CLOSE
人気記事ランキングから探す
CLOSE
初心者でも大丈夫!NISAの始め方がわかる
つみたて投資枠と成長投資枠って?

つみたて投資枠と成長投資枠って?

積立額別!利回りシミュレーション

積立額別!利回りシミュレーション

投資信託の銘柄選び、ポイントは?

投資信託の銘柄選び、ポイントは?

NISAとiDeCo、賢い使い分け方

NISAとiDeCo、賢い使い分け方

NISAをもっと詳しく知ろう
高齢者向けNISAって何?

高齢者向けNISAって何?

NISAで買える金関連銘柄の選び方

NISAで買える金関連銘柄の選び方

割安度やパフォーマンスで比べる

割安度やパフォーマンスで比べる

資産形成が有利になる制度とは

資産形成が有利になる制度とは

CLOSE
人気のテーマから探す
最新!株主優待NEWS
米国株の選び方
利回り3%以上を狙う!高配当株の選び方
新しいあなた 新しいNISA
トウシル編集部オススメのテーマから探す
新しいあなた 新しいNISA
確定申告お役立ちテク
祝! 日経平均株価 5万円突破 これからどうなる?
投資のヒントがいっぱい!個人投資家インタビュー

トランプ氏が関税引き上げ発表後、世界株安にならないのはなぜ?日本株の見通しは(窪田真之)

2025/7/14 8:00

 トランプ米大統領は、8月1日から日本に25%、EU・メキシコに30%、カナダに35%、ブラジルに50%の関税を課すと表明。医薬品には1年後に200%の関税をかける方針。米国の強硬姿勢に反して世界の株が落ち着いている理由には、追加関税が単なる脅しとみられていることや、世界景気ソフトランディングへの期待が高まっていることが考えられる。

目次
  1. トランプ政権が再び強硬策に転換、それでも株価は落ち着いた動き
  2. なぜ世界の株価は落ち着いているか?
  3. 日本株は3万8,000~4万円のレンジに逆戻り

トランプ政権が再び強硬策に転換、それでも株価は落ち着いた動き

 先週(営業日7月7~11日)の日経平均株価は、1週間で241円下がり3万9,569円となりました。トランプ大統領が関税政策について再び強硬姿勢に転じ、世界各国に対して次々と関税引き上げを表明していますが、4月のような世界株安は起こらず、世界的に株価は落ち着いた動きとなっています。

日・米・独・香港株の年初来推移:2024年末=100として指数化(2025年7月11日まで)

日・米・独・香港株の年初来推移:2024年末=100として指数化(2025年7月11日まで)
出所:QUICKより楽天証券経済研究所作成

 トランプ政権が公表した関税施策は以下の通りです。

1:相互関税「上乗せ分」の発動は8月1日まで延期

 米国との関税交渉の期限は7月10日と定められていました。それまでに関税交渉で合意しないと、90日間停止していた相互関税の「上乗せ分」が発動される予定でした。

 関税交渉で合意できたのは、英国とベトナムだけですが、相互関税「上乗せ分」の発動は8月1日に延期されました。関税交渉の期間を、事実上、8月1日まで延長したと取れます。

2:相互関税「上乗せ分」を多くの国に対して引き上げ

 8月1日に発動される相互関税「上乗せ分」について、当初4月2日に発表した数字よりも、引き上げられた国が多数あります。

 日本には8月1日に25%の関税(基本税率10%+上乗せ分15%)を課すと公表しました。4月2日には24%とされていました。1%引き上げたことになります。

 韓国にも25%の関税を課すとしました。

 ブラジルに対して50%の関税をかけるとしました。当初4月2日には10%のみとしていました。大幅な引き上げです。

 カナダに対して35%、メキシコに対して30%の関税を課すとしました。ただし、米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)の条件を満たした輸入品には引き続き関税がかからないこととされています。

