1月株主優待 人気ランキング
順位 | コード | 銘柄名 | 優待品例 | 優待発生金額 |
---|---|---|---|---|
1 | 2353 | 日本駐車場開発 | 自社施設利用券 | 227,000 |
2 | 2590 | ダイドーグループHD | 自社グループ商品詰め合わせなど | 3,530 |
3 | 9166 | GENDA | 施設利用クーポン |
264,800 |
4 | 3415 | TOKYO BASE | 商品割引券 | 31,600 |
5 | 3169 | ミサワ | 優待品 | 204,300 |
6 | 3246 | コーセーアールイー | QUOカード | 71,100 |
7 | 3463 | いちごホテルリート投資法人 | 観戦チケットなど | 144,600 |
8 | 3418 | バルニバービ | 食事券など | 106,700 |
9 | 7683 | ダブルエー | 靴など一足無料券 | 135,300 |
10 | 7590 | タカショー | 自社ポイントなど | 45,400 |
※1 優待発生金額 =2024年12月5日終値の株価 × 優待獲得最低株数で計算した金額です。 |
最新の情報は、楽天証券の「株主優待検索」>>
このランキングは楽天証券で優待を保有されているお客さまの人数が2024年12月3日時点で多い順番です。 この記事は銘柄を推奨するものではありません。 売建可能数量や日歩は、楽天証券にログインいただくとご覧いただけます。 2024年12月5日時点の終値や数値を、楽天証券Webサイトから採取して記載しています。 配当利回りは、楽天証券HPの会員ログイン後の銘柄ページより採用しておりますが、市況により変動するため、必ずご自身でご確認くださいませ。 |
1月の株主優待銘柄は30銘柄!
2025年初の1月優待は、1月29日(水)が権利付き最終日、1月30日(木)が権利落ち日、1月31日(金)が権利確定日で土日をはさまない最短スケジュールです。
1月29日(水)までに優待株を購入して翌30日(木)まで保有し続けると優待の権利を獲得できます。
1月優待株は30銘柄と1年で最も少ない優待月になります※。
※楽天証券 株主優待検索より
優待銘柄自体も小粒なものや業績不振で株価が低迷しているものも多いですが、魅力的な施設利用優待や外食企業の飲食優待もあるのでピンポイントで狙いたいところ。
1月優待は見送って、小売・外食企業の人気優待が勢ぞろいする2月(137銘柄※)、1年で最も多い3月(783銘柄※)の優待株を前もって仕込む時期に充てるのもいいでしょう。
※楽天証券 株主優待検索より
人気ランキング10位以下の外食系優待には以下のような企業もあります。
- 焼き鳥居酒屋「鳥貴族」を運営するエターナルホスピタリティグループ(1月・7月末に100株で1,000円分の食事優待電子チケット)
- 「肉汁餃子のダンダダン」運営のNATTY SWANKYホールディングス(1月・7月末に100株以上で一律、「お食事券1,000円」10枚(1万円分)。テイクアウトにも利用可)
- 濃厚豚骨スープの「ラーメン山岡家」を経営する丸千代山岡家(1月・7月末に100株でラーメン無料券2枚、お米2kg、乾麺セット1個のいずれか)
- 「ステーキのあさくま」運営のあさくま(1月末に100株以上で4,000円分の食事券。7月末は3万2,184円相当のおせち料理など豪華商品の抽選権。抽選に漏れた場合でも食事券3,000円分贈呈)
今回1月優待の実際の人気順位1位は積水ハウス(1928)です。優待内容は1月末に1,000株保有で「魚沼産コシヒカリ(新米)」5kgですが、1,000株取得には360万円もの高額な投資金額が必要のため除外しています。
1月の優待新設・拡充銘柄に注目!
