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決算レポート:GEエアロスペース(商業用航空エンジン事業の受注好調)

2025/7/28 18:05

 GEエアロスペースは航空エンジンで世界トップクラスのシェアを持つ。2025年12月期2Qは、21.2%増収、65.1%営業増益。商業用航空エンジン&サービスが大幅増収増益。防衛&航空エンジンも堅調。受注高も伸びており、残存履行義務も高水準。楽天証券の目標株価を330ドルとする。中長期で投資妙味を感じる。

目次
  1. 1.ゼネラル・エレクトリック(GE)が2023年から2024年にかけて分社化を実施。
  2. 2.GEエアロスペースの2025年12月期2Qは、21.2%増収、65.1%営業増益。
  3. 3.会社側は2025年12月期通期の売上高見通しを上方修正した。
  4. 4.今後6~12カ月間の目標株価を、330ドルとする。

※このレポートは、YouTube動画で視聴いただくこともできます。
著者の今中 能夫が解説しています。以下のリンクよりご視聴ください。
決算レポート:GEエアロスペース(商業用航空エンジン事業の受注好調)

毎週月曜日午後掲載

本レポートに掲載した銘柄GEエアロスペース(GE、NYSE)

1.ゼネラル・エレクトリック(GE)が2023年から2024年にかけて分社化を実施。

 2021年11月9日、米国のゼネラル・エレクトリック(以下GE)は、航空、ヘルスケア、電力の3つの事業に企業分割する計画を発表しました。

 まず、ヘルスケア事業を手掛ける「GEヘルスケア・テクノロジーズ(GE HealthCare Technologies)」が2023年1月4日に分社化を完了し、同日NASDAQに上場しました(2022年12月15日から発行日前取引開始(発行日前取引は、新株の発行日前に売買の約定を行い、発行日以降に決済する取引))。ティッカーは「GEHC」です。

 次いで、エネルギー事業(ガス、水力、原子力、風力等の発電設備、送電、配電等の電化設備等)が「GEベルノバ(GE Vernova)」として2024年4月2日に分社化されニューヨーク証券取引所に上場しました(2024年3月27日より発行日前取引開始)。ティッカーは「GEV」です。

 GEに最後に残ったのが航空部門で、これが「GEエアロスペース(GE Aerospace)」ですが、正式名称はゼネラル・エレクトリック(General Electric Company)です。引き続きニューヨーク証券取引所に上場しており、ティッカーは「GE」です。

 GE分社化後の3社の株価を見ると、3社とも株価は大きく上昇しました。

  • GEヘルスケアは、2023年1月4日終値60.49ドルから2025年7月25日終値77.61ドルへ上昇。上場後高値は93.87ドル(2024年3月4日終値)。
  • GEベルノバは、2024年4月2日終値140.00ドルから2025年7月25日終値644.59ドルへ上昇。
  • GEエアロスペースは、GEヘルスケアの分社化が完了した2023年1月4日終値56.3ドル、GEベルノバの分社化が完了した2024年4月2日終値147.39ドルから、2025年7月25日終値271.59ドルへ上昇。

 このため、GE分社化は最近の企業分割の成功例となっています。

 GEエアロスペースの事業は商業用、防衛用の航空エンジンの製造販売と保守サービスです。2022年の世界シェアは、1位GEエアロスペース(市場シェア31.1%)、2位RTX(プラット&ホイットニー)(同24.5%)、3位ロールスロイス(同10.7%)です。

2.GEエアロスペースの2025年12月期2Qは、21.2%増収、65.1%営業増益。

 GEエアロスペースの2025年12月期2Q(2025年4-6月期、以下今2Q)は、売上高110.23億ドル(前年比21.2%増)、継続事業税引前利益23.89億ドル(同65.1%増)となりました。

 セグメント別に見ると、主力事業である「商業用航空エンジン&サービス」は、売上高79.90億ドル(同30.3%増)、セグメント利益22.32億ドル(同32.9%増)と大幅増収増益となりました。製品売上高、サービス売上高ともに好調でした。

 また「防衛&航空エンジン」は、売上高25.63億ドル(同6.7%増)、セグメント利益3.62億ドル(同5.2%増)と堅調でした。

 受注高は特に「商業用航空エンジン&サービス」の受注高が好調でした。全社受注高は、今1Q126.14億ドル(前年比11.2%増)、今2Q145.87億ドル(同27.0%増)と伸びました。

 残存履行義務(RPO:Remaining Performance Obligation。契約済みだが、まだ履行義務を果たしていない金額)は、今1Q1,725.99億ドルから今2Q1,743.96億ドルへ小幅増加しました。当面は高水準のRPOを消化することになるため、順調な業績が予想されます。

