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著者の吉井 崇裕が解説しています。以下のリンクよりご視聴ください。
「【2025年1月】今、上昇している市場はどこ?投資信託ランキング「S&P500が最高値更新!今〇〇〇株ファンドが熱い!?」」
投資信託の「足元の動向」をお伝えする楽天証券分類平均リターンランキング。2025年1月版をお届けします。
当コンテンツでは、投資信託の値動きを投資対象別に分類した楽天証券分類平均インデックスを使い、各分類の騰落率をランキング形式でお届けします。今、上昇している分類、下落している分類を把握することで、今後の投資判断の参考にしましょう。
基本8分類の直近3カ月間の騰落率
まずは、分散投資の基本となる国内、先進国、新興国の株式、債券、REIT(リート:不動産投資信託)の基本8分類の騰落率を定点観測してみましょう。

2025年1月末を基準とした過去3カ月間の騰落率を見ると
「先進国株式(広域)-為替ヘッジ無し」、
「国内株式」、
「国内REIT」
が上昇する一方、
「新興国債券(広域・新興国通貨建)-為替ヘッジ無し」
はほぼ横ばい、
「国内債券」、
「先進国債券(広域・高格付)-為替ヘッジ無し」、
「新興国株式(広域)-為替ヘッジ無し」、
「海外REIT(含む北米)-為替ヘッジ無し」
は下落しました。
代表的なインデックスファンドで過去3カ月の動きを見ると、下図のように推移しています。


直近3カ月の楽天証券分類平均リターンランキング
続いて、投資対象市場や投資地域をさらに細かく分けて見てみましょう。
楽天証券分類、およそ250分類の中から、値動きの傾向を把握しやすい分類を厳選し、上位・下位5分類の騰落率をまとめた結果がこちらです。

過去3カ月間の騰落率で上位5分類は、
「米国株式-為替ヘッジ無し」、
「先進国株式(広域)-為替ヘッジ無し」、
「国内株式」、
「国内REIT」、
「バンクローン(低格付)-為替ヘッジ無し」
でした。
上位3分類の中で、それぞれ目立った銘柄としては、
「グローバル・メタバース株式ファンド」が26.18増、
「米国IPOニューステージ・ファンド<為替ヘッジなし>(年2回決算型)」が25.77増、
「海外消費関連日本株ファンド」が9.37増の上昇でした。

一方、下位5分類は、
「インド株式-為替ヘッジ無し」、
「東南アジア株式-為替ヘッジ無し」、
「海外REIT(除く北米)-為替ヘッジ無し」、
「海外REIT(含む北米)-為替ヘッジ無し」、
「ブラジル・中南米株式-為替ヘッジ無し」
です。
目立った銘柄としては、
「HSBC インド・インフラ株式オープン」が11.52減、
「eMAXIS 欧州リートインデックス」が10.04減、
「アセアンCAM-VIPファンド」が7.88減の下落でした。