1月の優待株には、2024年6月に優待新設を発表し、今回ランキング5位に初登場したアミューズメント施設運営のGENDA(9166)、2024年8月に優待拡充を発表した10位のダブルエー(7683)など優待新設・拡充銘柄が目立ちます。
2銘柄とも業績好調で株価も上昇中です。
ランキング外ではトランクルーム運営のストレージ王(2997)も2024年7月末株主に100株以上保有で一律、QUOカード2,000円分の上場3年目の記念株主優待を実施。
今回2025年1月末からは、1月末に100株保有でQUOカード3,000円分と同社のトランクルーム割引券2,000円分が贈呈される通常の株主優待制度が新設されます。1年以上継続保有するとQUOカード4,000円分、トランクルーム割引券3,000円分に増額されます。
同社も小幅ながら増収増益が続き、2024年6月18日の優待新設発表以降は株価が急騰しました。
業績をともなっていないと株価の長期的上昇は見込めないものの、優待新設・拡充で人気が高まり、株価の高止まりが見込めそうな銘柄もあるので積極的に注目してみるのもいいでしょう。
1位:日本駐車場開発(2353)
権利付き最終月:1月、7月[貸借銘柄] 株価:227円(2024年12月5日終値) 配当利回り:2.42% 優待獲得株数:1,000株以上 優待内容:1月のみ、1,000株以上で自社グループ会社リフト利用割引券6枚、「菅平高原ホテルダボスタカシマヤ」宿泊10%割引券2枚、「那須高原TOWAピュアコテージ」宿泊券2枚。1万株以上で「那須高原TOWAピュアコテージ」築浅貸別荘またはリノベーション済み客室への優先案内、別荘地内覧ツアー その他条件:自社グループ会社リフト利用割引券は1枚につき5名まで利用可、紙と電子チケットで上記枚数の半数ずつを発行。「菅平高原ホテルダボスタカシマヤ」宿泊10%割引券は電子チケット、1枚につき5名まで利用可。「那須高原TOWAピュアコテージ」宿泊券は電子チケット、1枚につき3名まで利用可。「那須高原TOWAピュアコテージ」築浅貸別荘またはリノベーション済み客室への優先案内、別荘地内覧ツアーは電子チケットの宿泊券利用時に限る 最新情報は企業HPからご確認ください |
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1月優待株の人気第1位は商業施設などの駐車場を運営管理する日本駐車場開発。
1月末の株主には1,000株(投資金額22万7,000円)保有で、同社の子会社・日本スキー場開発(6040)が運営するリフトおよびアクティビティ割引券が紙3枚、電子チケット3枚、合計6枚贈呈される他、栃木県の「那須ハイランドパーク」内にある「TOWAピュアコテージ」平日限定宿泊招待券(先着順)の電子チケット2枚などが贈られます(2024年1月末実績)。
7月末には500株(投資金額11万3,500円)保有で、時間貸駐車場1日料金30%割引券3枚の他、スキー場のリフトやテーマパークの割引券が贈られます(2024年7月末以降は全て電子チケット)。
同社はインバウンド(訪日外国人)需要で傘下のスキー場事業や栃木県那須中心のテーマパーク事業が好調です。本業の国内月極駐車場の契約数も順調に伸び、前期2024年7月期は過去最高の売上高や利益を達成。今期2025年7月期も業績拡大が続きそうです。
株価も緩やかではあるものの2024年2月安値170円台から227円まで上昇。
増配が続き予想配当利回りが2.42%に対する高配当株としての魅力も高まっています。
2位:ダイドーグループHD(2590)
権利付き最終月:1月、7月[貸借銘柄] 株価:3,530円(2024年12月5日終値) 配当利回り:0.85% 優待獲得株数:1株以上 優待内容:1株以上で自社グループ商品の優待価格販売。1月のみ、200株以上で6,000円相当の株主優待品 その他条件:株主優待品は200株以上を6カ月以上継続保有(7月・1月の株主名簿に同一株主番号で連続2回以上記載)の株主のみに贈呈 最新情報は企業HPからご確認ください |
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第2位は自動販売機に強い飲料メーカーのダイドーグループホールディングス。
1月20日時点で200株(投資金額70万6,000円)以上を半年以上継続保有すると6,000円相当の自社グループ商品詰め合わせが贈られます。
それとは別に1月・7月20日時点に1株以上保有で自社グループ商品の優待価格販売が実施されています。
