世界の投資信託の値動きを、投資対象や投資地域など楽天証券独自の250分類に分けて紹介します。2025年1~3月の上昇率上位には、ゴールド関連ファンドやブラジル・中南米株式関連ファンド、国内リートなどがランクインしました。
※このレポートは、YouTube動画で視聴いただくこともできます。
著者の吉井 崇裕が解説しています。以下のリンクよりご視聴ください。
【2025年3月】今、上昇している市場はどこ?投資信託ランキング「株総崩れでも強い金(ゴールド)。意外に強かったのはあのファンド」
基本8分類の直近3カ月間の騰落率
まずは、分散投資の基本となる国内・先進国・新興国の株式・債券・REIT(リート:不動産投資信託)の基本8分類の騰落率を定点観測してみましょう。

2025年3月末を基準とした過去3カ月間の騰落率を見ると
「国内REIT」
が上昇する一方、
「新興国債券(広域・新興国通貨建)-為替ヘッジ無し」、
「国内債券」、
「新興国株式(広域)-為替ヘッジ無し」、
「先進国債券(広域・高格付)-為替ヘッジ無し」、
「海外REIT(含む北米)-為替ヘッジ無し」、
「国内株式」、
「先進国株式(広域)-為替ヘッジ無し」
は下落しました。
代表的なインデックスファンドで過去3カ月の動きを見ると、
下図のように推移しています。


直近3カ月の楽天証券分類平均リターンランキング
続いて、投資対象市場や投資地域をさらに細かく分けて見てみましょう。
楽天証券分類、およそ250分類の中から、値動きの傾向を把握しやすい分類を厳選し、上位・下位5分類の騰落率をまとめた結果がこちらです。

過去3カ月間の騰落率で上位5分類は、
「金関連-為替ヘッジ有り」、
「ブラジル・中南米株式-為替ヘッジ無し」、
「ブラジル債券-為替ヘッジ無し」、
「国内REIT」、
「欧州株式-為替ヘッジ無し」
でした。
上位3分類のなかで、それぞれ目立った銘柄としては、
「SMT ゴールドインデックス・オープン(為替ヘッジあり)」が+16.25%、
「フランクリン・テンプルトン・ブラジル高配当株ファンド(毎月分配型)」が+10.37%、
「HSBC ブラジル債券オープン(毎月決算型)」が+6.33%の上昇でした。

一方、下位5分類は、
「米国株式-為替ヘッジ無し」、
「インド株式-為替ヘッジ無し」、
「東南アジア株式-為替ヘッジ無し」、
「先進国株式(広域)-為替ヘッジ無し」、
「アジア株式-為替ヘッジ無し」
です。
目立った銘柄としては、
「iFreeNEXT ムーンショットインデックス」がマイナス26.31%、
「HSBC インドテック株式インデックスファンド」がマイナス18.88%、
「東京海上・東南アジア株式ファンド」がマイナス11.11%の下落でした。

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