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すかいらーく、マクドナルド、焼肉きんぐなどトランプショックに負けない飲食系優待がずらり 株主優待人気ランキング2025年6月

2025/5/5

6月の株主優待銘柄はなんと134銘柄。投資家に大人気の定番外食系優待が目立つ月となっています。トランプ関税の影響で乱高下している日本株ですが、今回の中にはトランプ関税の影響を受けにくい内需株の外食企業もあります。2025年6月の人気株主優待を紹介します。

目次
  1. 6月株主優待 人気ランキング
  2. 6月の株主優待銘柄は134銘柄!
  3. 6月優待株は前年比20銘柄も増加。注意点は?
  4. 1位:ヤマハ発動機(7272)
  5. 2位:すかいらーくHD(3197)
  6. 3位:日本マクドナルドHD(2702)
  7. 4位:カゴメ(2811)
  8. 5位:物語コーポレーション(3097)
  9. 6位:フジオフードグループ本社(2752)
  10. 7位:ラウンドワン(4680)
  11. 8位:アシックス(7936)
  12. 9位:小林製薬(4967)
  13. 10位:クラレ(3405)
  14. 「株主優待検索」のやり方
  15. 優待銘柄を検索

6月株主優待 人気ランキング

順位 コード 銘柄名 優待品例 優待発生金額※1
1 7272 ヤマハ発動機 自社カレンダーなど 3,417,000
2 3197 すかいらーくHD 飲食券 295,700
3 2702 日本マクドナルドHD 飲食券 601,000
4 2811 カゴメ 自社商品 295,950
5 3097 物語コーポレーション 飲食券 368,500
6 2752 フジオフードグループ本社 食事券または自社関連品 120,000
7 4680 ラウンドワン 施設など利用割引券 88,700
8 7936 アシックス 自社製品割引券 307,600
9 4967 小林製薬 自社製品 532,400
10 3405 クラレ 自社カレンダーなど 1,661
※1優待発生金額 =2025年5月1日終値の株価 × 優待獲得最低株数で計算した金額です。

最新の情報は、楽天証券の「株主優待検索」>>

このランキングは楽天証券で優待を保有されているお客さまの人数が2025年4月30日時点で多い順番です。
この記事は銘柄を推奨するものではありません。

売建可能数量や日歩は、楽天証券にログインいただくとご覧いただけます。
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025年5月1日時点の終値や数値を、楽天証券Webサイトから採取して記載しています。
*配当利回りは5月1日株価終値と2025年3月期、6月期、12月期配当予想で計算。小数点第三位を四捨五入。株価は楽天証券HPより。配当予想は5月1日調査時点で最新の決算短信より。市況により変動するため、必ずご自身でご確認くださいませ。

6月の株主優待銘柄は134銘柄!

 2025年6月優待は、6月26日(木)が優待権利付き最終日、翌6月27日(金)が権利落ち日。土日をはさんだ6月30日(月)が権利確定日になります。

 6月26日(木)までに優待株を買って、27日(金)まで持ち越すと、30日(月)の株主名簿に株主として記載され優待権利を獲得できます。

 今回の6月優待株は134銘柄。2024年より20銘柄も増えました。

※楽天証券 株主優待検索より

 1位はヤマハ発動機ですが、これは株式3分割で少額資金でも購入しやすくなった影響のようです。それ以外ではすかいらーくホールディングスや日本マクドナルドホールディングスなど投資家に大人気の定番外食系優待が目立つ魅力的な優待月です。

 米トランプ大統領の過激な関税政策の影響で乱高下している日本株ですが、国内で営業する内需株の外食企業は関税の悪影響も少なく、株価も安定的に推移しているものが目立ちます。

