買った株が値下がりした場合、皆さんはどうしていますか?売買のルールを事前に決めていないとマーケットの動きに翻弄(ほんろう)されてしまいます。では「売る」と「売らない」どちらが良いのでしょうか?これは自分自身が何を避けたいのかによって決まってきます。
相変わらずマチマチな個別銘柄の動き
2月下旬以降、日経平均株価は5カ月ほど続いたボックス(横ばい)相場を下抜けて下落しましたが、個別銘柄は銘柄によってマチマチな動きとなっています。
筆者は個別銘柄の株価が25日移動平均線を上回っているか、下回っているかで売買の判断をしていますが、ここ最近は上回った株と下回った株の銘柄数がほぼ同じという状態が続いています。
個別銘柄を買ってそのまま保有継続すると、上昇することも下落することもあります。保有する銘柄数が多くなれば、よほど厳選しない限りはおおむね同じくらいになる可能性が高くなります。
マーケットに振り回されると失敗してしまう
ただ、マーケット環境が悪化すると、25日移動平均線を下回って下落に転じる個別銘柄が増加してきます。
売却方針を特に決めていなければ、株価が下落してもそのまま保有を継続する個人投資家が多いと思います。
もし下落が短期間にとどまり、程なく反転上昇するようであれば何も問題ありませんが、株価が天井を付けてしまったり、マーケット環境の悪化が著しくなった場合は、株価下落が大きくなります。
このとき、売却に関するルールを設定していないと、「もっと下がるかも!」という恐怖感から、株価下落に耐え切れず投げ売りしてしまう可能性が高くなってしまいます。
しかし投げ売りした後で、今度は株価が急反発し、慌てて買い戻す…というように、マーケットの動きに振り回されてしまっては、余計な損失を被ることになります。
買った株が値下がりしたら「売る」のか「売らない」のかは事前に決めておく
では、マーケットの動きに翻弄されないようにするにはどうすればよいのでしょうか?それは買った株が値下がりしたらどうするのかを、「事前に決めておく」のです。
事前にルール化しておけば、仮にマーケット環境や個別銘柄の業績悪化などにより株価が大きく下がるようなことがあったとしても、慌ててパニックになることは防げます。
このルールの決め方はシンプルなものでよく、買った株の株価が下がった場合に売るのか売らないのか、売るとしたらどうなったら売るのかを決めればよいのです。
このルールが筆者であれば「株価が25日移動平均線を明確に割り込んだら売却する」というものなのです。
売る場合のメリット・デメリットは?
まず、売却のルールを決めて実行する場合のメリットとデメリットです。
メリットとして何といっても大きいのが、
- 大きな下落による損失を回避できる
- 塩漬け株の発生を防げる
というものです。
個別銘柄の場合、株価が3分の1、5分の1、時には10分の1以下に下落することも珍しくありません。
これを売らずにそのまま持ち続けていれば、多額の含み損を抱えてしまい、塩漬け株に苦しむことになります。
でも株価下落の初期段階で売却できるようルール化しておけば、塩漬け株を回避できるのです。
一方、株価下落が一時的であり、程なく株価が上昇に転じるような状況では、ルール通り動いたとしても、売却後すぐに株価が反発することが多々あります。
そうなると、売却した株価より高く買い直す羽目になったり、窓を開けて急反発したような場合は買い直しそのものができなくなったりします。
その結果、損切りによる損失が余計なものとなってしまい、売却せずそのまま保有を継続しておいた方が良かったことになります。
売らない場合のメリット・デメリットは?
買った株は基本的に売らないというルールの場合、メリット・デメリットは売る場合の逆となります。
株価が上下動を繰り返しながら長期的に上昇するのであれば、余計な売買をせずそのまま保有を継続していれば利益を上げることができます。
しかし株価が長期的に下落する場合は、保有を継続すればするほど含み損が膨らみ、塩漬け株をつくることになってしまいます。
このように、買った株の株価が下落した場合に売るのか売らないのか、どちらの場合でもメリットとデメリットがあります。
ですから、ご自身にとって何を避けたいのかを明確にした上で、どちらを選択するか決めるようにしましょう。
筆者の場合、「余計な損失が生じるとしても、塩漬け株をつくってしまうことを避けたい」という思いが強いです。そのための売却ルールを定め、実行することにより塩漬け株を回避しています。
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中途半端はダメ!株価下落時に「売る」か「売らない」か自分ルールを決めておこう
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