今日のレンジ予測

[本日のドル/円]

上値メドは154.35

下値メドは152.90円

M&A:「わが国にもっと投資して」というくせに,企業買収をしようとすると「外国人が国の資産を買うとは何事か」と文句をいう
給料:本当に重要なことは、給料アップが消費の強化につながるかどうかである
経済:破滅的な経済ナショナリズムと、建設的なローカライゼーションを区別する必要がある
中央銀行:政策は1年から1年半のラグがあることを理解するべき
南ア:ラマポーザ大統領が中国EVメーカー工場を誘致

前日の市況

 12月17日(火曜)のドル/円相場の終値は153.54円。前日終値比0.61円の「円高」だった。今週初めは、FRB(米連邦準備理事会)の利下げペース鈍化の見方や日本銀行の追加利上げ見送り観測でドル高/円安が進んだが、この日は調整で円高に動いた。

ドル/円円高・円安の中間点
出所:楽天証券作成

 2024年252営業日目は154.13円からスタートして東京時間朝に154.34円まで上昇したが、前日の高値(154.48 円)を超えることなく失速した。海外市場では日米の金融政策決定会合を控えてポジション調整と見られる動きで、未明に前日の安値(153.32円)を抜けて153.16円まで下落した。その後は153.50円前後まで戻して引けた。24時間のレンジ幅は1.18円。

FOMC参加者によるFF金利予想(2024年9月)
出所:楽天証券作成

 スラムダンクとは、バスケットボールのプレイヤーがボールを高く掲げ、力強くゴールに打ち込む動作。 一般に最も確率の高いショットであることから、確実に実行することを指す表現としても用いられる。

 今夜(日本時間19日明け方)にFOMC(連邦公開市場委員会)は政策金利を発表するが、マーケットは0.25%の追加利下げは「スラムダンク」だとして、関心は新たに公表される経済見通しとドットチャートに移っている。9月時点では来年4回の利下げが見込まれていたが、最近の米連銀総裁の発言からはその回数が減少する可能性も示唆されている。

 日本銀行は明日19日の金融政策決定会合で、政策金利の据え置きを決定する見込み。国内需要の伸び悩みや海外経済の減速を考慮し、追加利上げは急がないとの見方が強まっている。2025年以降の利上げペースについての見解が求められている。

 BOE(英中央銀行)は、19日の政策会合で、英国のインフレ指標が高止まりしていることを理由に政策金利の据え置きが予想されている。

ドル/円 サポートとレジスタンス、ブルベア転換点

レジスタンス:
155.03円    11/22
154.72円    11/25
154.49円    11/26
154.48円    12/16
154.34円    12/17

サポート:
153.16円    12/17
152.45円    12/13
151.80円    12/12
151.01円    12/11
150.90円    12/10

2024年 主要指標 終値

2024年主要指標終値
出所:楽天証券作成