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タマホームのQUOカードやハニーズの買い物券…5月株主優待ランキング。世界株安と物価高で注目!

2025/4/7

5月は優待銘柄が少なく、主だった外食企業もないという点で珍しい月です。相場が不安定になりやすい時期であること、米国トランプ大統領の過激な関税政策発動もあり、他の月の人気優待株を安く仕込むチャンスと捉えるのも良いでしょう。2025年5月の人気株主優待を紹介します。

目次
  1. 5月株主優待 人気ランキング
  2. 5月の株主優待銘柄は36銘柄!
  3. 野菜や米の値上がりで人気優待株が減益→株価急落!
  4. 1位:タマホーム(1419)
  5. 2位:ハニーズHD(2792)
  6. 3位:ブックオフグループHD(9278)
  7. 4位:アスクル(2678)
  8. 5位:パソナグループ(2168)
  9. 6位:FPパートナー(7388)
  10. 7位:大光(3160)
  11. 8位:サカタのタネ(1377)
  12. 9位:ニッケ(3201)
  13. 10位:イーサポートリンク(2493)
  14. 「株主優待検索」のやり方
  15. 優待銘柄を検索

5月株主優待 人気ランキング

順位 コード 銘柄名 優待品例 優待発生金額※1
1419 タマホーム QUOカード 350,500
2 2792 ハニーズHD 株主優待券 161,100
3 9278 ブックオフグループHD 自社グループ買い物券など 144,900
4 2678 アスクル 「LOHACO」割引クーポン券 153,600
5 2168 パソナグループ 自社グループ商品など 210,700
6 7388 FPパートナー QUOカード 256,000
7 3160 大光 QUOカードなど 58,000
8 1377 サカタのタネ カタログ商品 332,000
9 3201 ニッケ QUOカードなど 147,500
10 2493 イーサポートリンク りんごジュース 99,900
※1 優待発生金額 =2025年4月3日終値の株価 × 優待獲得最低株数で計算した金額です。

最新の情報は、楽天証券の「株主優待検索」>>

このランキングは楽天証券で優待を保有されているお客さまの人数が2025年3月31日時点で多い順番です。
この記事は銘柄を推奨するものではありません。
売建可能数量や日歩は、楽天証券にログインいただくとご覧いただけます。
*配当利回りは4月3日株価終値と2025年5月期配当予想で計算。FPパートナー、ニッケ、イーサポートは2025年11月期配当予想で計算。小数点第二位を四捨五入。株価は楽天証券HPより。配当予想は4月1日調査時点で最新の決算短信より。

市況により変動するため、必ずご自身でご確認くださいませ。

5月の株主優待銘柄は36銘柄!

 2025年5月優待は、優待権利付き最終日が5月28日(水)、権利落ち日が翌5月29日(木)で権利確定日が5月30日(金)の最短スケジュールです。

 5月優待株は36銘柄と少なく、注文住宅のタマホームや婦人向けカジュアル衣料のハニーズホールディングスが人気上位銘柄です。

※楽天証券 株主優待検索より

 全体的に小粒な銘柄が多く、優待内容もQUOカードや自社買い物割引券など比較的地味なものが多い月なので様子見も選択肢の一つです。

 5月は全体相場が低迷することが多いので、優待株が129銘柄に増える6月優待株など他の月の人気優待株を安値で仕込む時期と捉えてもいいでしょう。

※楽天証券 株主優待検索より

 5月優待株は外食企業が1社もない珍しい月ですが、その代わり、人気10位以下には地元にあれば利用したいドラッグストア系優待が3銘柄あるので紹介しましょう。

  • 北海道が地盤で沖縄にも展開するサツドラホールディングス(5月15日に100株保有で、店舗で利用できる特別優待券500円分、買い物5%割引の株主優待クーポン、QUOカードPay 500円分などから2点を選べる。今回の権利付き最終日は5月13日[火])
  • 神奈川県が地盤で東京など関東圏にも店舗展開するクリエイトSDホールディングス(5月末に100株保有で「薬クリエイト」などで使える買い物優待券1,500円分。全国共通お米券3枚[1,320円分]も選択可能)
  • 北陸地方で最大手のクスリのアオキホールディングス(5月20日に100株保有で、店舗での買い物3%割引の株主優待カード、店舗で使えるAocaギフトカード2,000円分、Visaギフトカード1,500円分、地方名産品2,000円相当から1点選択。今回の権利付き最終日は5月16日[金])

野菜や米の値上がりで人気優待株が減益→株価急落!

