日経平均は3万8,000円~4万円の往来継続
日経平均株価は、3万8,000円~4万円の往来が長期化しています。先週、一時4万円に乗せましたが、週末には3万9,470円まで反落しました。今週、重大イベントを控えていることもあり、様子見が続いています。
日経平均週足:2024年1月4日~12月13日

日米の金融政策決定会合、19日(日本時間)発表:今週の重大イベント
今週の重大イベントとして、日米の金融政策決定会合があります。
【1】12月17~18日:米国FOMC(連邦公開市場委員会)
結果発表は、日本時間で19日(木)早朝。0.25%の利下げが見込まれています。
【2】12月18~19日:日本銀行金融政策決定会合
結果発表は、日本時間で19日(木)の正午近くです。当初0.25%の利上げがあると思われていましたが、直近の情報として、政策変更なし(利上げは来年1月に先送り)の可能性が出ています。
今週の日米金融政策発表:事前の筆者予想

FRB(米連邦準備制度理事会)は、0.25%の利下げを実施するものの、パウエルFRB議長の記者会見はタカ派トーンになると考えられています。米景気が堅調で、インフレ再燃のリスクもある中、来年は利下げピッチが鈍化する可能性が示唆されるのではないでしょうか?
FRBは市場と対話して、事前に金融政策の変更を市場に織り込ませることが多く、FOMC当日に大きなサプライズが出ることはあまりありません。今回は、「0.25%の利下げをするが来年の利下げには慎重な姿勢」が示されると思います。
一方、日銀は市場との対話が不完全で、政策発表がサプライズになることがあります。今回0.25%の利上げをする可能性が示唆されていましたが、直前になって、利上げを1月に先送りして12月は何もしない可能性が出ています。