金相場は軟調。これまで維持していた1,260ドル台を割り込んだ。米国株の堅調さや米長期金利が上昇したことが売りにつながった模様。さらに米議会与野党幹部が9月末までの予算案をまとめることで合意し、政府機関の閉鎖が回避される見通しになったことも金相場の重石となったとみられる。

一方、この日は日本が大型連休の谷間だったことや、アジアや欧州の主要国もメーデーの祝日で休場だったため、取引は閑散だった。市場では、2・3日開催のFOMC声明の内容を見極めたいとのムードが広がっているようである。

一方、フランス大統領選を前にユーロが下落したことも、ドル建てで取引される金相場の上値を抑えたとみられる。しかし、北朝鮮情勢の不透明感など地政学的リスクは依然としてくすぶっており、積極的に金を手放す動きは限定的であろう。

非鉄相場はアーリー・メイ・バンクホリデーのため休場。2日から取引が再開される。NY銅は続伸。引き続き供給懸念を背景に約1カ月ぶり高値を付けている。米フリーポート・マクモランが運営するインドネシアのグラスバーグ銅山でストが計画されているとの報道が相場を押し上げた模様。実際に実行されれば、供給懸念が意識される形でさらに上値を追うことになろう。

原油は反落。米国内の供給過剰懸念や米中の低調な製造業景況指数を受けて売られた模様。またドル高基調も上値を抑えているとみられる。米国内の石油掘削リグ稼働数は前週比9基増の697基と、15年4月以来の高水準となり、増加は15週連続と米国内の需給不均衡に対する警戒感が強まっているようである。

さらに、4月のISM製造業景況指数が54.8と、前月の57.2から低下し、市場予想の56.5も下回るなど、経済指標の軟調さも嫌気されている可能性がある。また中国の4月の製造業PMIも前月から低下し、予想を下回るなど、米中のエネルギー需要の先行きに懸念が広がったことも売りにつながったとの見方がある。

石油製品相場も軟調であり、目先はなかなか買い機運が盛り上がってこないようである。割安圏であるとみられるが、市場参加者は将来の原油相場の上昇に期待を持てていないようである。

一方、リビア国営石油会社(NOC)は産油量が日量76万バレル超と、14年12月以来の高水準になったとしている。そのうえで、今後増産に努める計画であるとしている。NOCは以前に、8月までに産油量を同110万バレルに押し上げる目標を掲げている。

OPECの減産延長は不可欠な状況になっているとみられ、さらに非加盟国が同調し、減産が維持されることで需給バランスが改善されることが確認されることが必要であろう。また今月後半からの米ガソリン需要期入りが反発のきっかけになるかに注目したい。