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60分でわかる!iDeCo 個人型確定拠出年金 超入門

60分でわかる! iDeCo 個人型確定拠出年金 超入門』/ 2025年01月24日発売/技術評論社/ 1,320円(税込)

答えてくれた人

TIDY 松山加珠子​さん、技術評論社 橘浩之​さん

著者ってどんな人?

山崎俊輔​さん
 1972年生まれ。中央大学法律学部法律学科卒。AFP、1級DCプランナー、消費生活アドバイザー。企業年金研究所、FP総研を経て独立。商工会議所年金教育センター主任研究員、企業年金連合会調査役(確定拠出年金担当)などなど歴任。確定拠出年金を中心とした制度設計アドバイス、投資教育支援を行うほか、行政に対する制度改善要望なども取り組んでいる。AllAbout、日本経済新聞電子版、Yahoo!ニュースエキスパート、lifehacker日本版、ウレぴあ総研、楽天証券などに多く連載。

編集者から見た著者はこんな人!

 日本年金学会、日本FP学会、ウェルビーイング学会会員。大正から昭和初期の東京への造詣が深く東京スリバチ学会、みちくさ学会にも所属するなどとにかく好奇心旺盛で多趣味! 街歩きが大好きで、神楽坂のNPO「粋なまちづくり倶楽部」の理事も務めておられます。ゲーム、アニメ、漫画にも造詣が深く、副業は「オタク」とおっしゃる、楽しい著者様です!

どんな人にオススメ?

・ズバリ! 老後の生活が心配な方
・お金があるとつい使ってしまいがちな方
・老後のイメージがぼんやりしている方
・自助努力をしようと思い立った方

この本の、ここが読みどころ!

Part1からPart8まで、順を追ってiDeCoの理解が進むよう、じっくりと分かりやすく解説しています。

 まずは≪心の準備編≫としてチェックしてほしいのは、001の「国の年金、本当に破綻しないの?」。ひところ話題になった「老後に2000万円」は、「お楽しみ予算」であって、キツキツの「生活費」のことではない、と解説してくれていて、過剰な不安を取り除くことができます。

 次に、≪具体的な老後の数字を知る編≫として、003の、公的年金シミュレーターで試算する「実際、自分が老後にいくらもらえるのか」という金額の確かめ方。夫とパートの妻世帯や共働き夫婦、おひとりさまのモデル年金額を、紙面で解説しています。また、退職金がいくら出るか、勤め先に確認して、老後の収入や資産がいくらになるのか調べておきましょう。

 そしてPart2以降に書かれている≪iDeCoを選ぶ理由編≫。

[1]運用益は完全に非課税。
[2]NISAにはない所得税・住民税軽減のメリットあり。
[3]60歳まで原則、中途解約ができないので、使ってしまう心配がない。
[4]働き方によって積立額の上限がきまっているが、令和7年度の税制改正大綱で大幅な引き上げがあった。

 と現在かつ最新のiDeCoの魅力をしっかりと解説していて、今までiDeCoをしていた人も、これから始める人も、自分の立ち位置を見極めることができるようになっています。

Part1とPart2を読むだけでも不安が解消され、その先の人生を計画するパワーがもらえます!

編集者の制作秘話

「令和7年度税制改正大綱」が発表になるのをギリギリまで待って、変更予定事項を入れ込みました。実施にはまだ時間がありますが、老後のために積み立てを考えているならば、iDeCo優先で検討すべし、ということがよく理解できます。

 原則として20歳以上65歳未満の方がiDeCoに入れます。人生100年、大切なのは、ご自分の老後のイメージを持つこと。今のちょっとした節約(自助努力)が、あなたの老後のお楽しみに変換できるのならば、まずはiDeCoを知ることから始めてください。