 5月優待株ではありませんが、横浜家系ラーメンチェーン「町田商店」などを運営するギフトホールディングス(9279)は人気の優待株です。

 4月・10月末に100株保有で電子チケット(店舗の券売機ボタンから1品選べる食事優待券または「豚山オンラインストア」の1,000円割引クーポンとして利用可能)1枚が贈呈されます。1年以上継続保有すると2枚に増額されます。

 ラーメンブームに乗って業績好調だった同社ですが、2025年3月17日に2025年10月期の第1四半期(2024年11月~2025年1月)の決算を発表。売上高は前年同期比25%近く伸びたものの、キャベツや米の値上がりで営業利益が15%近く減少。

 翌18日には株価がストップ安の700円(18.9%)も下落しました。

 人気優待株の多い外食産業は原材料費の高騰を値上げでしのぎ、ここ数年、好業績が続いてきました。

 しかし、最近は野菜や米の価格高騰があまりにも急激すぎるため、さすがに業績圧迫要因になってきました。

 今後は「外食控え」「買い物控え」で国内の個人消費が低迷する恐れもあります。

 旺盛なインバウンド(訪日外国人)需要でも補えないほどの物価高が続くと、外食、スーパー、小売、食品系優待株の株価にも悪影響が及びそうです。

 米国トランプ大統領の過激な関税政策発動による米国発の株価下落も続いています。

 物価高と景気後退が同時進行するスタグフレーションが、米国だけでなく日本にも広がるかもしれません。

 保有する優待株の店舗を観察したり、既存店売上高をチェックしたりして、値上げで客足が減っていないかなど業績の急変に備えましょう。

1位:タマホーム(1419)

権利付き最終月:5月、11月[貸借銘柄]
株価:3,505円
配当金:195円
配当利回り:5.56%
優待獲得株数:100株以上
優待内容:100株以上で500円分の株主限定特製QUOカード
その他条件:3年以上継続保有の場合は1,000円分
最新情報は企業HPからご確認ください

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 5月優待株の人気第1位は低価格の注文住宅メーカーのタマホーム。

 5月・11月末に100株以上保有で一律、株主限定特製QUOカード500円分が贈呈されます。3年以上継続保有すると1,000円分に増額されます。

 同社は長年、増収増益が続き株価も過去最高値を何度も更新し続けてきた「優待株の優等生」的存在でした。

 しかし、資材高騰を価格転嫁したことによる販売不振で前期の2024年5月期が減収・営業減益となり、株価も2024年7月高値4,610円から2025年1月には3,050円の安値まで急落しました。

 今期2025年5月期も販売棟数の減少が想定以上で大幅な減収減益予想ですが、株価は3,500円台まで反発しています。

 業績低迷にもかかわらず今期の配当は前期比5円増配の1株当たり195円を予定しており、予想配当利回りが5.39%に達しているのは魅力です。

 ただ高配当だからといってすぐ飛びつくのは禁物。

 今後、成長倒れに終わってしまうのか、それとも再び成長軌道に乗るのかを見極めた上で購入を検討したい銘柄といえるでしょう。

2位:ハニーズHD(2792)

権利付き最終月:5月[貸借銘柄]
株価:1,611円
配当金:55円
配当利回り:3.41%
優待獲得株数:100株以上
優待内容:100株以上で6枚、300株以上で10枚、500株以上で14枚、1,000株以上で20枚の株主優待券(500円)
その他条件:1年以上継続保有の株主のみに贈呈
最新情報は企業HPからご確認ください

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 第2位は「GLACIER」「CINEMA CLUB」など婦人向けカジュアル衣料を製造・販売するアパレルメーカーのハニーズHD。

 5月末に100株を1年以上継続保有すると、全国の同社店舗で利用できる買い物券3,000円分が贈呈されます。

 同社は客数の減少を値上げでカバーし、今期2025年5月期は増収増益予想です。

 しかし、第3四半期(2024年12月-2025年2月)は経常赤字に転落しており、今後の業績には不透明感があります。

 株価自体は2024年4月に高値1,870円をつけて以降、高止まりしています。

 予想配当利回りが3.34%と高く、自己資本比率が84.2%に達する高財務企業のため、さらなる株主還元に期待したいところです。

3位:ブックオフグループHD(9278)

権利付き最終月:5月[貸借銘柄]
株価:1,449円
配当金:25円
配当利回り:1.73%
優待獲得株数:100株以上
優待内容:100株以上で2,000円分、200株以上で3,000円分、500株以上で5,000円分の自社グループ買い物券。また100株以上で自社グループクーポン券2枚(書籍買取金額20%アップ)
その他条件:3年以上継続保有の場合、100株以上で2,500円分、200株以上で4,000円分、500株以上で7,500円分に増額
最新情報は企業HPからご確認ください