表1 GEエアロスペースの業績

GEエアロスペースの業績
株価(NYSE) 271.59米ドル(2025年7月25日)
時価総額 288,700百万ドル(2025年7月25日)
発行済株数 1,071百万株(完全希薄化後、Diluted)
発行済株数 1,063百万株(完全希薄化前、Basic)
単位:百万ドル、ドル、%、倍
出所:会社資料より楽天証券作成。
注1:当期純利益は親会社株主に帰属する当期純利益。
注2:EPSは完全希薄化後発行済み株式数で計算。ただし、時価総額は完全希薄化前発行済み株式数で計算。

表2 GEエアロスペース:セグメント別業績(四半期ベース)

GEエアロスペース:セグメント別業績(四半期ベース)
単位:100万ドル
出所:会社資料より楽天証券作成

グラフ1 GEエアロスペースの受注高

GEエアロスペースの受注高
単位:100万ドル、四半期、出所:会社資料より楽天証券作成

グラフ2 GEエアロスペースの残存履行義務(RPO)

GEエアロスペースの残存履行義務(RPO)
単位:100万ドル、出所:会社資料より楽天証券作成

3.会社側は2025年12月期通期の売上高見通しを上方修正した。

 今2Q業績を見て、会社側は2025年12月期通期業績ガイダンスを上方修正しました。会社側は、2025年12月期通期の調整済み売上高(全売上高から保険事業売上高を除いたもの)増収率を前回予想の10%前半から10%半ばの伸びに上方修正しました。また、Non-GAAP営業利益予想を前回の78~82億ドルから82~85億ドルへ上方修正しました(前期2024年12月期のNon-GAAP営業利益は72.53億ドル)。

(注:Non-GAAP営業利益は、米国会計基準(US-GAAP)によるGEの継続事業税引前利益から、保険事業の損益、金融費用、一時利益、一時費用等を差し引いたもの。なお、2024年12月期Non-GAAP営業利益は前年比30.4%増となり、米国会計基準による2024年12月期継続事業税引前利益は前年比27.0%減となっているが、これは2023年12月期に分社化に伴ってGEヘルスケアの株式売却益が計上されており、Non-GAAP営業利益を算出する際には、株式売却益を一時利益として差し引くためである。)

 GEエアロスペースが提示している2028年12月期予想においても、2028年までの年平均増収率(2025~2028年)を1ケタ台後半から10%台(2024~2028年)へ、Non-GAAP営業利益を前回の最大100億ドルから最大115億ドルへ上方修正しました。

 楽天証券では、今2Qまでの業績の中身と2025年12月期、2028年12月期の会社側ガイダンスを参考に、2025年12月期を売上高445億ドル(前年比15.0%増)、継続事業税引前利益96億ドル(同26.0%増)、2026年12月期を売上高512億ドル(同15.1%増)、継続事業税引前利益116億ドル(同20.8%増)と予想します。

 民間航空機市場の拡大と米国の関税政策による米国製航空機と航空エンジンの市場拡大が今後の業績に寄与すると予想されます。

 株主還元については、2026年までにフリーキャッシュフローの100%以上を株主に還元する予定です。GEエアロスペースは2024年12月期、2024~2026年に配当と自社株買いによって約190億ドルを株主に還元する計画を発表しました。今2Q決算時に取締役会の承認を条件に、これを240億ドルに増額すると発表しました。この株主還元は、約190億ドルの自社株買いと、約50億ドルの配当(純利益の約30%に相当する)から成ります。

 また、2026年以降は、配当と自社株買いの組み合わせを通じて、毎年フリーキャッシュフローの少なくとも70%を還元する予定としています。

表3 GEエアロスペース:セグメント別業績(通期ベース)

GEエアロスペース:セグメント別業績(通期ベース)
単位:100万ドル
出所:会社資料より楽天証券作成。予想は楽天証券。

4.今後6~12カ月間の目標株価を、330ドルとする。

 GEエアロスペースの今後6~12カ月間の目標株価を330ドルとします。

 楽天証券の2026年12月期予想1株当たり利益(EPS)9.32ドルに、今の評価である株価収益率(PER)35倍前後を当てはめました。今後も需要拡大が期待できる航空エンジンでトップクラスのシェアを持っていること、自社株買いと増配に熱心であることを評価しました。

 中長期で投資妙味を感じます。

本レポートに掲載した銘柄GEエアロスペース(GE、NYSE)

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