することの多い極楽湯の無料入浴券4枚が利用できるので投資効果も抜群といえるでしょう。
同社は中国事業が不振で長らく業績低迷が続いてきましたが、中国から撤退し、国内市場に一本化。
最近は都市の駅近ビルの屋上などに新設した「天空サウナ」が、サウナブームの追い風を受けて好調に推移しています。
前々期の2024年3月期に黒字転換を果たし、前期2025年3月期は過去最高益。今期2026年3月期の業績予想は発表していないものの、順調に推移しそうです。
株価はいまだ底値近辺にあるものの、経営危機下の2022年10月安値208円から2025年1月には556円の高値まで浮上し、現在は498円です。
今後、国内のサウナブームに乗って新規事業が安定成長すれば、さらなる株価上昇に期待できるかもしれません。
10万円以下で買える低位株のため、優待の無料入浴券で物価高時代の疲れを癒やしつつ、株価の大化けを気長に待ちたいところです。
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権利付き最終月:9月 |
3.王子HD(3861)
トイレットペーパーなど家庭用紙代も値上がりする中、日用品の出費を抑えられるのが製紙会社最大手の王子ホールディングス(3861)の優待です。
3月末に1,000株(投資金額77万5,800円)を半年間継続保有で、同社の家庭用紙ブランド「王子ネピアカタログギフト(Aコース)」の中から商品セット一つを選べます。
選べるのは、ティッシュ主体やトイレットロール主体など何種類かありますが、どれも生活必需品のため、もらったらとてもうれしい気分になることは確実です。
1,000株購入には約77万円の投資資金が必要で、今回9月26日(金)の優待権利付き最終日までに同社の株を購入しても優待権利を取得できるのは半年後の2026年3月末になります。
しかし、同社は今期2026年3月期から配当性向を従来の30%から50%に引き上げ、3年で総額1,200億円の自社株買いを計画するなど株主還元に超積極的で、予想配当利回りが4.64%に達する高配当株である点も大きな魅力です。
今回の9月末株主には1株18円の半期配当が支払われるので高利回りの配当金をもらいながら、半年後の優待取得を楽しみに待ちたい銘柄といえるでしょう。
株価も積極的な株主還元策を好感して775.8円まで上昇。ここ10年間の最高値861円突破も目前です。
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権利付き最終月:3月・9月 |
4.TOKAI HD(3167)
約11万円台の少額資金で投資できて9月・3月末の年2回、ミネラルウォーターなども選べる人気優待を実施しているのが、東海地方でLPガス販売やケーブルテレビ事業などを展開しているTOKAIホールディングス(3167)です。
9月・3月末の年2回、5種類の優待内容から一つを選べます。
その5種類の中でも飲料費節約に役立つのは、Aコースの同社飲料水宅配サービス関連商品。100株保有ではうるのん「富士の天然水さらり」500mlペットボトル12本(1,255円相当)もしくは飲料水宅配サービス「おいしい水の宅配便 うるのん」12Lボトル(2,170円相当)が贈呈されます。
その他にもQUOカード500円分、同社が静岡駅の駅前ビルで運営するレストラン「ヴォーシエル」「葵」の食事券1,000円分なども選べますが、やはりお水優待が1番魅力的といえるでしょう。
同社はLPガスの販売を東海圏だけでなく関東でも拡大し、法人向けのクラウド事業など新成長分野も好調。前期に続いて今期2026年3月期も最高益更新が見込まれています。
今後もLPガス販売圏を四国や中国など西日本へ拡大予定で、予想配当利回りが3.01%に達する高配当株ですが、さらなる株主還元策の導入にも期待できそうです。
8月6日に発表した2026年3月期第1四半期決算がLPガス販売増やブロードバンド顧客の増加でこの四半期では過去最高の売上高、利益に到達したことで、株価も約5年8カ月ぶりとなる1,129円まで上昇。長らく続いた横ばい圏から上放れしています。
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権利付き最終月:3月・9月 |
5.ベルーナ(9997)
第5位はカタログ通販大手で最近はホテル事業が急成長中のベルーナ(9997)。
9月・3月末に100株保有で継続保有条件なく、1,000円相当の食品、お菓子、ワイン、日本酒のいずれか1点、もしくは通信販売優待割引券1,000円分、ネット専用優待ポイント1,000円分から1コースを選べます。
食品については同社が毎回選定したものが発送され、過去の実績では100株の場合、梅干しでした。
同社の100株の投資金額は9万6,800円。頑張って500株(投資金額48万4,000円)保有すれば、3,000円相当のお米も選べるので、お米の価格高騰の折、とても助かります。
また、同社が運営・提携するホテル、レストランなどの施設で使える優待割引券も100株保有の場合、9月・3月末に2,000円分贈呈されます。
同社は主力の通販カタログ事業に関しては業績横ばいが続いていますが、アジア諸国からの訪日客に大人気の北海道や東京など主要都市に多数のホテルを展開し、インバウンド(訪日外国人)需要でホテル事業が急成長中です。
今期2026年3月期も増収増益で予想配当利回りが3.10%に達する高配当株のため、比較的安定して長期保有できる点も魅力といえるでしょう。
株価もインバウンド需要の業績への貢献が注目された2024年半ばから上昇トレンド入りし、2025年7月には1,007円の年初来高値をつけています。
それでもいまだ株価収益率(PER)9.8倍、株価純資産倍率(PBR)0.67倍の超割安株のため、さらなる株主還元策の積極化による株価続伸に期待できるかもしれません。
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権利付き最終月:3月・9月 |
【2025年9月株主優待】「節約×投資」で物価高に負けない!日用品・食事券系優待ランキング
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