 欧州連合(EU)には30%の関税を課すとしました。EUとの交渉が不調であった間、トランプ大統領は「EUに50%の関税をかける」と発言していましたが、とりあえず30%とされました。

 その他、高率の関税をかけると公表した国は多数あります。ミャンマーとラオスに40%、タイとカンボジアに36%、セルビアとバングラデシュに35%、インドネシアに32%、南アフリカに30%、マレーシアとチュニジアに25%の関税をかけると公表しました。

 ベトナムは、米国と関税交渉で合意したとされていますが、それでも20%の関税をかけられることとなりました。中国などからベトナムを経由して米国へ輸出する「迂回(うかい)輸出」に対しては40%関税をかけるとしています。ベトナム政府はこの条件に納得していません。米国と関税引き下げの交渉を続けているもようです。

3:8月1日の関税上乗せ発動日まで、世界各国と米国の交渉は続く

 8月1日から発動される関税率について、交渉によっては見直すことがあるとトランプ政権は表明しています。8月1日まで、厳しい交渉が続く見込みです。

4:医薬品に200%の関税をかける方針を表明

 トランプ大統領は、相互関税とは別に、品目別関税も引き上げていく方針です。医薬品および医薬品原料に対して、1年超の猶予の後、200%の関税をかける方針を表明しました。

 鉄鋼・アルミニウムへの関税はすでに50%に引き上げられています。

 品目別でも今後、さまざまな引き上げの脅しが続く可能性があります。

なぜ世界の株価は落ち着いているか?

 7月に入ってから、トランプ政権が再び、関税で強硬姿勢に転じているのに、世界の株価は落ち着いています。それには、二つの理由が考えられます。

1:TACO(トランプはいつもびびって引き下がる)への期待

 4月2日に発表した相互関税を、世界的な株の暴落を受けて4月9日には「90日間延期」と発表しました。その後も、強硬策を出しては引っ込めることを繰り返していることから、TACOというやゆが広まりました。

 今公表している高い税率は交渉のための脅しで、8月1日までに緩和策を出すだろうという期待があります。トランプ大統領は株をよく見ている大統領で、「株が上がると強硬になり、株が下がると緩和する」の繰り返しと思われている面もあります。

2:米景気・世界景気ソフトランディング(軟着陸)への期待

 自動車関税や10%の相互関税など、すでにトランプ関税がかなり発動済みですが、その割には米インフレが上昇していないこと、米景気も堅調であることが、安心感を呼んでいます。

 時間差で米インフレ高進・景気悪化が出てくるとの考えもあり、予断を許しませんが、とりあえず、今のところ株式市場に安心感を与えています。

次ページへ

アプリで投資を学ぼう
【ポイントGET】トウシルアプリにポイントミッション機能が付いた!
トウシルの公式アプリに「ポイントミッション機能」を追加しました。
記事を読むなどのミッションクリアで楽天ポイントGET!
お金と投資の学びをもっとおトクに。
facebook twitter メールで送る 印刷
閉じる×
このレポートについてご意見・ご感想をお聞かせくださいトランプ氏が関税引き上げ発表後、世界株安にならないのはなぜ?日本株の見通しは(窪田真之)
記事についてのアンケート回答確認

トランプ氏が関税引き上げ発表後、世界株安にならないのはなぜ?日本株の見通しは(窪田真之)

今回のレポートはいかがでしたか?
コメント

本コンテンツは情報の提供を目的としており、投資その他の行動を勧誘する目的で、作成したものではありません。 詳細こちら >>

※リスク・費用・情報提供について >>

関連記事
バックナンバー
トウシルおすすめの記事
アクセスランキング
デイリー週間月間
新着記事
メールマガジン

配信:平日毎営業日配信
祝日・GW・夏季/冬季休暇 を除く

公式SNS

配信:記事配信時 随時
facebookおよびX(Twitter)には一部配信しない記事もあります

HOME TOP