今日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは158.65円
↓下値メドは157.35円
FF金利と2年債利回り:1.9%に拡大。1.5%以上になった時は過去40年間必ずリセッションが発生
ECB:タカ派ECBは将来「大幅利下げ」に追い込まれる可能性
豪経済:RBA利上げでも経済は堅調さ保つ見通し
米利下げ:クックFRB理事「利下げを熱烈支持する」
メキシコペソ:司法改革は同国に対する長期投資にマイナスの影響
前日の市況
1月7日(火曜)のドル/円相場の終値は158.07円。前日終値比0.44円の「円安」だった。この日のドル/円は一時、約半年ぶりの円安水準となる1ドル=158円台前半に達した。FRB(米連邦準備制度理事会)の利下げに対する慎重な姿勢が影響している。
2024年4営業日目は157.51円からスタート。
東京時間午前からじり高となり、昨年12月の高値158.08円を抜けると、一時158.42円まで上昇して昨年7月17日以来の高値(158.63円)に迫った。
日経平均株価の上げ幅が900円を超えて4万円の大台を回復したこともリスクオンのドル買い/円売りを誘発した。
この円安を懸念した財務相が介入を匂わせる発言をしたことから、夜の初め頃に157.37円まで一時的に下げたが、米国のファンダメンタルズに支えられるドル高の流れは変わらなかった。
この日NY時間に発表された米国の経済指標は良好で、FRBがさらに利下げに慎重になるとの思惑で米長期金利は約8カ月ぶりの高水準となる4.7%まで強含んだ。ドル/円も東京時間の高値に並ぶ158.42円まで円安に戻した。
ただ、トランプ次期大統領が「金利が高すぎる」と発言したことで157円台半ばまで押し戻れる場面もあった。24時間のレンジ幅は1.06円。
今週後半のドル/円 サポートとレジスタンス、ブルベア転換点
レジスタンス:
159.00円
158.88円 07/16
158.63円 07/17
157.42円 01/07
サポート:
157.36円 01/07
156.22円 01/06
156.02円 12/31
155.95円 12/20
短期:円安。高値と安値の50% =155.79円
12月15日から1月7日までの円相場は、日本銀行(日銀)が12月の政策会合で利上げを見送り、1月の利上げにも慎重な姿勢を見せたことから、日米金利差縮小の期待が後退するなかで日銀会合前の安値153.16円から
4.76円上昇して157.92円をつけた。ただ、その後は介入警戒感で155.95円まで1.97円下落した。
しかし、FRBが今後の利下げに慎重な姿勢を示したことで再び円安が強まると、1月7日までに2.47円上昇して、7月17日以来の高値となる158.42円をつけている。