今日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは152.50円
↓下値メドは151.30円
日米貿易:日本は(防衛予算増加と引き換えに)トランプ政権と貿易協定を結ぶ可能性高い
日銀:為替の物価への影響は以前よりも大きくなっている
政治経済:政治家にとって経済は、現実よりも認識が重要であり、認識とは友人や家族からのうわさ話や、どのニュースチャンネルを見るかによって形成される
米インフレ:トランプ政権は、「すでに強い米経済をさらに刺激しようとしている」
前日の市況
2月18日(火曜)のドル/円相場の終値は152.09円。前日終値比0.57円の「円安」だった。

2025年35営業日目は151.47円からスタート。日本の2024年10-12月期のGDP(国内総生産)の予想以上の拡大を理由に日本銀行早期利上げの期待を背に、ドル/円は東京時間朝に、前日の安値(151.34円)を抜けて151.23円まで下落した。
もっとも売りは続かず、昼過ぎには152.22円まで買い戻されてこの日の高値をつけた。その後は比較的方向感の薄い取引が続いた。24時間のレンジ幅は0.99円。海外市場では東京市場のレンジを抜けることはなかった。
今月の相場は、トランプ大統領が発表した一連の関税政策が米国のインフレを上昇させ、FRB(米連邦準備制度理事会)の利下げ継続を困難にさせるとの思惑でドルが買われた。
もっとも、トランプ関税は、それが目的ではなく、交渉を有利に運ぶためのツールであることが分かってからは、相互関税や自動車25%関税へのニュースに対してもドルの反応は鈍いままだ。
今は、トランプ関税は米国にとってインフレ上昇リスクよりも、成長リスクが大きいとの見方になっている。景気後退は、米長期金利を上昇させるのではなく、下落させる要因だ。これもドル高が抑制される要因となっている。
FRBの今後の利下げについては、今週公表されるFOMC(米連邦公開市場委員会)議事録に注目が集まる。
ウォラー理事は、FRBは当面金利を据え置くべきとの意見を述べている。
豪ドル/円、いつトレードする?

上のグラフは、先週の豪ドル/円の値幅の推移を1時間ごとに表示したもので、「豪ドル/円が最も動く」時間帯を示している。
青ラインは1時間単位の最大値幅、赤ラインは1時間単位の最小値幅、そして緑ラインは平均値幅を示す。
値幅とは、高値と安値の差で、豪ドル高、豪ドル安の方向は考慮しない。1時間で1円上昇しても、1円下落しても、値幅は同じ1.00円として表示している。
先週の豪ドル/円は1時間に平均0.27円動いている。1時間の最大値幅は0.86円。これは日本時間00時から01時の間に記録した。
24時間で平均して値幅が大きい時間帯は、
1)00時から01時(0.52円)
2)09時から10時(0.34円)
3)10時から11時(0.34円)
となっている。
一方、動きが少ない時間帯は、04時から05時、05時から06時、14時から15時、1時間で平均0.10円しか動いていない。
従って、値動きを狙った豪ドル/円をトレードするなら、09時から11時の間に集中して、14時から15時は取引しない。しばらく休んで、日本時間未明の00時から01時にもう一度勝負して、寝る。次の日は09時前に起きて取引開始というのが、効率が良いトレードだったいうことになりそうだ。
2025年 主要指標 終値