今回の同社優待の権利付き最終日は2025年1月16日(木)になります。
同社は国内の飲料自動販売機が値上げの影響で停滞しているものの、トルコを中心にポーランド、英国、中国に拠点を持つ海外飲料事業が躍進しています。
2024年11月26日に発表した2025年1月期第3四半期決算は累計営業利益が前年同期比10%超の増益となり、通期予想を上回って着地。
株価も決算発表後には年初来高値を更新するなど急上昇中です。
業績好調にもかかわらず株主配当を1株30円に据え置いており(予想配当利回りは0.85%)、増配など積極的な株主還元策に対する期待感もあります。
3位:GENDA(9166)
権利付き最終月:1月、7月[信用銘柄] |
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第3位はアミューズメント施設「GiGO」など運営するGENDAが初ランクイン。
同社は2024年6月11日に優待新設を発表。1月・7月末に100株を半年以上継続保有すると、同社運営の「GiGOグループのお店」および「カラオケBanBan」で使えるクーポン2,000円分が贈呈されます。
今回2025年1月末に株式を6カ月以上継続保有した株主に対して初めて優待が実施されます。
同社は2023年7月28日に新規上場した新興エンターテインメント企業で国内、海外で積極的なM&A(買収や合併)を繰り返して急成長中。
2024年6月には米国約8,000カ所にスタッフの常駐しないゲームコーナー、ミニロケ事業を展開する米国企業を買収するなど、日本のアニメ、漫画人気を生かした海外展開も有望です。
株価も上り調子で2024年11月には上場来高値3,140円を更新。急成長が続く間は株価の持続的な上昇が見込めそうです。
4位:TOKYO BASE(3415)
権利付き最終月:1月[貸借銘柄] 株価:316円(2024年12月5日終値) 配当利回り:1.27% 優待獲得株数:100株以上 優待内容:100株以上で2,000円分、1,000株以上で8,000円分、5,000株以上で1万5,000円分の株主優待券 その他条件:自社運営オンラインストア・国内店舗で利用可。2年以上継続保有の場合金額は2倍 最新情報は企業HPからご確認ください |
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第4位は「STUDIOUS」などのブランドを持つアパレル小売りのTOKYO BASE。
同社は2024年10月15日に株主優待制度の変更を発表。これまでは1月末に100株保有で、店舗、オンラインストアで利用できる10%割引券(電子)2枚贈呈でしたが2,000円分の買い物券に変更されました。
2年以上継続保有すると4,000円分に増額される長期保有優待も導入されました。
同社はインバウンド需要による正規価格での販売が軌道に乗り、前期の2024年1月期に黒字転換。今期も最終利益が2.2倍増の収益回復を見込んでいます。
株価は優待制度の変更を好感して上昇したものの、いまだ316円と底ばい圏にあります。今後も業績回復が続くようなら株価の本格的な反転上昇に期待できるかもしれません。
5位:ミサワ(3169)
権利付き最終月:1月[信用銘柄] 株価:681円(2024年12月5日終値) 配当利回り:1.17% 優待獲得株数:300株以上 優待内容:300株以上で5,000円相当の優待品または5,000円分の優待券 その他条件:優待品は株主限定商品より選択。優待券は自社店舗(一部除く)・オンラインショップで利用可。100株以上300株未満を3年以上継続保有した株主にも贈呈 最新情報は企業HPからご確認ください |
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第5位は家具、カーテン、雑貨などを販売する「unico」を展開するミサワ。
1月末に300株(投資金額20万4,300円)以上保有もしくは100株を3年以上保有している株主に、unicoオリジナルタオルセットなどの自社商品や「unico」の店舗、オンラインショップで使える優待券5,000円分などから1点選べます。
同社は円安による輸入品価格の高騰や実店舗の営業不振で前期2024年1月期が大幅減益になるなど業績低迷が続いています。
今期2025年1月期はECショップの販売増や値上げ効果もあって業績回復を見込んでいますが、株価は2021年以降、700円台の壁をなかなか突破できず横ばいで推移。
業績のさらなる回復を待ってから購入したほうがいいかもしれません。