気になるあの本をチェック!
会社四季報公式ガイドブック 改訂版

答えてくれた人
東洋経済新報社 出版局 編集委員 髙橋由里さん
編集者ってどんな人たち?
会社四季報編集部(編)
年に4回発売される投資雑誌『会社四季報』の制作部隊。人数は非公開。不出来な原稿は容赦なく何度でも突き返す、記者にとっては怖くも頼りがいのある編集者集団です。
どんな人にオススメ?
・投資初心者の方
・会社四季報を見るのが苦手な方
・投資が上手になりたい方
・初心者から脱してレベルアップしたい方
初心者の方向けに作られています。『会社四季報』を開くと数字と文字ばかりでクラクラする……というあなたも、本書を読めば「ざっくり」「大枠」がつかめるようになるはずです。もちろん中級者以上の方にとっても、「この数字にはこんな意味があったのか」など、新たな発見があると思います。
この本の、ここが読みどころ!
[1]唯一の公式本!
「唯一の公式本」である点が最大の特徴です。会社四季報をネタにした本は世の中にたくさんありますが、会社四季報編集部が書き下ろした本はこれしかありません。
[2]項目ごとに見方を整理!
昔から、会社四季報は「幕の内弁当」だといわれます。確かに、ご飯、おかず、お漬物などが枠の中に行儀よく収まっているように、投資情報がいくつかのブロックに分かれて収容されています。本書でも各項目ごとに、わかりやすくステップを踏みながら説明していきます。
[3]銘柄選びが上手になる!
本の後半では銘柄選びの勘所を具体的に紹介していますので、実践的な内容です。
集者の制作秘話
会社四季報のセールスポイントである「独自業績予想」「業績記事」について大幅に内容を増やしました。レイアウトも横書きから縦書きへ変更し、読みやすくしたつもりです。
逆に変えなかったのは表紙の色です。書店さんでも、うちの会社内でも「会社四季報のあの黄色い本ね」という感じで定着しているので、今回も黄色にしました。
「そもそもなんで黄色なんですか?」とよく聞かれるのですが、実は会社四季報は年4回それぞれ赤・緑・青・橙と表紙の色が決まっており、それ以外となると黄色くらいしかなかったというのが裏話です。