ガソリンの小売価格が高い状態が続いています。なぜ高いのでしょうか。どうなれば安くなるのでしょうか。本レポートで詳細を解説します。実は、ガソリン小売価格を下げる効果的な方法は「日本国内にはない」のかもしれません。
※このレポートは、YouTube動画で視聴いただくこともできます。
著者の吉田 哲が解説しています。以下のリンクよりご視聴ください。
「ガソリン価格高騰、どうなれば下がる!?」
ガソリン小売価格の動向に新展開
以下は、レギュラーガソリンの小売価格(全国平均・税込)の推移です。2000年以降の最高値水準で推移しています。
図:レギュラーガソリン小売価格(全国平均・税込) 単位:円/リットル

2022年1月に始まった「燃料油価格激変緩和対策事業」が功を奏し、レギュラーガソリンの全国平均価格が200円を超える事態を幾度となく回避してきたことが分かります。
海外の原油相場などの情勢を考慮し、2024年後半から徐々に同事業による補助金が減額され、2025年4月下旬に補助金が0円となりました。しかし、与党は1リットル当たり10円分の値下げを開始することを検討しています。
物価高対策は急務、という認識は党の垣根を超える共通認識です。ガソリンだけでなく、電気やガスの料金の補助も再開する見通しです。(7月の参議院議員選挙を見据えた措置、という思惑もある)
次は、日本のガソリン小売価格の内訳を確認します。どの分野がガソリン小売価格を押し上げているのか、どの分野であれば同価格を安くする期待があるのか、などを確認します。
ガソリン価格高騰、どうなれば下がる!?
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