 人気10位以下の外食系優待株には以下のような銘柄もあります。いずれもなじみのある店舗が多くそろっています。

  • 「築地銀だこ」「銀のあん」などを展開するホットランドホールディングス(6月・12月末に100株で優待券1,500円分)
  • 「ステーキハウス ブロンコビリー」運営のブロンコビリー(6月・12月末に100株で優待券2,000円分。200株では4,000円分もしくはお米2kg)
  • 「サーティワンアイスクリーム」運営のB-R サーティワン アイスクリーム(6月・12月末に100株で「eGift(電子ギフト)」1,200円分)
  • 「ロイヤルホスト」「天丼てんや」などを展開するロイヤルホールディングス(6月・12月末に100株で優待券500円分)
  • 「KICHIRI カジュアルダイニング」などを展開するきちりホールディングス(6月・12月末に100株で優待券1,500円分)

 その他、「ドン・キホーテ」運営のパン・パシフィック・インターナショナルホールディングスの自社ポイント優待(6月・12月末に100株以上で一律、自社電子マネー「majica」ポイント2,000円分)や菓子メーカー・江崎グリコの自社グループ商品(6月末に100株で市価1,000円相当。3年以上継続保有で1,500円相当に増額)なども、もらってうれしい優待といえるでしょう。

6月優待株は前年比20銘柄も増加。注意点は?

 東京証券取引所の上場基準が市場に流通する株式の数や時価総額の面で厳しくなったこともあり、2024年には過去最高の131社が株主優待制度を新設し、優待目的で長期保有してくれる個人投資家の獲得に躍起になっています。

 その影響もあって、2024年6月末には114銘柄だった6月優待株も今回2025年6月末には134社と1年間で20社も増加しました。

※楽天証券「株主優待人気ランキング」連載記事より

 注目度の高さでいうと、飲料メーカーのコカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングスが株主優待制度を再導入。2025年6月末は100株でCoke ON®対応自販機で使える「Coke On®」ドリンクチケット5枚が贈呈されます。

 今後は6月・12月末に100株を半年以上保有で同ドリンクチケット5枚と、継続保有条件がつきます。3年以上保有するとチケット10枚に増額されます。

 2025年6月末から優待を新設した銘柄の優待内容はQUOカード、デジタルギフトなど金券系が多く、

  • 中古車流通ネットサービス「ASNET(エーエスネット)」を運営するオートサーバー。初回の2025年6月末は100株以上保有でQUOカード1万円分、2026年6月末以降は5,000円分。200株(投資金額約48万6,400円)を1年間継続保有で1万5,000円分。
  • 携帯電話のインフラ構築・運用を行うベイシス。6月・12月末に200株(投資金額約39万8,000円)以上保有で一律、PayPayマネーライトやAmazonギフトカードなどに交換可能なデジタルギフト5,000円分。1年以上継続保有で1万円分に増額。

といった高額優待もあります。

 ただし、2024年10月に非常に高額な金券系優待新設を発表した不動産関連企業のREVOLUTION(8894)が2025年3月に優待を一度も実施しないまま廃止することを発表。

 業績不振企業があまりに高額な金券系優待を新設した場合、持続可能性に問題があるため注意が必要です。

 また、優待新設企業の多くは日々の取引高が少なく、売買しづらい面もあるので、楽天証券の取引画面の売買注文の気配値などを見て、売買しやすいかどうかを確認しましょう。

1位:ヤマハ発動機(7272)

権利付き最終月:6月、12月[貸借銘柄]
株価:1,139円
配当金:50円(2025年12月期予想)
配当利回り:4.39%
優待獲得株数:3,000株以上
優待内容:3,000株以上保有で翌年の自社カレンダー(レーシング・マリン・大漁カレンダーのいずれかを選択)(6月のみ)。100株以上で1,000ポイント、300株以上で2,000ポイント、1,000株以上で3,000ポイント、3,000株以上で4,000ポイントのポイント付与(12月のみ)
その他条件:カレンダーは希望者のみ。3年以上継続保有の場合1,000ポイント追加。ポイントを自社およびグループ会社の所在地の名産品などと交換可
最新情報は企業HPからご確認ください

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 6月優待株の人気第1位は二輪車やクルーザーなどマリン事業を展開するヤマハ発動機。

