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著者の橋本 絵美が解説しています。以下のリンクよりご視聴ください。
「お金がたまらない人の残念な共通点。悪い「ためグセ」TOP10」
なかなかお金がたまらない家には「モノをため込んでしまう」という共通点があります。そこで今回は、お金がたまらない人がためがちな10のモノとお金がたまりやすい家に変わるための考え方についてお話しします。
お金がたまらない人がためがちな10のモノ
その1 レシート
お金がたまらない人の財布にはレシートがたくさんたまっています。このように大量のレシートがたまっているということは、それだけお金を使っているということです。
中には、家計簿をつけようと思ってためている人もいるかもしれませんが、財布に入れっぱなしなのであれば、おそらく家計簿もちゃんとつけることができていないのではないでしょうか? お金がたまっている人は、家計簿をつけるなどしてすぐレシートを処理し、次のお金の使い方に生かすことができています。
特に理由もなくためているだけならば、今すぐ捨ててすっきりきれいな財布にしてみてください。
その2 飲み残した薬
お金がたまらない人の家には薬のストックもたくさんあります。うっかり飲み忘れたり、病気が治ったあとも余った薬を保管しておいて、また同じ薬をもらってきたりなどを繰り返すことで、どんどん薬がたまっていきます。病気になったときに病院にいけば薬をもらうことができるのですから、飲み残した薬を取っておく必要はありません。
その3 紙袋
お金がたまらない家には紙袋もたくさんあります。また、お土産や紅茶などのデザインがかわいい缶やラッピング用品なども。いつか使うかもと思って保管してあるのでしょうが、結局使わないことがほとんどです。
ちなみに我が家では、紙袋は紙ごみを出す際に使うので4枚程度のストックがありますが、紙ごみが入らないほどの小さい紙袋のストックは1枚だけにしています。かわいい缶も何かに使えないかなぁ、使いたいなぁと思わないこともないのですが、結局使わないのですぐに処分しています。
紙袋や缶などは、保管しておいても場所を取るだけで結局使わないということを知りましょう。
その4 賞味期限切れの食品
お金がたまらない家には食品ストックもたくさんあります。そして、その多くは賞味期限が切れています。保存できる食品は安いからという理由で買うことが多いのですが、量が多くなると在庫管理が難しく、賞味期限が切れてしまうことがよくあります。
中には災害用にストックも必要という人もいますが、賞味期限が切れていては意味がありません。普段の生活でもローリングストックが可能な量の食べ慣れた食品にしておきましょう。
その5 使い切れない数の文房具
お金がたまらない家にはボールペンなどの大量の文房具もたまっています。特にボールペンやクリアファイルなどの文房具は種類と数を厳選しましょう。たまっているわりには必要ないということもよくあります。
小学校のお道具箱のように、はさみ、のり、ホチキス、名前ペン、マジック、セロテープ、ガムテープなど、それぞれ一つずつあれば十分ではないでしょうか。なくしてしまうことを考えて何個も置いておくのではなく、あえて一つだけにして所定の位置に必ず戻す習慣を身につけた方が、使いたいときにすぐ手に取ることができます。
その6 着なくなった洋服
お金がたまらない家には着なくなった洋服も大量にあります。服はたくさんあるのに着れる(着たい)服がないという人が多いです。今日着たいと思えない服、何となく着心地が悪くて着ていない服は思い切って処分することをおすすめします。本当に着る服のみに厳選すると、毎朝悩まなくて済むので良い気分で出かけることができます。
その7 使っていない調理道具
いろんな便利グッズがキッチンに眠っていませんか? 最近では、便利な調理道具グッズがたくさん発売されています。便利かもと思って買ったはいいものの、やっぱり使わなかったものや最初は使っていたけれど飽きて使わなくなってしまったものはありませんか? これらも思い切って処分しましょう。
便利グッズであふれかえったキッチンよりも、包丁、まな板、おたま、フライ返し、菜箸などの最低限の調理道具が用意されたキッチンの方が意外と早く料理ができるかもしれません。料理がスムーズになると外食や食材ロスが減り、節約効果にもつながります。
その8 取扱説明書
お金がたまらない家には取扱説明書もたくさんあります。家電、家具などの取扱説明書を見返したことはありますか? 購入した当初は何度か見たかもしれませんが、もう何年も見ていないのではないでしょうか。
今はインターネットで取扱説明書を見ることができたり、YouTubeで対応方法を公開したりしています。それらを見ても解決できないときはお客さまセンターに電話をすればいいので、取扱説明書は全て処分してしまいましょう。
その9 空箱
お金がたまらない家には空箱もたくさんあります。しかも、組み立てた状態のまま積みあがっていることが多いです。引っ越しのときにもう一度使うからという人もいますが、引っ越すタイミングで段ボールを準備すれば十分です。
箱があると高く売れるという人もいます。しかし、箱を大量に保管しておくことで、気づかぬうちに失っているお金や空間、時間の損失の方が大きいのではないでしょうか。
その10 ビニール傘
お金がたまらない家にはビニール傘もたくさんあります。出先で突然雨に降られて、その都度買ったものがたまっているのでしょう。しかし、家を出る前に天気予報を見て、降水確率が高い場合は折りたたみ傘を持っていくことでビニール傘を買わなくても済み、不要な出費がなくなります。
お金がたまりやすい家に変わるには
これだけのモノをため込んでいると、さぞかし家はモノでいっぱいのはず。しかし、それらは本当にあなたにとって価値のあるものでしょうか? 使わなくなったモノに時間や労力、部屋のスペースが取られ、結果的にお金を垂れ流す生活になってしまっていませんか。
お金がたまらない家に住んでいる人は、決してぜいたくをしているわけではないのにお金がたまらないと思っています。その理由は、このような無駄なモノに邪魔をされて、無意識のうちにお金を垂れ流す生活になってしまっているからです。
「ちりも積もれば山となる」という言葉のとおり、一つ一つは小さい出費であってもそれらが積もると大きな金額になります。
お金がたまりやすい家に変わるには、必要のないモノを手放すところから始めていきましょう。モノを増やし、ため込む生活から、モノを減らし、循環させる生活に変えることで、モノではなく、お金がたまる家に変わることができます。
また、あなたにとっては要らないものでも、他の人が使えるモノもあるかもしれません。ずっと保管して古くなってしまう前に、売ったり、譲ったりすることがおすすめです。
まとめ
あなたの家には、10のうちどれくらいのモノがたまっているでしょうか? お金がたまらない家には不要なモノがたまっています。反対に、お金がたまる家には不要なモノがないかわりに必要なモノがそろっています。お金がたまりやすい家に変わることができれば、自然とお金はたまっていきます。
自分のお金の使い方を見直すきっかけとして、ぜひ新生活のスタートはモノを減らすことから始めてみてください。