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 第3位は中古本の買取・販売で国内首位のブックオフグループホールディングス。

 5月末に100株保有で、「BOOKOFF」などで使える買い物券2,000円分と、本の買取金額20%アップ券2枚が贈呈されます。3年以上継続保有すると買い物券が2,500円分に増額されます。

 同社は2024年6月に子会社従業員による架空買取などの不正が発覚。

 前期2024年5月期決算は増収・営業増益で着地したものの、調査委員会の費用など約5.5億円の特別損失を計上し、約38%の最終減益になりました。

 とはいえ、同社はトレーディングカードなどホビーやアパレルの中古品販売が好調で米国、マレーシアで展開する海外事業も軌道に乗っています。

 百貨店内でブランド品、ジュエリー、貴金属の買取を行う富裕層向けのプレミアムサービスが今後の成長事業になりそうです。

 今期2025年5月期は不正による特損も一巡し、大幅な増収増益予想。

 3月下旬には、大株主だった大日本印刷(7912)の保有株式を自社で買い取る自社株買いを発表して株価が急騰しています。

 まだ不正発覚前の2024年5月高値1,793円にはまだ届かないものの、株価は1,500円台前後まで戻しています。

4位:アスクル(2678)

権利付き最終月:5月20日、11月20日[貸借銘柄]
株価:1,536円
配当金:38円
配当利回り:2.47%
優待獲得株数:100株以上
優待内容:100株以上で2,000円分の「LOHACO」割引クーポン券(500円×4枚)
その他条件:クーポン券の取得と利用にはインターネット環境が必要。501円(税込)以上の商品1点につき1枚利用可。1回の注文で複数枚利用可。一部除外品有
最新情報は企業HPからご確認ください

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 第4位LINEヤフー(4689)の傘下でオフィス用品通販の「ASKUL」や個人向けECサイト「LOHACO」を運営するアスクル。

 5月20日、11月20日に100株保有で一律、「LOHACO」で利用できる割引クーポン券2,000円分が贈呈されます。

 今回の5月優待の権利付き最終日は5月16日(金)です。

 同社は値上げ効果などもあり前期2024年5月期に過去最高の売上高、最終利益を更新しましたが、今期2025年5月期は円安による原材料高やユーザー数の減少で主力の企業向け「ASKUL」が低迷。

 3月18日の今期第3四半期決算発表ではオフィス用品の需要低迷で通期の営業利益予想を17%以上、下方修正しました。

 株価は2024年5月高値の2,440円から、2025年3月31日には3月度の月次売上高が前年同月比マイナスだったことや全体相場の下落で1,524円まで下落。

 業績回復による株価の下げ止まりをじっくり待ちたいところです。

5位:パソナグループ(2168)

権利付き最終月:5月[貸借銘柄]
株価:2,107円
配当金:75円
配当利回り:3.56%
優待獲得株数:100株以上
優待内容:100株以上保有で抽選で600名に自社グループ商品または自社グループ運営施設宿泊チケット。全株主に自社グループ飲食施設利用クーポン(30%割引)、自社グループ運営施設アトラクション利用クーポン(50%割引)
その他条件:自社グループ商品または自社グループ運営施設宿泊チケットは要応募
最新情報は企業HPからご確認ください

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 第5位は人材派遣会社で業界3位のパソナグループ。

 5月末に100株以上保有で一律、同社グループが地方創生事業として展開している商品、宿泊施設の宿泊券などが抽選で当たる抽選式株主優待の権利が贈呈されます。

 2024年度の実績では、大阪・関西万博2025ペアチケット(1組2名)100組、淡路島おまかせ野菜つめあわせセット30名、ホテル丹後王国宿泊券(1泊2食付、1組4名まで)15組など、20の抽選コースがありました。

 また1株以上保有の全株主に、兵庫県淡路島の対象飲食施設の株主割引券30%OFFクーポンや同社が淡路島で兵庫県とともに進める地域活性化事業、アニメパーク「ニジゲンノモリ」の株主割引券50%OFFクーポンが贈られます。

 同社は2024年、高収益企業だった子会社の福利厚生代行大手ベネフィット・ワンを第一生命ホールディングス(8750)に売却し、2024年5月期に958億円の純利益を計上。

 1株当たり40円増配の75円の配当を行って利益の一部を株主還元しています。

 今期2025年5月期は今後の成長分野と位置付けるBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)事業の低迷もあり、大幅な営業減益予想です。

 株価もベネフィット・ワン売却期待のときにつけた2023年12月高値3,030円から2024年11月には1,901円まで下落。

 今期予想配当利回りは3.49%と高いものの、業績好転を待って購入を検討しても遅くはないでしょう。

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