 同社は2024年12月末に株式3分割を行い、約10万円前後の少額資金でも購入可能になりました。楽天証券の口座で保有する投資家の数が増えたため、優待人気1位になりましたが、6月末には3,000株(投資金額約341万7,000円)以上保有の希望者に限り、翌年の自社カレンダー3種類のうち1点が贈呈されるだけで、それほど魅力的な優待内容ではありません。

 同社のメインの優待は、12月末に100株保有で地方名産品や自社関連商品を選べる自社ポイント1,000ポイントの贈呈です。3年以上継続保有すると2,000ポイントに増額されます。

 株式3分割にもかかわらず、新たな100株(従来の約33株)の優待内容が変わらず、300株保有(株式分割前の100株)では2,000ポイント(3年以上保有で3,000ポイント)と優待内容が拡充されたことも人気向上につながったようです。

 同社はインドなどの二輪事業が好調で今期2025年12月期は過去最高の売上高更新を予想しています。

 ただし、4月3日には、トランプ関税の影響で米国に輸出しているマリン製品などが打撃を受けるため、最大数百億円規模の減益要因になることを明らかにしています。

 株価はトランプ関税発動を受けて一時1,000円を割り込む水準まで下落しましたが、株価下落の影響で今期予想配当利回りは4.46%まで上昇。

 トランプ関税による世界的な景気後退が心配ですが、魅力的な優待もある高配当割安株として全体相場が悪化したときに底値買いを狙いたい銘柄の一つといえるかもしれません。

2位:すかいらーくHD(3197)

権利付き最終月:6月、12月[貸借銘柄]
株価:2,957円
配当金:20円(2025年12月期予想)
配当利回り:0.68%
優待獲得株数:100株以上
優待内容:100株以上保有で2,000円分(2,000円カード×1枚)、300株以上保有で5,000円分(5,000円カード×1枚)、500株以上保有で8,000円分(3,000円カード×1枚&5,000円カード×1枚)、1,000株以上保有で1万7,000円分(2,000円カード×1枚&5,000円カード×3枚)の自社グループ店舗で利用可能な株主様ご優待カード
その他条件:
最新情報は企業HPからご確認ください

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 第2位はファミレス国内最大手のすかいらーくHD。

 6月・12月末に100株保有で2,000円分の優待カードが贈呈されます。優待カードは同社が運営する「ガスト」「バーミヤン」「しゃぶ葉」「ジョナサン」「夢庵」などの店舗で飲食券として利用できます。

 同社はコロナ明けの個人消費の復活や商品値上げ効果で2024年12月期には過去最高の売上高を更新するなど業績が劇的に回復しています。

 前期に買収した福岡県地盤の「資さんうどん」の関東地区進出など新規出店ラッシュを見込む今期2025年12月期も増収増益予想。1株当たり1.5円増配の株主配当20円を予定しています。

 何よりトランプ関税の影響を受けにくい内需株である点が同社の魅力。

 株価も3月に上場来高値3,133円を更新するなど、トランプ暴落の影響をあまり受けず上昇が続いています。

 トランプ関税で深刻な世界同時不況が発生し、日本国内の個人消費が落ち込む懸念もないわけではありません。

 ただ、米トランプ大統領が過激な政策を打ち出して外需株が下落すると同社など内需株が投資資金の避難先になりがちなため、今後も株価の高止まりに期待できそうです。

3位:日本マクドナルドHD(2702)

権利付き最終月:6月、12月[貸借銘柄]
株価:6,010円
配当金:56円(2025年12月期予想)
配当利回り:0.93%
優待獲得株数:100株以上
優待内容:100株以上保有で1冊分、300株以上保有で3冊分、500株以上保有で5冊分の優待食事券
その他条件:バーガー類、サイドメニュー、飲み物の3種類の商品の無料引換券が6枚ずつで1冊。1年以上継続保有の株主のみに贈呈
最新情報は企業HPからご確認ください

