中国市場とAI向けの需要回復が追い風、主力2部門ともに見通し改善
| 現地コード | 銘柄名 |
|---|---|
| 00522 |
ASMPTリミテッド (エーエスエムピーティー) |
| 株価 | 情報種類 |
|
63.20HKD |
株価 企業情報 チャート |
オランダASMインターナショナル傘下の半導体製造装置大手、ASMPTの2025年4-6月期決算は、為替変動要因や戦略的研究開発(R&D)投資により、予想を下回った。ただ、半導体ソリューション(SEMI)部門、表面実装技術(SMT)部門全体で受注が増加し、BBレシオ(出荷額に対する受注額の割合)は1.11に改善。続く7-9月期の売上高に関する同社の強気のガイダンスを支えた。6月中間決算を見ると、先端パッケージング(AP)事業の売上構成比が39%と過去最高。サーマルコンプレッションボンディング(TCB:熱圧着)やその他ツールにおいて、AI向け需要の拡大が見込まれることや、ファウンドリ、OSAT(後工程専門の受託会社)、広帯域メモリ(HBM)顧客の適格性確認が進むことで、この勢いは今後も続くとみられる。旺盛なAI需要と中国での需要回復を追い風に、SMT、SEMI両事業の回復見通しがより明確化したとしている。
4-6月期の売上高は前年同期比2%増の34億HKドルと、経営陣が示したガイダンスのほぼ中央値だった。粗利益率と営業利益率は前四半期を1.2ポイント、0.1ポイント下回る39.7%、5.0%。戦略的R&D、ITインフラ投資の影響や為替要因が響いた。調整後純利益は3%減の1億3,100万HKドル。混合BBレシオは1.11に改善し、内訳はSEMIが0.83、SMTが1.51。足元の受注の力強さを示した。
経営陣のガイダンスでは2025年7-9月期の売上高が4億4,500万-5億500万米ドル。中央値で前年同期比10.8%、前四半期比では8.9%の増収に相当する。SEMI部門のワイヤとダイボンダーの受注増に加え、サプライチェーンの多様化、AIサーバー向け需要を受けたSMT受注の増加が楽観見通しの理由。経営陣はAP業務の力強い成長や、中国市場の勢い、AIデータセンターに起因する主力部門の需要の復調を予想。半面、短期的には自動車と産業用の川下需要の軟化を見込む。関税問題に関しては対処可能とみている。
2025年上期のAPの売上構成比は39%と過去最高。またTCBツールの設置数(500台超)で、同社は世界最多となった。上期の受注は50%強の伸び。BOCIはTCBやその他APツールの受注が急成長段階に入ったとし、下期には一定の地位を確立するとみる。
BOCIは中国市場とAI関連の需要回復を理由に、SMT部門の予想売上高を3%増額修正する半面、C2S(SiC)TCBの受注の遅延を見込み、SEMI部門の予想売上高を下方修正した。AP業務の比重の拡大で、全体の粗利益率が40%超を維持すると予想しながらも、営業費用がかさむとみて、向こう3年の予想純利益を15%、4%、3%減額修正。2026年予想株価収益率(PER)20倍をあてはめ、目標株価をやや引き下げた。株価の先行きは強気見通しを継続している。
一方、レーティング面の潜在リスク要因としては、生成AI関連の製品需要の減速、マクロ経済の減速、地政学的リスク、自動車・産業需要の予想以上の低迷などを挙げている。





















































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