※このレポートは、YouTube動画で視聴いただくこともできます。
著者の土信田 雅之が解説しています。以下のリンクよりご視聴ください。
「FOMC後の米株急落は「過剰反応」か否か?~思惑先行の相場に変化の兆しも~」
12月相場の「最大のヤマ場」とされる、日米の金融政策イベントを迎えた今週の株式市場ですが、FOMC(米連邦公開市場委員会)を通過した18日(水)の米国株市場は、主要株価指数(ダウ工業株30種平均、S&P500種指数、ナスダック総合指数)がそろって急落しました。
もう少し具体的に見て行くと、前日比でNYダウ(ダウ工業株30種平均)が2.58%安、S&P500が2.95%安、ナスダック総合指数が3.56%安といった具合に、かなりの株安だったのですが、この流れを受けた19日(木)の日本株市場では、日経平均株価が0.69%安、TOPIX(東証株価指数)は0.22%安にとどまっています。
つまり、米FOMCに対する日米の株式市場はともに下落するという初期反応だったものの、日本株よりも米国株の下落の大きさの方が際立っています。
となると、この米国株の急落が「上昇トレンドの終焉(しゅうえん)から下降転換へのきっかけ」となるのか、それとも、「急落は過剰反応で、あくまでも調整の一部」なのかが気になるところです。
そこで、今回のレポートでは、今回のFOMCのポイントと今後の米国株市場の見通しなどについて考えて行きたいと思います。
幅広く売られたFOMC後の米国株市場
まずは、米国株市場の下落について今一度確認します。
<図1>米株価指数のパフォーマンス比較(2023年末を100)(2024年12月18日時点)
上の図1は、昨年末を100とした米株価指数のパフォーマンスの推移を示したものですが、冒頭でも触れた主要3指数(NYダウ、S&P500、ナスダック総合指数)以外にも、半導体関連株で構成されるSOX指数や、中小型株で構成されるラッセル2000なども急落し、この日の米国株は幅広く売られたことが分かります。
また、この日の値動きをNYダウとナスダック総合指数の1分足でも確認していきます。
<図2>米NYダウの1分足の動き(2024年12月18日)
<図3>米ナスダック総合指数の1分足の動き(2024年12月18日)
上の図2と図3を見ても分かるように、18日(水)の取引開始後からの米国株市場は前日比で上昇する場面が目立っていたのですが、FOMCの結果が公表された14時(日本時間4時)を境に下落へ転じ、そして、その30分後に始まったパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の記者会見でさらに下落していくという展開となりました。
ちなみに、18日(水)のNYダウは前日比で1,000ドルを超える下げ幅を見せたほか、約50年ぶりの続落記録(10日間)となっています。
もっとも、今回の米FOMCについては、「0.25%の利下げが実施される一方で、今後の利下げペースが鈍化していく」という事前の予想通りの結果でした。特段のサプライズは無かったにもかかわらず、米国株市場は思っていたよりもネガティブに反応してしまった印象です。
確かに、最近までの米国株市場は世界の株式市場の中でも強さが目立っていました。例えば、ナスダック総合指数が2万pの大台を超え、史上最高値を更新したのは今週の16日(月)だったほか、S&P500やNYダウも12月のあたまに最高値を更新する場面を見せています。
このように、直近の米国株市場は高値をトライしていたムードだっただけに、FOMCを口実に売りが増え、株価の下げ幅が大きくなってしまった可能性が考えられます。
2024年の米国株市場は図2が示すように好調な状況が続いていたため、すでに多くの利益を上げた投資家は多いと思われます。12月のヤマ場となる金融政策イベントを通過したことで、ポジションを手じまって、ゆっくりとクリスマス休暇を迎えるといった行動が増えてもおかしくはありません。
もちろん、米国の株価急落には、先ほどの1分足のチャートの動きを見ても分かるように、今回のFOMC自体や、パウエルFRB議長の記者会見の内容にも理由がありそうです。







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