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 第3位は日本マクドナルドHD。

 6月・12月末に100株を1年以上継続保有すると、バーガー類、サイドメニュー、ドリンクの商品引換券6枚ずつが1冊になった優待食事券1冊が贈られます。

 同社の人気商品「ビッグマック」の価格は2022年9月30日時点で410円だったものが現在は通常店で480円、都心型価格適用店で500円まで値上がり。

 値上げのせいで優待食事券の実質的価値は高くなっており、「マクドナルド」をよく利用する人は1年間継続保有して、ぜひ優待食事券をゲットしたいところです。

 同社は商品値上げ効果で前期2024年12月期は過去最高益を更新。

 今期2025年12月期も既存店の改装効果や新規出店の加速で過去最高の売上高、営業利益を更新予想。株主配当も1株当たり7円増配の56円を見込んでいます。

 同社の魅力は優待人気もあって株価が非常に安定的に推移していること。

 2025年はトランプ大統領の政策次第で全体相場が暴落する局面が今後も訪れるはずです。そんなとき、「下がったら買い」で正解といえるのが日本マクドナルドHDといえるでしょう。

4位:カゴメ(2811)

権利付き最終月:6月[貸借銘柄]
株価:2,959.5円
配当金:48円(2025年12月期予想)
配当利回り:1.62%
優待獲得株数:100株以上
優待内容:100株以上保有で2,000円相当、1,000株以上保有で6,000円相当の自社商品の詰め合わせ
その他条件:6カ月以上継続保有の株主のみに贈呈。100株以上を10年以上継続保有した場合、上記に加え自社オリジナル記念品を贈呈(10年を迎えた年に1回限り)
最新情報は企業HPからご確認ください

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 第4位はトマトジュースなど飲料メーカーのカゴメ。

 6月末に100株を半年間継続保有すると、2,000円相当の自社商品詰め合わせが贈呈されます。

 2024年度の実績では「野菜生活100」「カゴメトマトジュース」など計11点に「野菜生活ファーム」限定オリジナルB5ノートもついた盛りだくさんな優待内容でした。

 同社の今期2025年12月期は原材料費の高騰を製品値上げで補えず大幅減益、減配予想です。

 国内は健康志向の高まりで野菜ジュースの販売が好調ですが、米国などで展開する業務用トマトなどは販売価格の下落やメキシコからの輸入トマトに20%関税がかけられたこともあり減益要因になりそうです。

 株価は2024年4月高値4,297円から2025年4月7日には2,668.5円まで下落しましたが、現状は2,900円台で下げ止まりの兆しもあります。

5位:物語コーポレーション(3097)

権利付き最終月:6月、12月[貸借銘柄]
株価:3,685円
配当金:36円(2025年6月期予想)
配当利回り:0.98%
優待獲得株数:100株以上
優待内容:100株以上保有で3,500円分の株主優待券
その他条件:国内の自社グループ店舗(「焼きたてのかるび」を除く)で利用可
最新情報は企業HPからご確認ください

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 第5位は焼肉食べ放題が売りの「焼肉きんぐ」などを展開する物語コーポレーション。

 6月・12月末に100株以上保有で一律に、店舗で利用できる優待券3,500円分が贈られます。

 同社は主力の焼肉や「丸源ラーメン」などラーメン事業が値上げによる客単価上昇で今期2025年6月期も最高益更新や1株当たり4円増配の株主配当36円を予定しています。

 中国で展開しているハンバーグ専門店「肉肉大米」も客足好調で、今後の成長が楽しみです。

 同じ外食系企業でもトランプ関税の影響で景気後退懸念のある米国で主に事業を展開している企業より、米国以外の中国、東南アジアに進出している企業のほうが今後は有望かもしれません。

 同社の株価は2024年1月に5,450円の高値をつけたあと下落が続き、2025年4月7日には2,960円の安値をつけましたが3,700円台まで反発しています。

 優待目的の押し目買いを狙うには好機といえるかもしれません。

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