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決算後の下落銘柄、個人投資家が知っておきたい損しないためのケア

2025/5/15

 3月決算銘柄の2025年3月期本決算の決算発表シーズンが終わりました。発表後株価が上がった銘柄、下がった銘柄とそれぞれですが、今回は下がった銘柄にフォーカスを当て、銘柄選択における活用法と注意点を考えてみたいと思います。

目次
  1. 今年も決算発表シーズンが終了
  2. 個人投資家が勘違いしてはいけないこと
  3. 決算発表後株価が急騰した銘柄はなかなか買いにくい
  4. 決算発表後株価が下落する理由を知っておく
  5. 買った後に大きな損失を発生させないためのケア

今年も決算発表シーズンが終了

 上場企業は、決算日から原則45日以内に決算発表を行うことになっています。上場企業の中で最も多い3月決算企業の2025年3月期決算発表も、5月15日をもってほぼ出そろいました。

 四半期決算と比べ、本決算は大きな違いがあります。それは、当期の決算の内容よりも、来期の業績予想の方が重視されるからです。

 株価は基本的には将来を見据えて動くものですから、2025年3月期の決算内容が良いものであっても、2026年3月期の業績予想が悪ければ、投資家からの評価が低下し、株価も大きく下がってしまうことがよくあります。

個人投資家が勘違いしてはいけないこと

 ただ、株価形成要因を勘違いしないよう、私たち個人投資家は注意しなければなりません。つまり、2025年3月期の決算内容が良いからといって、その銘柄を喜んで買ってしまわないようにしたほうがよい、ということです。決算発表で発表される数値はあくまでも「終わった話」であり、株価形成要因とはならないからです。

 個人投資家が決算発表時に注目すべきは、3月決算銘柄であれば2026年3月期の業績予想と、決算発表(=2026年3月期の業績予想発表)後の株価の反応です。

 そして個人的に注目したいのが、決算発表後に株価が下落した銘柄についてなのです。

決算発表後株価が急騰した銘柄はなかなか買いにくい

 決算発表時に、好調な来期予想を発表した銘柄や、大幅な増配を発表した銘柄の株価は、決算発表後に急騰することがよくあります。

 このとき、株価が*窓を大きく開けて上昇するため、決算発表前よりかなり高い株価でないと買うことができません。

*窓開け:前日のローソク足と当日のローソク足との間に生じる隙間=「窓」。上方向の窓開けをギャップアップ、下方向の窓開けをギャップダウンという。

 もちろん、株価が急騰後も上昇を続けるケースもありますが、急騰後頭打ちとなり、株価がその後下落してしまう例も多いのです。そのため筆者は、決算発表後に株価が急騰した銘柄については購入を見送り、その後の押し目(上昇トレンドにある株価が一時的に下落すること)を待ってから買うようにしています。

決算発表後株価が下落する理由を知っておく

 一方、決算発表後に株価が下落する銘柄はどうでしょうか。まずは、株価が下落する理由を知っておく必要があります。

 直感的に理解できるのは、今期に比べ来期の業績が大きく悪化するという予想が、企業側から発表された場合です。

 それ以外によくあるのが、来期の業績は良くなる予想であるが、プロ投資家の想定よりはかなり低い予想であった場合です。

 決算発表後に株価が下落した場合はネガティブであることが多いのですが、株価が一時的に下落した後、上昇に転じるケースも結構あります。

 よくあるケースとして、来期の業績予想がイマイチだったので、決算発表直後は株価が大きく下がったものの、業績予想があまりにも保守的だったり、特殊要因による業績悪化予想であり、それほど心配するほどのものではないと後になって分かる場合があります。

 あるいは、来期の業績予想は決して悪くないように思えるが、プロ投資家があまり注目していない銘柄のため買いが入らず、株価がなぜか下がってしまうというケースもあります。

買った後に大きな損失を発生させないためのケア

 決算発表直後は株価が下がってしまうものの、その後上昇に転じるケースというのは、結果的にその株を安く買えることになりますから、投資家にとっても好都合です。

 もちろん、決算発表後に株価が下がってしまう銘柄をなんでもかんでも買ってよいわけではなく、来期の業績予想が悪い銘柄については慎重になるべきだと思います。

 ですから注目すべきは、「来期の業績予想が良い数字なのに、決算発表後に株価が下がってしまう銘柄」です。

 こうした銘柄の株価が下げ止まり、上昇に転じたところで買うというのが一つの方法です。

 上昇に転じたサインとしては、移動平均線を超えたところだったり、下げ続けていた株価が5%程度上昇したところだったり、といろいろ考えられますが、その後、株価が大きく下げてしまうこともあります。

 従って、買った後どこまで下がったら損切り・撤退するかをあらかじめ決めておき、そのルールを守ることで大きな損失を避けるようにしてください。

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