CLOSE
人気記事ランキングから探す
CLOSE
人気のテーマから探す
最新!株主優待NEWS
利回り3%以上を狙う!高配当株の選び方
米国株の選び方
はじめての波乱相場どうすれば?
トウシル編集部オススメのテーマから探す
新しいあなた 新しいNISA
本気の節税ならiDeCo!
インフレ・円安、大丈夫?お金の筋トレ大作戦
投資のヒントがいっぱい!個人投資家インタビュー
波乱相場どうすれば?

株価の底打ちはホンモノ?日米株市場、好材料打ち消すトランプ関税への警戒感(土信田雅之)

2025/4/18

今週の日本株市場は落ち着いた動きを見せ、先週の急落からは回復基調にあるものの、10日の高値には届かず、売買代金も低調で買いの勢いは弱いと言えます。また、米国株も同様に、直近高値を更新できず反発の勢いに欠けています。好調な米金融大手決算や中国GDP(国内総生産)などの好材料はあるものの、米中対立や米関税政策の不透明感が警戒感を強めています。今後の企業決算や米トランプ政権の動向次第では、再び下落基調となる可能性も念頭に置く必要がありそうです。

目次
  1. 落ち着きを見せつつある今週の日本株だが…
  2. 米国株もまだ戻り基調を強められていない
  3. 好材料を相殺する市場の警戒感

落ち着きを見せつつある今週の日本株だが…

 今週の国内株式市場ですが、日経平均株価が3万4,000円台、TOPIX(東証株価指数)は2,500p台といった具合に、節目の株価水準を意識しつつ、これまでのところ、比較的堅調な推移となっています。また、前日終値からの変動幅も、先週の連日で4ケタの株価の騰落が続いていたことを踏まえると、かなり落ち着きを取り戻していると言えます。

 また、先週の日経平均は、先週7日の取引で3万0,792円まで下落する場面がありましたが、当時と比べると足元の株価水準はかなり切り上がっていますので、下値不安はひとまず後退したような印象です。

 ただし、必ずしも「値動きの落ち着きが、そのまま相場の底打ち」になるとは限らない点には注意が必要です。

 とりわけ、注目されるのが「株価の戻りが微妙」である点です。

<図1>日経平均(日足)の動き(2025年4月17日時点)

日経平均(日足)の動き(2025年4月17日時点)
出所:MARKETSPEEDⅡ

  具体的に足元の日経平均の動きで見ていくと、17日(木)の取引終了時点で、まだ先週4月10日(木)の高値(3万4,639円)に届いていません。

 17日は、米トランプ政権のいわゆる「相互関税の上乗せ分」の発動を90日間停止することが伝わって、国内外の株式市場が大きく上昇した日でした。つまり、この時につけた高値を、さらに上回れるような状況になっていないことが読み取れます。

<図2>東証プライム市場の売買代金と騰落銘柄の状況

東証プライム市場の売買代金と騰落銘柄の状況
出所:取引所発表データを基に作成

 実際に、東証プライム市場の売買代金と騰落銘柄の状況を見てみると、今週に入ってからの売買代金が3兆円台の日が続いています。

 先週まで5~6兆円台の取引だったことを踏まえると、確かに、今週の値動きは落ち着きを見せてはいますが、買いの勢いがイマイチ盛り上がっていない様子が感じられます。

次ページへ

アプリで投資を学ぼう
【ポイントGET】トウシルアプリにポイントミッション機能が付いた!
トウシルの公式アプリに「ポイントミッション機能」を追加しました。
記事を読むなどのミッションクリアで楽天ポイントGET!
お金と投資の学びをもっとおトクに。
facebook twitter メールで送る 印刷
閉じる×
このレポートについてご意見・ご感想をお聞かせください株価の底打ちはホンモノ?日米株市場、好材料打ち消すトランプ関税への警戒感(土信田雅之)
記事についてのアンケート回答確認

株価の底打ちはホンモノ?日米株市場、好材料打ち消すトランプ関税への警戒感(土信田雅之)

今回のレポートはいかがでしたか?
コメント

本コンテンツは情報の提供を目的としており、投資その他の行動を勧誘する目的で、作成したものではありません。 詳細こちら >>

※リスク・費用・情報提供について >>

関連記事
バックナンバー
トウシルおすすめの記事
アクセスランキング
デイリー週間月間
新着記事
メールマガジン

配信:平日毎営業日配信
祝日・GW・夏季/冬季休暇 を除く

公式SNS

配信:記事配信時 随時
facebookおよびX(Twitter)には一部配信しない記事もあります

HOME TOP