家賃と公共料金(医療費含む)以外は全て、届いた優待品で生活しているという優待名人・桐谷広人さん。現金を使わないため、どこまででも自転車で街を疾走、優待券やQUOカードでお買い物。着る服も観たい映画も全て優待でゲットする、徹底した「優待ライフ」ぶりが有名です!
トウシルでは、トウシルアンケート、X、Instagramなどで桐谷さんへの質問を大募集!
「初心者におススメ銘柄は?」という投資系の質問から、「電動自転車は買わないの?」「好きな女性のタイプは?」などプライベートに踏み込んだ質問がたくさん寄せられました。まずは桐谷さんの私生活についての質問に、答えていただきましょう!
プライベート系質問に、桐谷さんがズバリ回答!
Q1 冬に自転車に乗っていて風邪とか引かないですか? 病院代はさすがに現金ですよね?
え、自転車と風邪は関係ないですよ(笑)。自転車で困るのは夏です。すぐ汗びっしょりになっちゃう。真冬は自転車に乗ってたらぽかぽか温まるので冬のほうが平気です。あと、病院はさすがに現金で払いますよ? 私は、「家賃と公共料金以外は全て優待」という生活をしてますが、公共料金の中に医療費も含んでるつもりです。
講演や今回みたいな取材で現金の収入もあるけど、「優待で全部生活している」って言ってるから、現金を使うとうそつきになっちゃう。最初に「月曜から夜ふかし」に出たときも「優待で全生活を賄うなんて無理だ」って言われて意地になっちゃってね。当時はまだ貧乏だったんだけど「絶対できる」ってところを見せたくて、現金は本当に使わないです。
優待券で支払えない端数の60円とか70円とかはさすがに現金を出すこともありますけど…。2024年で、本当の意味で現金を使ったのは2回くらいかな…。
優待友達の杉原杏璃さんと食事に行ったとき、そこは優待が使えなかったので1万円くらい現金をはらったのと、夜ふかしのロケで妹たちと熱海に旅行に行ったときに現金を少し使いましたがそれくらいです。それ以外は本当に、優待で全部生活を賄ってますよ。
Q2 結婚されるならどんな女性がいいですか?
えー、もう75歳なんで、望み薄なんだけど(笑)、とにかくこのゴミ屋敷を一緒に片づけて食事の用意をしてくれて、いっしょに優待を楽しんでくれる女性がいいな。それと、私はとにかく美人が好きなので(笑)、美人で、優待をいっしょに楽しめる女性が希望です。
Q3 桐谷さんの夢はなんですか?
目標としては、とにかく長く、自転車で走り回りたいですね。私の父は94歳でなくなったんですが、地元に帰ったとき、90歳までは、私といっしょに自転車に乗って優待を使ってました。
交通事故にあって自転車に乗れなくなっちゃったんですけど、それがなければもっと乗っていたかもしれないですね。だから、私も90歳まで自転車に乗っていたいと思ってます。あと15年あります(きっぱり)。
Q4 桐谷さんのストレス発散方法を教えてください!
それはね、もちろん、「期限付き優待券を期限ぎりぎりで使えた」時が、最高にストレス発散になりますね(笑)。優待券が残ったまま期限切れになると、すごいモヤモヤしてイヤなんです。でも、「使えた!」っていう瞬間は一番のストレス発散になりますね。
Q5 桐谷さんが、お金で買えないものでほしいものはなんですか?
時間です! 今本当に時間がなくて。こういっちゃナンなんですが、資産はもうあるんで不足は感じない。でも本当に時間がない。
講演で全国各地を飛び回ってて、今年だけで札幌に3回行ってるんですけど、行ったらせっかくなんで観光とかしたいじゃないですか。でも次の日の予定がきちきちに詰まってて、とんぼ返りするしかなくて残念。仕事したらすぐ帰んなきゃいけない。
でも今年、岡山で講演して、翌日が倉敷で講演があったんで、ちょっと時間ができて、広島の妹に車で迎えに来てもらって、岡山を少し観光できました。
運転してたのが妹だったんで、結局妹が行きたかった「BIZEN中南米美術館」と、「瀬戸内牛窓国際交流フェスタ」と、備前焼のお店に行って、日本のエーゲ海といわれる牛窓の旅館に泊まって、観光できたのがうれしかったですね。僕は妹について行っただけなんだけど(笑)。
Q6 桐谷さんは、電動自転車に乗らないんですか?
あ、絶対イヤですね(きっぱり)。だって電動自転車だと運動にならないじゃないですか。あと、あれは重たいのが嫌ですね。私はわざと、変速機も何もついていない、普通のママチャリに乗ってるんです。あれを全力でこぐことでいい運動になるんです。
医者に歩けって言われてるんだけど、ママチャリで坂道を立ちこぎして上がってるくらいなんで、同じことなんじゃないかなと思ってます。とにかくペダルを力いっぱいこがなきゃ意味がないので、電動自転車は絶対ナシです、はい。
Q7 2024年、今年一番トクしたな、と思ったことはなんですか?
日経平均株価が4,451円下がった8月5日の大暴落です。いつも場中は寝てる時間なんだけど、あの日はなぜか偶然起きていて、たまたま寄付きを見たんですけど、スゴイ下がり方で「これはスゴイ!」と思って、下がってる銘柄を20銘柄くらいどんどん買いまくりました。
ただ、目いっぱい信用取引をしていた人にとってはたまらん1日だっただろうと心配になります。私はリーマンショックで同じ目にあったんで気持ちが分かるんです。今は長期分散投資に徹しているので、多少下がっても傷は浅いし、下がったときはいい銘柄も下がるんで、バーゲンセールだと思ってすごいトクしたなと思いました。
Q8 仕事がしたくない僕です。桐谷さんから見てどう思いますか?
えー。嫌いな仕事なんですかね? 私と同年代くらいなら、もう仕事を辞めちゃってもいいかもしれないけど、もし若いのならば、やっぱり仕事はしたほうがいいと思いますよ? 仕事で稼いだお金で専業投資家になるのも悪くないんだけど、テスタさんみたいな才能があるかっていうと、なかなかそうはうまくいかないはず。
生き残った一部の人たちが光り輝いて見えるけど、聞いた話だと、デイトレーダーの8割は、負けて撤退しちゃうっていう話なので、若いうちは仕事をしながら株の修業をしたほうがいいかもしれない。仕事を辞めたいなら、逆に仕事をがんばって種銭を増やして、働きながら投資修行をしたらどうでしょうかね。
Q9 もし生まれ変わったらどんな人生がいい?
私は将棋のプロ棋士だったんですが、高校を卒業して、18歳で上京して、プロになれたのが25歳のときでした。つまりその間、給料ナシなんです。将棋はプロになると給料が出るけど、それまでは無給です。その間、本当に貧乏で体も壊して大変な目にあいました。
でも、藤井聡太七冠や、羽生善治永世竜王は、小学生のころから養成機関に入って中学生でプロになってるんです。だから生まれ変わるとしたら、私も小学生から養成機関に入って早くプロ棋士になりたいですね。
将棋が強くなればそれで食べていきたいけど…うーん…やっぱり株もやるかもしれないですね(笑)。